DAILY KOREAN PRO BASEBALL 2

1982年に発足し、2024年時点で10球団が加盟する韓国野球委員会(KBO)による韓国のプロ野球リーグ(通称KBOリーグ)に関するブログ。レギュラーシーズン、ポストシーズン(韓国シリーズなど)の試合速報や球団別の情報、現役プロ選手が含まれる野球韓国代表が出場する国際大会の情報などもお伝えします。 twitter : @kbodigest

   首位サムソン5連勝  4位SK5連敗

サムソン 4−1 LG   (ソウル・蚕室)
(勝)チャ・ウチャン 3勝5敗  (セーブ)オ・スンファン 1勝1敗17S  (敗)キム・グァンサム 4勝4敗
 サムソンの先発チャ・ウチャン、LGの先発キム・グァンサムは4回まで無失点の好投を続けていたが、サムソンは5回表1番ペ・ヨンソプのタイムリーで2点を先制した。さらに7回表、LGの3番手イ・ドンヒョンから2番手パク・ハニのタイムリーで2点を追加した。LGは8回裏3番チェ・ドンスの犠牲フライで1点を返し、ここでサムソンは2番手クォン・オジュンに交代しピンチをしのいだ。
 最後は守護神オ・スンファンが抑え、2011年の韓国シリーズの覇者である首位サムソンが5連勝で徐々にその地力を発揮しだした。8回途中まで1失点に抑えたチャ・ウチャンが3勝目。打線では8番チョン・ヒョンシクが3安打と活躍。7位LGはサムソン投手陣の前に歯が立たず、勝率5割から徐々に遠ざかっている。


SK 3−5 ロッテ   (釜山・社稷
(勝)サドースキー 5勝2敗  (セーブ)キム・サユル 1勝2敗21S  (敗)ブッシュ 2勝2敗
本塁打) SK ; チョン・グヌ 6号、チェ・ジョン 17号
 SKは3回表、ロッテの先発サドースキーから1番チョン・グヌの本塁打で1点を先制した。ロッテは4回裏、SKの先発の新外国人ブッシュから7番ファン・ジェギュンへの押し出しの四球、8番ムン・ギュヒョンのタイムリーで3−1と逆転し、ブッシュをノックアウトした。ロッテは5回裏、SKの2番手チェ・ヨンピルから4番ホン・ソンフンのタイムリーで1点、6回裏、SKの3番手オム・ジョンウクから9番ヨン・ドカンのタイムリーで1点を追加した。
 SKは7回表8番イム・フンのタイムリーで1点を返し、ここでロッテは2番手チェ・デソンに交代した。さらに8回表、ロッテの4番手キム・ソンベから3番チェ・ジョンの本塁打で1点を返したが、その後カン・ヨンシク、守護神キム・サユルの継投で相手の反撃を断ち、2位ロッテが首位サムソンに食らいついている。キム・サユルはセーブ王争いトップタイの21セーブ目。7回途中まで2失点に抑えたサドースキーが5勝目。SKは先発ブッシュが4回途中でノックアウトされ、打線も一発以外で得点できず5連敗で、ハンファに勝ったネクセンと同率4位に並ばれてしまった。


トゥサン 0−1 キア  (光州)
(勝)ユン・ソンミン 5勝3敗  (セーブ)チェ・ヒャンナム 2S  (敗)キム・ソヌ 2勝4敗
 試合はトゥサンの先発キム・ソヌ、キアの先発ユン・ソンミンの投手戦となり、互いに無得点が続いた。キアは3回裏連打で3塁まで進んだが無得点で、トゥサンもなかなかチャンスを作れなかった。トゥサンは8回表3塁まで走者を進めたが、ここで併殺打とチャンスを生かせなかった。するとキアはその裏、エラーをきっかけにチャンスをつくり1番イ・ヨンギュのタイムリーで1点を先制し均衡を破った。
 最後は41歳の球界最年長選手チェ・ヒャンナムが無失点に抑え、キアが完封リレーで1点を守りきり、再び勝率を5割に戻した。8回を無失点に抑えたユン・ソンミンが5勝目。3位トゥサンは1失点で完投したキム・ソヌを援護できず、連勝が5で止まった。


(5勝目をあげたユン・ソンミン。)


ハンファ 5−10 ネクセン   (ソウル・木洞)
(勝)バンヘッケン 6勝2敗  (敗)ヤン・フン 3勝7敗
本塁打) ハンファ : キム・テギュン 9号、チョン・ボムモ 3号、イ・ヨサン 1号  ネクセン : キム・ミンソン 2号
 ネクセンは1回裏、ハンファの先発ヤン・フンから2番チャン・ギヨンのタイムリー、7番キム・ミンソンの犠牲フライなどで3点を先制した。ハンファは2回表、ネクセンの先発バンヘッケンから4番キム・テギュン(元千葉ロッテ)の本塁打で1点を返した。しかしネクセンは2回裏、ハンファの2番手の新外国人ショーン・ヘンから相手のエラー、3番イ・テックンのタイムリーで2点を追加した。ハンファは3回表8番チョン・ボムモの本塁打で1点を返したが、ネクセンは4回裏、ハンファの3番手チョン・ミンヒョクから相手のエラーで1点を追加し、5回裏キム・ミンソンの3ランでリードを広げた。
 ネクセンは5回裏、ハンファの5番手ソン・チャンシクから4番パク・ピョンホの犠牲フライで1点を追加し、ハンファは7回表9番イ・ヨサンの3ランで反撃した。8回以降は2番手チャン・ヒョフンが抑え、ネクセンがロッテに敗れたSKと並んで同率4位に浮上した。7回を5失点とあまりいい内容ではなかったが、バンヘッケンが打線の援護もあり5勝目。打線ではキム・ミンソンが4打点と活躍。最下位ハンファは先発ヤン・フンを1回で降板させるなど元気がなく、これで2012年シーズン最悪の8連敗。