イースタンリーグ ４−２ ウェスタンリーグ （浦項）
[勝] オ・ヒョンテク(トゥサン) [セーブ] オ・スンファン（サムソン） [敗] ソン・チャンシク(ハンファ)
[本塁打] イースタン ： チョン・ジュヌ(ロッテ) ウェスタン ： キム・ヨンウィ(ＬＧ)
浦項で初の開催となった2013年プロ野球オールスター戦は、試合開始前にバント王コンテストやパーフェクトピッチコンテストといったイベントがあり、それぞれシン・ボンギ(ロッテ)、オ・スンファン(サムソン)が優勝した。その他のセレモニーなどを終え、試合はイースタンリーグ(サムソン・ＳＫ・トゥサン・ロッテ)の先発はソン・スンジュン(ロッテ)、ウェスタンリーグ(キア・ネクセン・ＬＧ・ハンファ・ＮＣ)の先発はリズ(ＬＧ)で始まった。特にＬＧは現在2位と好成績である勢いで、ウェスタンリーグのファン投票選出選手11名(投手は先発・救援の2名)を独占したため、負傷で辞退した捕手のヒョン・ジェユンの代役キム・テグン(ＮＣ)を除いて、残りの先発メンバーはすべてＬＧの選手だった。
ＬＧが主役となりそうな雰囲気の中、2回裏キム・ヨンウィ(ＬＧ)がソン・スンジュンから2ランを打ち、ウェスタンリーグに先制点をもたらした。ウェスタンリーグ先発のリズ(ＬＧ)は1回表、2番手チャーリー(ＮＣ)は2回表をそれぞれ無失点に抑えた。イースタンリーグは3回表、ウェスタンリーグの3番手イ・ジェハク(ＮＣ)から9番シン・ボンギ(ロッテ)のタイムリーで1点を返した。
イースタンリーグは4回以降セッドン(ＳＫ)、キム・ソンベ(ロッテ)、オ・ヒョンテク(トゥサン)、ウェスタンリーグはカン・ユング(ネクセン)、キム・ヒョンミン(ハンファ)の継投で無失点を続けた。イースタンリーグは7回表、ウェスタンリーグの6番手ソン・チャンシク(ハンファ)から7番チョン・ジュヌ(ロッテ)の2ランで3‐2と逆転した。
イースタンリーグは8回表、ウェスタンリーグの7番手ソン・スンナク(ネクセン)から途中出場の2番イ・ジョンウク(トゥサン)のタイムリーで1点を追加した。ウェスタンリーグも8番手ポン・ジュングン(ＬＧ)が無失点に抑えたが、イースタンリーグはパク・ヒィス(ＳＫ)、アン・ジマン(サムソン)、オ・スンファン(サムソン)の継投で相手の反撃を断ち、見事に2年連続の勝利を収めた。
(2回裏先制2ランを打ったキム・ヨンウィ。)
(スパイダーマンのヘルメットをかぶったシン・ボンギ。)
(逆転決勝2ランを打ち、オールスター戦MVPを受賞したチョン・ジュヌ。)
オールスター戦MVPことミスターオールスターは、3安打1本塁打2打点と活躍し、7回表逆転決勝2ランを打ったチョン・ジュヌ(ロッテ)が受賞した。チョン・ジュヌは2008年フューチャースオールスター戦でもMVPを受賞していて、両方のオールスターでMVPに輝いた史上初の選手となった。なお、ロッテからのオールスター戦MVPは、全球団最多の14度目で、2012年のファン・ジェギュン(ロッテ)に続いて2年連続となった。その他優秀打者賞は先制2ランを打ったキム・ヨンウィ(ＬＧ)、優秀投手賞は6回から7回途中まで無失点に抑え勝利投手となったオ・ヒョンテク(トゥサン)が受賞した。
一夜限りのプロ野球の夏の祭典は、試合終了後に打ち上げられた無数の花火とともに幕を閉じた。プロ野球公式戦は、7月23日(火)より再開される。
（文責 : ふるりん）
