DAILY KOREAN PRO BASEBALL 2

1982年に発足し、2024年時点で10球団が加盟する韓国野球委員会(KBO)による韓国のプロ野球リーグ(通称KBOリーグ)に関するブログ。レギュラーシーズン、ポストシーズン(韓国シリーズなど)の試合速報や球団別の情報、現役プロ選手が含まれる野球韓国代表が出場する国際大会の情報などもお伝えします。 twitter : @kbodigest

   2位サムソン、首位キアに逆転勝ち  

 トゥサン−LG(ソウル・蚕室)、ハンファ−ネクセン(ソウル・木洞)は雨天中止。


サムソン 5−2 キア  (光州) 
(勝)チャン・ウォンサム 4勝4敗  (セーブ)オ・スンファン 1勝27S  (敗)ハン・ギジュ 2敗2S
 キアはこの試合、9度の韓国シリーズ優勝を果たしながら2001年7月限りでその歴史に幕を閉じた前身のヘテタイガースのものを模したオールドユニフォームに身を包み、球団創設10周年を祝う形となった。サムソンは1回表、キアの先発トラビスから4番チェ・ヒョンウの犠牲フライで1点を先制した。キアも1回裏、サムソンの先発チャン・ウォンサムから5番キム・サンヒョンへの押し出しの四球で1−1の同点に追いつくと、2回裏3番イ・ボムホ(元福岡ソフトバンク)のタイムリーで2−1と逆転した。その後トラビス、チャン・ウォンサムの好投で互いに無得点が続いた。サムソンは8回表、キアの2番手ハン・ギジュから6番カン・ボンギュ、7番シン・ミョンチョル、8番チン・ガビョンのタイムリーで5−2と一気に逆転した。
 2位サムソンは8回以降チョン・ヒョヌク、守護神オ・スンファンの継投で相手の反撃を断ち、逆転勝ちで首位キアに1ゲーム差と迫った。7回まで2失点と好投したチャン・ウォンサムが、味方打線が逆転してくれたため4勝目。打線ではチン・ガビョンが3安打1打点と活躍。キアは先発トラビスが8回途中まで好投したが、絶対的な守護神オ・スンファンがいるサムソンとは対照的に、ハン・ギジュが打たれてしまい課題のリリーフの切り札不足で敗れ、最強を誇ったヘテの威光に頼って首位固めとは行かなかった。なおイ・ボムホが2回裏、史上39人目となる通算600打点を達成。
   

SK 11−2 ロッテ  (釜山・社稷) 
(勝)イ・スンホ(背番号37) 6勝1敗  (敗)コ・ウォンジュン 4勝6敗2S
本塁打) SK : イ・ホジュン 6号 アン・チヨン 1,2号、チョン・サンホ 6号  ロッテ : キム・ジュチャン 2号
 SKは1回表、ロッテの先発コ・ウォンジュンから4番イ・ホジュンの2ランで先制し、2回表7番アン・チヨンの本塁打で1点、4回表8番キム・ヨンフンのタイムリーで1点を追加した。ロッテは4回裏、SKの先発イ・ヨンウクから2番キム・ジュチャンの本塁打、5番ホン・ソンフンのタイムリーで2点を返し、SKはこの回から2番手イ・スンホ(背番号37)を登板させた。SKは6回表、ロッテの2番手ペ・ジャンホから9番パク・チンマンのタイムリーで2点、8回表、ロッテの3番手チン・ミョンホからアン・チヨンのこの試合2本目の本塁打で2点、9回表、ロッテの4番手の大卒新人キム・ミョンソンから6番チョン・サンホの本塁打で3点を追加した。
 3位SKはソン・ウンボム、コ・ヒョジュンの継投で相手の反撃を断ち、3連勝で徐々に復調し首位戦線への復帰を予感させた。4回途中から7回途中まで無失点に抑えたイ・スンホ(背番号37)が6勝目。16安打と爆発した打線ではチョン・サンホが4安打1本塁打3打点、アン・チヨンが3安打2本塁打3打点、パク・チンマンが3安打2打点、キム・ヨンフンが3安打1打点と活躍。5位ロッテは先発コ・ウォンジュンが6回途中5失点で降板と不調で、打線もSK得意の継投策の前に抑え込まれてしまった。