DAILY KOREAN PRO BASEBALL 2

1982年に発足し、2024年時点で10球団が加盟する韓国野球委員会(KBO)による韓国のプロ野球リーグ(通称KBOリーグ)に関するブログ。レギュラーシーズン、ポストシーズン(韓国シリーズなど)の試合速報や球団別の情報、現役プロ選手が含まれる野球韓国代表が出場する国際大会の情報などもお伝えします。 twitter : @kbodigest

  2位LG6連勝、6位ロッテ5連敗

 18日フューチャースオールスター戦、19日オールスター戦がそれぞれ浦項で開催されるため、次の公式戦は7月23日(火)となる。


LG 5−3 ロッテ (釜山・社稷
(勝)シン・ジョンナク 4勝4敗  (セーブ)ポン・ジュングン 7勝20S  (敗)ソン・スンジュン 4勝4敗
本塁打) LG : オ・ジファン 8号  ロッテ : ソン・アソプ 5号
 LGは1回表、ロッテの先発ソン・スンジュンから5番イ・ビョンギュ(元中日、背番号9)のタイムリーで1点を先制し、3回表4番イ・ビョンギュ(背番号7)のタイムリーで1点を追加した。LGの先発シン・ジョンナクはなんとか無失点に抑え、6回途中から2番手イ・サンヨルに交代した。LGは8回表、ロッテの3番手チョン・デヒョンから7番オ・ジファンの2試合連続本塁打となる3ランでリードを広げた。
 ロッテは9回裏、LGの3番手ウ・ギュミンから3番ソン・アソプの本塁打で1点を返すと、LGの守護神ポン・ジュングンから代打キム・サンホの2点タイムリーで2点差としたが、2位LGが逃げ切り6連勝と勢いが止まらない。6回途中まで無失点に抑えたシン・ジョンナクが4勝目。打線では1番パク・ヨンテクが3安打と活躍。6位ロッテはチャンスを生かしきれず5連敗で、上位争いから後退し始めている。


(8回表オ・ジファンが2試合連続本塁打を打つ。)


ネクセン 9−10 SK (仁川・文鶴)
(勝)チン・ヘス 1勝2敗  (セーブ)パク・ヒィス 1勝13S  (敗)ソン・スンナク 2勝2敗24S
本塁打) ネクセン : ムン・ウラム 2号、キム・ミンソン 5号、ソ・ドンウク 2号  SK : チョン・グヌ 7号、ハン・ドンミン 7号  
 ネクセンは2回表、SKの先発セッドンから8番ユ・ハンジュン、1番ムン・ウラムのタイムリーで2点を先制した。SKは4回裏、ネクセンの先発バンヘッケンから相手の暴投、1番チョン・グヌの2ランで3‐2と逆転した。ネクセンは5回表4番パク・ピョンホ、6番カン・ジョンホのタイムリーで4-3と逆転しセッドンをノックアウトすると、代わったSKの2番手ユン・ギルヒョンからユ・ハンジュンのタイムリーで1点を追加した。SKは5回裏、ネクセンの2番手キム・ヨンミンから代打ハン・ドンミンの3ランで逆転した。
 ネクセンは8回表、SKの4番手ユン・ヒィサンからムン・ウラム、3番キム・ミンソンの本塁打で7-6と逆転すると、代わったSKの5番手チョン・ユスから代打ソ・ドンウクの2ランでリードを広げた。SKは8回裏、ネクセンの守護神ソン・スンナクから4番パク・チョングォンへの押し出しの四球、5番イ・ジェウォン、6番キム・ガンミンのタイムリーで4点を奪い逆転した。最後は7番手パク・ヒィスが抑え、7位SKが乱打戦を制した。8回裏6番手として登板したチン・ヘスがSK移籍後初勝利。打線では決勝タイムリーを打ったキム・ガンミンが3安打1打点と活躍。3位ネクセンはまさかの守護神の乱調で痛い星を落とした。打線ではキム・ミンソンが3安打1本塁打1打点と活躍。 


(8回裏キム・ガンミンが決勝タイムリーを打つ。)


NC 0−4 トゥサン (ソウル・蚕室)
(勝)ニッパート 10勝4敗  (敗)アダム 4勝7敗
 トゥサンは1回裏、NCの先発アダムから3番キム・ヒョンスの犠牲フライで1点を先制し、2回裏8番ヤン・ウィジのタイムリーで1点を追加した。さらにトゥサンは4回裏、NCの2番手エリックから6番オ・ジェウォンの犠牲フライで1点を追加し、先発ニッパートも無失点の好投を続けた。8回裏にも5番ホン・ソンフンのタイムリーで1点を追加した。
 8回以降チョン・ジェフン、オ・ヒョンテクの継投で相手の反撃を断ち、4位トゥサンが3連勝となった。7回を無失点に抑えたニッパートは最多勝争い単独トップの10勝目で、2011年以降3年連続2桁勝利を記録した。8位NCはアダムだけでなく先発要員のエリックまで投げさせたが、打線が完全に抑えられてしまった。


ハンファ 2−6 キア (光州)
(勝)ユン・ソンミン 2勝3敗  (敗)キム・ヒョンミン 5勝8敗
本塁打) キア : ナ・ジワン 13号
 キアは1回裏、ハンファの先発キム・ヒョンミンから相手のエラー、5番イ・ボムホ(元福岡ソフトバンク)、6番アン・チホンのタイムリーで3点を先制した。ハンファは5回表、キアの先発ユン・ソンミンから8番の大卒新人チョ・ジョンウォンのタイムリーで1点を返したが、キアは5回裏相手の暴投、4番ナ・ジワンの2ランで3点を追加し、キム・ヒョンミンをノックアウトした。ハンファはこのあと大卒新人ソン・チャンヒョン、高卒新人チョ・ジフンの継投で追加点を与えなかった。
 ハンファは9回表、キアの4番手ソン・ウンボムから4番キム・テギュン(元千葉ロッテ)の併殺打の間に1点を返したが、反撃もここまでで5位キアが快勝した。6回を1失点に抑えたユン・ソンミンは2勝目。最下位ハンファは先発キム・ヒョンミンが5回途中6失点で降板し、打線も繋がらなかった。