サムソン 4−1 LG (ソウル・蚕室)
(勝)チャ・ウチャン 3勝5敗 (セーブ)オ・スンファン 1勝1敗17S (敗)キム・グァンサム 4勝4敗
サムソンの先発チャ・ウチャン、LGの先発キム・グァンサムは4回まで無失点の好投を続けていたが、サムソンは5回表1番ペ・ヨンソプのタイムリーで2点を先制した。さらに7回表、LGの3番手イ・ドンヒョンから2番手パク・ハニのタイムリーで2点を追加した。LGは8回裏3番チェ・ドンスの犠牲フライで1点を返し、ここでサムソンは2番手クォン・オジュンに交代しピンチをしのいだ。
最後は守護神オ・スンファンが抑え、2011年の韓国シリーズの覇者である首位サムソンが5連勝で徐々にその地力を発揮しだした。8回途中まで1失点に抑えたチャ・ウチャンが3勝目。打線では8番チョン・ヒョンシクが3安打と活躍。7位LGはサムソン投手陣の前に歯が立たず、勝率5割から徐々に遠ざかっている。
SK 3−5 ロッテ (釜山・社稷)
(勝)サドースキー 5勝2敗 (セーブ)キム・サユル 1勝2敗21S (敗)ブッシュ 2勝2敗
(本塁打) SK ; チョン・グヌ 6号、チェ・ジョン 17号
SKは3回表、ロッテの先発サドースキーから1番チョン・グヌの本塁打で1点を先制した。ロッテは4回裏、SKの先発の新外国人ブッシュから7番ファン・ジェギュンへの押し出しの四球、8番ムン・ギュヒョンのタイムリーで3−1と逆転し、ブッシュをノックアウトした。ロッテは5回裏、SKの2番手チェ・ヨンピルから4番ホン・ソンフンのタイムリーで1点、6回裏、SKの3番手オム・ジョンウクから9番ヨン・ドカンのタイムリーで1点を追加した。
SKは7回表8番イム・フンのタイムリーで1点を返し、ここでロッテは2番手チェ・デソンに交代した。さらに8回表、ロッテの4番手キム・ソンベから3番チェ・ジョンの本塁打で1点を返したが、その後カン・ヨンシク、守護神キム・サユルの継投で相手の反撃を断ち、2位ロッテが首位サムソンに食らいついている。キム・サユルはセーブ王争いトップタイの21セーブ目。7回途中まで2失点に抑えたサドースキーが5勝目。SKは先発ブッシュが4回途中でノックアウトされ、打線も一発以外で得点できず5連敗で、ハンファに勝ったネクセンと同率4位に並ばれてしまった。
トゥサン 0−1 キア (光州)
(勝)ユン・ソンミン 5勝3敗 (セーブ)チェ・ヒャンナム 2S (敗)キム・ソヌ 2勝4敗
試合はトゥサンの先発キム・ソヌ、キアの先発ユン・ソンミンの投手戦となり、互いに無得点が続いた。キアは3回裏連打で3塁まで進んだが無得点で、トゥサンもなかなかチャンスを作れなかった。トゥサンは8回表3塁まで走者を進めたが、ここで併殺打とチャンスを生かせなかった。するとキアはその裏、エラーをきっかけにチャンスをつくり1番イ・ヨンギュのタイムリーで1点を先制し均衡を破った。
最後は41歳の球界最年長選手チェ・ヒャンナムが無失点に抑え、キアが完封リレーで1点を守りきり、再び勝率を5割に戻した。8回を無失点に抑えたユン・ソンミンが5勝目。3位トゥサンは1失点で完投したキム・ソヌを援護できず、連勝が5で止まった。
ハンファ 5−10 ネクセン (ソウル・木洞)
(勝)バンヘッケン 6勝2敗 (敗)ヤン・フン 3勝7敗
(本塁打) ハンファ : キム・テギュン 9号、チョン・ボムモ 3号、イ・ヨサン 1号 ネクセン : キム・ミンソン 2号
ネクセンは1回裏、ハンファの先発ヤン・フンから2番チャン・ギヨンのタイムリー、7番キム・ミンソンの犠牲フライなどで3点を先制した。ハンファは2回表、ネクセンの先発バンヘッケンから4番キム・テギュン(元千葉ロッテ)の本塁打で1点を返した。しかしネクセンは2回裏、ハンファの2番手の新外国人ショーン・ヘンから相手のエラー、3番イ・テックンのタイムリーで2点を追加した。ハンファは3回表8番チョン・ボムモの本塁打で1点を返したが、ネクセンは4回裏、ハンファの3番手チョン・ミンヒョクから相手のエラーで1点を追加し、5回裏キム・ミンソンの3ランでリードを広げた。
ネクセンは5回裏、ハンファの5番手ソン・チャンシクから4番パク・ピョンホの犠牲フライで1点を追加し、ハンファは7回表9番イ・ヨサンの3ランで反撃した。8回以降は2番手チャン・ヒョフンが抑え、ネクセンがロッテに敗れたSKと並んで同率4位に浮上した。7回を5失点とあまりいい内容ではなかったが、バンヘッケンが打線の援護もあり5勝目。打線ではキム・ミンソンが4打点と活躍。最下位ハンファは先発ヤン・フンを1回で降板させるなど元気がなく、これで2012年シーズン最悪の8連敗。