DAILY KOREAN PRO BASEBALL 2

1982年に発足し、2024年時点で10球団が加盟する韓国野球委員会(KBO)による韓国のプロ野球リーグ(通称KBOリーグ)に関するブログ。レギュラーシーズン、ポストシーズン(韓国シリーズなど)の試合速報や球団別の情報、現役プロ選手が含まれる野球韓国代表が出場する国際大会の情報などもお伝えします。 twitter : @kbodigest

   サムソン、史上初の4年連続公式戦優勝

LG 3−5 サムソン  (大邱
(勝)アン・ジマン 5勝3敗1S  (セーブ)イム・チャンヨン 5勝4敗31S  (敗)ユ・ウォンサン 4勝5敗
本塁打) サムソン : ナバーロ 31号
 サムソンは3回裏、LGの先発リオーダンから2番パク・ハニ、3番チェ・テインのタイムリーで3点を先制した。LGは6回表、サムソンの先発ユン・ソンファンから4番イ・ビョンギュ(背番号7)の内野ゴロの間に1点を返し、その裏2番手シン・ジェウンが登板した。すると7回表、サムソンの2番手チャ・ウチャンから代打スナイダーのタイムリーで1点差とし、3番手アン・ジマンの暴投で3-3の同点に追いつき、その裏3番手シン・ジョンナクも無失点に抑えた。
 サムソンは8回裏、LGの4番手ユ・ウォンサンから1番ナバーロの本塁打で1点を勝ち越すと、代わったLGの5番手イ・ドンヒョンから途中出場の6番の大卒新人キム・ジェヒョンがプロ初打点となる押し出しの死球を受け1点を追加した。その後アン・ジマン、イム・チャンヨン(元東京ヤクルト)の継投で相手の反撃を断ち、サムソンがプロ野球史上初となる公式戦4年連続優勝を達成した。これにより2010年以降5年連続出場となった11月4日開幕予定の韓国シリーズで、プレーオフ(ネクセン−準プレーオフ勝者)の勝者と対戦することになった。4位LGは同点に追いつく粘りを見せたが接戦を落とし、勝率5割を切ってしまった。


ネクセン 7−6 ロッテ  (釜山・社稷
(勝)チョ・サンウ 6勝2敗  (セーブ)ソン・スンナク 3勝5敗32S  (敗)ユーマン 12勝10敗
本塁打) ネクセン : パク・ピョンホ 52号、カン・ジョンホ 39号  
 ネクセンは1回表、ロッテの先発ユーマンから5番カン・ジョンホ、6番キム・ミンソンのタイムリーで3点を先制した。ロッテは1回裏、ネクセンの先発ムン・ソンヒョンから5番パク・チョンユン、6番ムン・ギュヒョンのタイムリーで3-3の同点に追いつき、ムン・ソンヒョンをノックアウトした。さらに2回裏、ロッテの3番手キム・デウから1番ファン・ジェギュン、3番ソン・アソプのタイムリーで3点を勝ち越し逆転した。ネクセンは5回表4番パク・ピョンホの3ランで6-6の同点に追いつき、5番カン・ジョンホの本塁打で7-6と逆転しユーマンをノックアウトした。ロッテはチェ・デソン、ぺ・ジャンホ、イ・ジョンミンの継投で追加点を与えなかった。
 ネクセンは5回以降チョ・サンウ、ハン・ヒョンヒィ、守護神ソン・スンナクの継投で相手の反撃を断ち勝利した。サムソンが公式戦優勝を決めたため、ネクセンの公式戦2位が確定し、10月27日からプレーオフに出場して準プレーオフ(NC-公式戦4位)の勝者と対戦する。打線ではカン・ジョンホが1本塁打3打点と活躍。またソ・ゴンチャンは1安打でシーズン安打数を199に伸ばし、プロ野球史上初となるシーズン200本安打にあと1本と迫った。7位ロッテは先発ユーマンが5回途中7失点と崩れてしまった。
 

SK 3−6 トゥサン  (ソウル・蚕室)
(勝)イ・ジェウ 1勝2敗  (敗)ムン・グァンウン 1勝2敗
本塁打) トゥサン : ホン・ソンフン 20号
 トゥサンは1回裏、SKの先発ムン・グァンウンから3番キム・ヒョンスのタイムリーや相手のエラーで2点を先制した。SKは3回表、トゥサンの先発イ・ジェウから5番イ・ジェウォンの犠牲フライで1点を返した。トゥサンは3回裏6番チェ・ジュファンのタイムリーで1点、4回裏、SKの2番手イ・ジェヨンの暴投で1点を追加した。さらに6回裏、SKの4番手イ・サンベクから4番ホン・ソンフンの2ランでリードを広げた。
 SKは8回表、トゥサンの4番手オ・ヒョンテクから途中出場の9番シン・ヒョンチョルのタイムリーで1点、9回表、トゥサンの6番手ピョン・ジンスから6番イム・フンの内野ゴロの間に1点を返したが、反撃もここまでで6位トゥサンが勝利した。5回を1失点に抑えたイ・ジェウが勝利投手。5位SKは先発ムン・グァンウンが4回途中4失点で降板し、エラーや暴投で自滅してしまった。