ハンファ ２−４ サムソン （大邱）
（勝）マシス ２勝 （セーブ）オ・スンファン １勝３４Ｓ （敗）キム・ヒョンミン ４勝８敗１Ｓ
サムソンは3回まで無安打に抑えられていたが、4回裏、ハンファの先発キム・ヒョンミンから4番チェ・ヒョンウの犠牲フライ、6番チョ・ヨンフンのタイムリーで2点を先制した。サムソンの先発の新外国人マシスは無失点を続け、打線は6回裏チョ・ヨンフンのタイムリー、7番シン・ミョンチョルの内野ゴロの間で2点を援護した。ハンファは7回表、マシスから1番カン・ドンウのタイムリーでようやく2点を返した。
サムソンはクォン・ヒョク、アン・ジマン、守護神オ・スンファンの継投でリードを守り、首位の座をゆるぎないものにしている。シーズン34セーブ目をあげたオ・スンファンは、史上3人目の個人通算200セーブまであと1つに迫った。7回途中まで2失点に抑えたマシスが2勝目。7位ハンファは打線がつながらずマシスを打ち崩せず、接戦ながら首位との力の差を見せ付けられた。
ＬＧ １３−４ キア （光州）
（勝）ハン・ヒィ １勝 （敗）ユ・ドンフン ３勝２敗７Ｓ
（本塁打） ＬＧ ： ソン・インホ ２号 キア ： キム・ジュヒョン ８号
キアは1回裏、ＬＧの先発キム・グァンサムから3番キム・ウォンソプの犠牲フライで1点を先制し、2回裏7番キム・ジュヒョンの2ランでリードを広げた。キアの先発パク・キョンテは好投していたが、ＬＧは5回表8番ソ・ドンウクのタイムリーで1点を返した。キアは6回から2番手ソン・ヨンミンを登板させ継投策に出た。だがＬＧは7回表、キアの3番手ユ・ドンフンから2番イ・ジニョンの2点タイムリーで3−3の同点に追いつくと、3番オ・ジファン、4番パク・ヨンテクのタイムリーで5−3と逆転した。さらに代わったキアの4番手チャ・ジョンミンから5番イ・ビョンギュ(元中日、背番号9)、ソ・ドンウクのタイムリー、途中出場の9番ソン・インホの2ラン、5番手の高卒新人ホン・ゴンヒィからパク・ヨンテクの2点タイムリーで、この回なんと打者17人で12得点の猛攻を見せた。
キアは7回裏、ＬＧの4番手イ・サンヨルから代打シン・ジョンギルのタイムリーで1点を返したが、キョン・ホンホ、ソン・シニョンの継投で相手の反撃を断ち、5位ＬＧが大勝し3連敗から脱出した。2回途中から6回まで無失点に抑えたハン・ヒィが、2009年以来2年ぶりの勝利。15安打と爆発した打線ではパク・ヨンテクが3安打3打点、ソ・ドンウクが2安打3打点と活躍。2位キアはまさかの投手陣の崩壊で逆転負けし、首位サムソンとのゲーム差が広がった。
ＳＫ １１−５ トゥサン （ソウル・蚕室）
（勝）ソン・ウンボム ８勝４敗１Ｓ （敗）チョン・ジェフン ２勝５敗６Ｓ
（本塁打） ＳＫ ： チェ・ジョン １４号
ＳＫは2回表、トゥサンの先発キム・ソヌから9番ホ・ウンのタイムリーで2点を先制し、4回表5番チェ・ジョンの本塁打で1点を追加した。トゥサンは3回裏、ＳＫの先発グローバー(元読売)から9番コ・ヨンミンの犠牲フライ、途中出場の1番の大卒新人チョン・ジンホのタイムリーで2点を返すと、代わったＳＫの2番手イ・スンホ(背番号37)から2番チョン・スビンのタイムリーで3−3の同点に追いついた。さらにトゥサンは4回裏コ・ヨンミンのタイムリーで4−3と逆転した。
ＳＫは9回表、トゥサンの2番手チョン・ジェフンから3番チョン・グヌの2点タイムリーで5−4と土壇場で逆転した。トゥサンは9回裏、ＳＫの3番手パク・ヒィスから相手のエラーで5−5の同点に追いついたものの、代わった4番手ソン・ウンボムから得点を奪えず、試合は延長に突入した。ＳＫは10回表チョン・ジェフンからチャンスを作ると、代わったトゥサンの3番手ノ・ギョンウンから7番パク・チンマン、途中出場の9番チョン・サンホ、2番チョ・ドンファ、チョン・グヌのタイムリーで6点を勝ち越した。最後は5番手チョン・ウラムが抑え、3位ＳＫが延長戦を制した。
9回裏の無死満塁のピンチを抑えたソン・ウンボムが8勝目。15安打と爆発した打線では、故障から復帰したチョン・グヌが2安打3打点と活躍。7位トゥサンは9回裏同点に追いつく粘りを見せたが、延長戦で力尽きてしまい低迷が続く現状が浮かび上がった。
ネクセン ３−４ ロッテ （釜山・社稷）
（勝）コ・ウォンジュン ５勝６敗２Ｓ （セーブ）キム・サユル ５勝２敗９Ｓ （敗）ナイト ３勝１２敗
（本塁打） ネクセン ： パク・ピョンホ ４号
ネクセンは1回表、ロッテの先発コ・ウォンジュンから4番パク・ピョンホのタイムリーで1点を先制し、3回表4番パク・ピョンホの2ランでリードを広げた。ネクセンの先発ナイト(元北海道日本ハム)は5回まで無失点と好投を続けていたが、ロッテは6回裏3番ソン・アソプの内野ゴロの間に1点を返すと、7回裏1番チョン・ジュヌのタイムリーで1点差に迫った。さらにここで代わったネクセンの2番手イ・ジョンフンから2番キム・ジュチャンの2点タイムリーで4−3と逆転した。
4位ロッテは8回以降イム・ギョンワン、カン・ヨンシク、キム・サユルの継投で相手の反撃をかわし、逆転勝ちでふたたび勝率5割を超えた。7回を3失点に抑えたコ・ウォンジュンが5勝目。最下位ネクセンは好投を続けていたナイトを援護できず、逆転負けを喫した。ナイトは最近3連敗で、最多敗戦となる12敗目。打線ではＬＧから移籍後4番として活躍を続けるパク・ピョンホが1本塁打3打点と活躍。
