DAILY KOREAN PRO BASEBALL 2

1982年に発足し、2024年時点で10球団が加盟する韓国野球委員会(KBO)による韓国のプロ野球リーグ(通称KBOリーグ)に関するブログ。レギュラーシーズン、ポストシーズン(韓国シリーズなど)の試合速報や球団別の情報、現役プロ選手が含まれる野球韓国代表が出場する国際大会の情報などもお伝えします。 twitter : @kbodigest

  トゥサン3連勝で単独6位浮上

SK 4−3 サムソン  (大邱
(勝)ゴードン 6勝4敗  (セーブ)オム・ジョンウク 3勝2敗6S  (敗)チャ・ウチャン 10勝6敗
本塁打) SK : チョン・グヌ 6号、パク・チョングォン 13号  サムソン : チェ・ヒョンウ 30号、チェ・サンビョン 3号 
 SKは1回表、サムソンの先発チャ・ウチャンから1番チョン・グヌの先頭打者本塁打で1点を先制し、3回表3番チェ・ジョンのタイムリーで1点、4回表7番パク・チョングォンの本塁打で2点を追加した。SKの先発キム・グァンヒョンは4回まで無失点、奪三振7と好投していたが、8日開幕予定のポストシーズン・準プレーオフ出場の可能性もあり早期降板した。そしてサムソンは6回裏、SKの2番手ゴードンから4番チェ・ヒョンウの自身初となるシーズン30号本塁打で追い上げると、7回裏8番チェ・サンビョンの本塁打で1点差に迫り、8回以降クォン・オジュン、チョン・イヌクといったリリーフ陣も追加店を与えなかった。
 だが3位SKはチョン・ウラム、オム・ジョンウクの継投で1点差を守りきり、試合のなかった2位ロッテとのゲーム差を1とし、ポストシーズンプレーオフ進出権をかけた熾烈な2位争いは公式戦残り3試合になってもまだ決着がついていない。2011年シーズン最終戦となったこのカードは、サムソンが10勝8敗1分けと勝ち越した。また、この日はサムソンの本拠地・大邱(テグ)での公式戦最終戦ということで、5回終了後に公式戦優勝の表彰式があり、KBO(韓国野球委員会)よりトロフィーが授与された。
 

LG 4−7 トゥサン  (ソウル・蚕室)
(勝)キム・スンフェ 3勝3敗  (敗)ジュキッチ 10勝8敗
本塁打) LG : イ・デヒョン 10号  トゥサン : イム・ジェチョル 2号
 トゥサンは1回裏、LGの先発ジュキッチから4番チェ・ジュンソクの内野ゴロの間に1点を先制すると、この回5番ヤン・ウィジのタイムリーでもう1点を追加した。LGは3回表、トゥサンの先発キム・スンフェから3番イ・ビョンギュ(元中日、背番号9)のタイムリーで1点を返した。トゥサンは4回裏7番イ・ウォンソク、8番キム・ジェホのタイムリーで3点を追加しジュキッチをノックアウトすると、この回代わったLGの2番手ハン・ヒィから相手のエラーでもう1点を追加した。LGは5回表9番イ・デヒョンの本塁打で1点を返したが、トゥサンは7回裏、LGの3番手キム・ソンギュから2番イム・ジェチョルの本塁打で1点を追加した。
 LGは9回表、トゥサンの3番手フェルナンドからイ・デヒョン、1番イ・テックンのタイムリーで2点を返したが反撃もここまでで、トゥサンが2011年シーズンの本拠地・蚕室野球場最後の試合で同率6位に並んだLG相手に3連勝し、単独6位に浮上した。5回を2失点に抑えたキム・スンフェが3勝目。LGはシーズンの最後に差し掛かって悪夢の5連敗で、2011年シーズン初となる7位に後退。2011年シーズン最終戦となったこのカードは、トゥサンが12勝7敗と勝ち越した。