ロッテは17日、2013年シーズンの新外国人選手として、スコット・リッチモンド投手(33)と年俸20万ドル、ボーナス10万ドルの総額30万ドルで契約した。
カナダ出身の右腕リッチモンドは米国メジャーリーグのドラフトにかからなかったため、カナダの独立リーグでプレーした。その後トロントブルージェイズにテスト入団し、2008年初めてメジャーリーグに昇格し初勝利をあげた。2009年には先発で活躍し8勝を記録した。しかしその後は故障もあり十分に活躍できず、2012年シーズンはブルージェイズで3試合に登板、勝敗なし、防御率6.00の成績で終わっている。ブルージェイズ傘下のAAA級マイナーリーグでは27試合に登板、11勝7敗、防御率5.61の成績を残した。メジャーリーグ通算4年間の成績は36試合に登板、9勝14敗、防御率5.27。AAA級マイナーリーグでの通算成績は64試合に登板、19勝21敗、防御率5.76。
なお、リッチモンドはカナダ代表として2009年WBC(ワールドベースボールクラシック)にも選ばれたが、試合には登板していない。2011年にはカナダ代表として野球ワールドカップ、パンアメリカン大会に出場している。だが2013年WBCには出場しない見込み。これで2013年シーズンのロッテの外国人選手枠2名は、先日再契約したユーマン、リッチモンドとともに投手となった。