DAILY KOREAN PRO BASEBALL 2

1982年に発足し、2024年時点で10球団が加盟する韓国野球委員会(KBO)による韓国のプロ野球リーグ(通称KBOリーグ)に関するブログ。レギュラーシーズン、ポストシーズン(韓国シリーズなど)の試合速報や球団別の情報、現役プロ選手が含まれる野球韓国代表が出場する国際大会の情報などもお伝えします。 twitter : @kbodigest

  3対3の大型トレード発表

 サムソンとLGは14日、3対3の大型トレードを発表した。サムソンからはヒョン・ジェユン捕手(33)、ソン・ジュイン内野手(29)、キム・ヒョナム投手(29)、LGからはキム・テワン内野手(31)、チョン・ビョンゴン内野手(24)、ノ・ジニョン投手(22)がそれぞれ移籍する。
 2011年シーズンオフ、10年以上正捕手を務めたチョ・インソンがFA(フリーエージェント)でSKへ移籍し、LGは2012年シーズン正捕手不在で苦しんだ。さらにシーズンオフ、若手捕手のキム・テグンが特別指名で新球団NCへと移籍してしまい、捕手の層がさらに薄くなっていた。そこでサムソンで入団後11年間控え捕手として活躍してきたが、2012年シーズンは若手イ・ジヨンの成長などで1軍出場がなかったヒョン・ジェユンをトレードで獲得した。さらにLGは内野のユーティリティープレイヤーで経験豊富なソン・ジュインも獲得し、内野の層を厚くした。ソン・ジュインの2012年シーズンの成績は96試合に出場、打率.247、0本塁打、17打点、1盗塁。右腕キム・ヒョナムは伸び悩んでいるが、1次ドラフトでの入団と素質は十分である。
 キム・テワンは2004年LG入団後、主に内野の控えとして活躍し、2012年シーズンは58試合に出場、打率.220、2本塁打、14打点、0盗塁の成績だった。チョン・ビョンゴンは2012年シーズン1軍出場はなかったが、今後に期待が持てる若手内野手である。サイドハンド右腕のノ・ジニョンは2009年、1軍で16試合に登板して以降出番がないが、まだ若いだけにこちらも成長に期待したい。