4月7日、2012年公式戦が盛大に開幕し、4試合で92600名の観客動員を記録し、これで2009年以来4年連続で開幕カードは全試合入場券完売となった。
LG 6−3 サムソン (大邱)
(勝)ジュキッチ 1勝 (セーブ)リズ 1S (敗)チャ・ウチャン 1敗
(本塁打) LG : イ・ビョンギュ(背番号9) 1号 サムソン : パク・ソンミン 1号
LGは3回表、サムソンの先発チャ・ウチャンから5番イ・ビョンギュ(背番号9、元中日)の満塁本塁打で4点を先制し、4回表4番チョン・ソンフンのタイムリーで2点を追加した。サムソンは6回裏、LGの先発ジュキッチから5番パク・ソンミンの本塁打でようやく1点を返した。サムソンは5回以降チャ・ウチャン、クォン・オジュン、パク・チョンテ、キム・ヒョナム、チョン・ヒョヌクの継投で追加点を与えなかった。サムソンは8回裏、LGの3番手イ・サンヨルから4番チェ・ヒョンウのタイムリー、5番パク・ソンミンの犠牲フライで2点を返した。
LGはその後ハン・ヒィ、リズが無失点に抑え、イ・ビョンギュ(背番号9)の満塁本塁打などにより敵地・大邱での開幕戦でシーズン初勝利をあげ、キム・ギテ新監督に初勝利をもたらした。6回を1失点に抑えたジュキッチは、初の開幕投手で見事な好投を見せた。2年連続で開幕投手を務めたチャ・ウチャンは4回6失点で敗戦投手となった。なお、2003年以来9年ぶりにサムソンへ復帰したイ・スンヨプ(元オリックス)は、3番指名打者で先発出場し、8回裏に韓国での9年ぶりの安打を記録した。
キア 2−6 SK (仁川・文鶴)
(勝)マリオ 1勝 (敗)ソ・ジェウン 1敗
SKは1回裏、キアの先発ソ・ジェウンから3番チェ・ジョン、4番アン・チヨンのタイムリーで2点を先制し、2回裏アン・チヨンの2打席連続タイムリーで2点を追加した。キアは3回表、SKの先発の新外国人マリオから4番ナ・ジワンのタイムリーで1点を返した。ソ・ジェウンは3回以降追加点を与えず、キアは6回表、SKの3番手イム・ギョンワンから9番キム・ソンビンの内野ゴロの間に1点を返した。
SKは7回裏、キアの3番手コ・ウソクから5番パク・チョングォンのタイムリーで1点、8回裏、キアの4番手キム・ヒィゴルから1番チョン・グヌのタイムリーで1点を追加し、オム・ジョンウク、チョン・ウラムの継投で相手の反撃を断ち、本拠地・文鶴野球場で見事開幕戦を勝利で飾った。新外国人ながら開幕投手を任され5回を1失点に抑えたマリオは韓国初勝利。打線ではアン・チヨンが2安打3打点、チョン・グヌが4安打1打点と活躍。終盤ミスも目立ったキアはこれで2005年以来開幕戦は8連敗となった。打線ではナ・ジワンが3安打1打点と活躍。
ハンファ 1−4 ロッテ (釜山・社稷)
(勝)ソン・スンジュン 1勝 (セーブ)キム・サユル 1S (敗)リュ・ヒョンジン 1敗
(本塁打) ロッテ : チョ・ソンファン 1号
ロッテは1回裏、ハンファの先発リュ・ヒョンジンから2番チョ・ソンファンの本塁打で1点を先制し、3回裏チョ・ソンファンのタイムリーで1点を追加した。ハンファは5回表、ロッテの先発ソン・スンジュンから4番キム・テギュン(元千葉ロッテ)の韓国での2009年以来3年ぶりとなるタイムリーで1点を返した。だがロッテはその裏3番チョン・ジュヌのタイムリーで1点を追加した。
ロッテは8回裏、ハンファの3番手キム・グァンスから9番ムン・ギュヒョンのタイムリーで1点を追加し、カン・ヨンシク、チェ・デソン、イ・ミョンウ、大卒新人キム・ソンホ、キム・サユルの継投で相手の反撃を断ち、本拠地・社稷野球場の28000人の大観衆の前で開幕戦を勝利で飾った。6回途中1失点に抑えたソン・スンジュンは、見事開幕投手の大役を果たした。ハンファは先発リュ・ヒョンジンが6回3失点までに何とか抑えたものの、相手の10安打を上回る11安打を記録した打線がつながらなかった。3番チャン・ソンホが4安打と活躍。なお8回にハンファのハン・デファ監督は審判の判定に不満を吐き、開幕戦としては史上初となる退場を命じられた監督となった。
ネクセン 6−2 トゥサン (ソウル・蚕室)
(勝)ナイト 1勝 (敗)ニッパート 1敗
(本塁打) ネクセン : オ・ジェイル 1号
トゥサンは3回裏、ネクセンの先発ナイト(元北海道日本ハム)から1番イ・ジョンウクの犠牲フライで1点を先制した。ネクセンは5回表、トゥサンの先発ニッパートから9番ソ・ゴンチャンのプロ5年目にして初安打、初打点となる2点タイムリーで逆転した。さらに6回表、3番イ・テックンのLGからの移籍後初打点となるタイムリー、6番オ・ジェイルのタイムリーで3点を追加しニッパートをノックアウトした。トゥサンも6回裏途中出場の3番イ・ソンヨルのタイムリーで1点を返した。
ネクセンは8回表、トゥサンの3番手チョン・デヒョンから6番オ・ジェイルの本塁打で1点を追加し、オ・ジェヨン、高卒新人ハン・ヒョンヒィの継投で相手の反撃を断ち、敵地・蚕室野球場で開幕戦を勝利で飾った。7回途中まで2失点に抑えたナイトは、2年連続の開幕投手で2011年は敗戦投手だったが今回は勝利をあげることができた。打線ではオ・ジェイルが3安打1本塁打1打点と活躍。トゥサンは2年連続開幕投手のニッパートが6回途中5失点と振るわず、2008年以来の開幕戦の連勝が4で止まった。打線も3番キム・ヒョンスが筋肉痛を訴え途中交代するアクシデントもあり、あまりいいところがなかった。
(文責:ふるりん)