DAILY KOREAN PRO BASEBALL 2

1982年に発足し、2024年時点で10球団が加盟する韓国野球委員会(KBO)による韓国のプロ野球リーグ(通称KBOリーグ)に関するブログ。レギュラーシーズン、ポストシーズン(韓国シリーズなど)の試合速報や球団別の情報、現役プロ選手が含まれる野球韓国代表が出場する国際大会の情報などもお伝えします。 twitter : @kbodigest

  3位SK、イ・ホジュンの2本塁打で逆転サヨナラ勝ち  6位トゥサン、4連敗から脱出


ロッテ−ハンファ(大田)は雨天中止。

  
ネクセン 2−3 サムソン  (大邱
(勝)チャン・ウォンサム 5勝4敗  (セーブ)オ・スンファン 1勝31S  (敗)シム・スチャン 7敗
本塁打) ネクセン : ユ・ハンジュン 2号
 サムソンは2回裏、ネクセンの先発シム・スチャンから8番チン・ガビョンのタイムリー、、9番チョン・ヒョンシクのプロ3年目での初打点となるタイムリー、3番パク・ソンミンへの押し出しの四球で3点を先制した。ネクセンは4回表、サムソンの先発チャン・ウォンサムから3番ユ・ハンジュンの本塁打、6番カン・ジョンホのタイムリーで1点差に迫った。ネクセンは7回からイ・ジョンフン、ソン・スンナクの継投で追加点を与えなかったが、サムソンもアン・ジマン、チョン・ヒョヌクの継投で同点打を許さなかった。
 最後は守護神オ・スンファンが抑え首位サムソンが接戦を制し、トゥサンに敗れた2位キアとの差を広げた。7回途中まで2失点に抑えたチャン・ウォンサムが5勝目。オ・スンファンは31セーブ目。一方7月末LGからトレードで移籍後初登板となったシム・スチャンは6回を3失点に抑えたが、打線の援護がなく2009年6月以来となる2年以上の個人最多連敗記録を18にまで伸ばした。


キア 4−5 トゥサン  (ソウル・蚕室) 
(勝)ニッパート 9勝5敗  (セーブ)キム・ソンベ 1勝3敗2S  (敗)ソ・ジェウン 4勝8敗2S
本塁打) キア : ホン・ジェホ 1号  トゥサン : チェ・ジュンソク 12号
 キアは2回表、トゥサンの先発ニッパートから6番アン・チホンの犠牲フライで1点を先制した。トゥサンは3回裏、キアの先発ソ・ジェウンから2番チョン・スビンのタイムリーで1−1の同点に追いつくと、4回裏5番チェ・ジュンソクの2ランで逆転し、5回裏4番キム・ドンジュのタイムリーで1点を追加した。ニッパートは2回以降無失点を続け、トゥサンは7回裏、キアの2番手パク・キョンテの暴投で1点を追加した。キアは8回表2番イ・ジョンボム(元中日)のタイムリー、代打パク・キナムの内野ゴロの間で2点を返した。
 キアは9回表、トゥサンの2番手ノ・ギョンウンから途中出場の6番ホン・ジェホのプロ2年目にしての初本塁打で1点差としたが、最後は3番手キム・ソンベが抑え、6位トゥサンが接戦を制し4連敗から脱出した。8回を3失点に抑えたニッパートが9勝目。打線では8番ソン・シホンが3安打と活躍。2位キアは相手と同じ11安打ながらあと一本が出ず、首位サムソンとのゲーム差が1.5に広がった。


(9勝目をあげたニッパート。)
  

LG 4−5 SK  (仁川・文鶴) 
(勝)ソン・ウンボム 7勝3敗  (敗)ソン・シニョン 3勝2敗10S 
本塁打) SK : イ・ホジュン 7,8号
 LGは1回表、SKの先発コ・ヒョジュンから3番イ・ビョンギュ(元中日、背番号9)、5番チョン・ソンフンのタイムリーで2点を先制した。SKは1回途中で2番手ユン・ヒィサンに交代させたが、LGはこの回代打ソン・インホの犠牲フライで1点を追加した。SKは3回裏、LGの先発キム・グァンサムから5番チェ・ドンスの犠牲フライで1点、4回裏1番キム・ガンミンのタイムリーで1点を返し、5回裏4番イ・ホジュン本塁打で3−3の同点に追いつき、3番手イ・スンホは2回以降7回途中まで無失点を続けた。
 LGは7回表、SKの4番手ソン・ウンボムから代打パク・ヨンテクのタイムリーで1点を勝ち越し、高卒新人イム・チャンギュ、キム・ソンギュ、イ・ソンヨルの継投でリードを守ろうとした。しかしSKは9回裏、LGの5番手ソン・シニョンからイ・ホジュンがこの試合2本目の本塁打となる2ランを打ち、逆転サヨナラ勝ちと劇的な幕切れを演じた。8回から無失点に抑えたソン・ウンボムが7勝目。打線ではイ・ホジュンが3安打2本塁打3打点と活躍。ネクセンからのトレードで移籍してきたソン・シニョン2日のSK戦と同じようにリードを守りきれず、LGは勝率5割に逆戻りで、同率4位で並んでいたが試合が雨天中止となったロッテと0.5ゲーム差の単独5位に後退した。