ハンファ ５−１ ＳＫ （仁川・文鶴）
（勝）リュ・ヒョンジン ８勝６敗 （セーブ）パク・チョンジン ３勝２敗３Ｓ （敗）ソン・ウンボム ４勝２敗
（本塁打） ハンファ ： ガルシア ４号 ＳＫ ： チェ・ジョン ９号
ハンファは4回表、ＳＫの先発ソン・ウンボムから5番ガルシア(元オリックス)の2ラン、8番シン・ギョンヒョンのタイムリーで3点を先制した。ＳＫは4回裏、ハンファの先発リュ・ヒョンジンから3番チェ・ジョンの本塁打で1点を返したが、ハンファは5回表、ＳＫの3番手チョン・ビョンドゥから6番チョン・ウォンソクへの押し出しの死球で1点を追加した。ハンファは6回から2番手マ・イリョンを登板させ、9回表、ＳＫの4番手イ・スンホ(背番号20)から代打イ・ヤンギのタイムリーで1点を追加した。
最後は3番手パク・チョンジンが抑え、7位ハンファが快勝した。5回を無失点に抑えたリュ・ヒョンジンは、最多勝争いトップタイの8勝目。下位のハンファ相手にいいところなく敗れたＳＫは、ＬＧに勝ったサムソンに首位の座を譲ってしまい、2010年4月以来1年ぶりに2位へ後退した。ＳＫは6月に入り10勝10敗とあまり調子がよくない。
サムソン ４−３ ＬＧ （ソウル・蚕室）
（勝）アン・ジマン ７勝３敗 （セーブ）オ・スンファン １勝２２Ｓ （敗）イ・サンヨル ４敗３Ｓ
サムソンは1回表、ＬＧの先発ジュキッチから3番パク・ソンミンの犠牲フライで1点を先制し、ＬＧは2回裏、サムソンの先発ユン・ソンファンから7番ソ・ドンウクのタイムリーで1−1の同点に追いついた。ＬＧは4回裏8番キム・テワンの併殺打の間に2−1と逆転し、5回裏5番チョ・インソンのタイムリーで1点を追加しユン・ソンファンをノックアウトした。サムソンは8回表ジュキッチから7番チョ・ドンチャンの犠牲フライで1点差とし、9回表、ＬＧの3番手イ・サンヨルから5番モ・サンギの犠牲フライで3−3の同点に追いついた。、また5回以降チョン・イヌク、クォン・ヒョク、チョン・ヒョヌク、アン・ジマンといったサムソンのリリーフ陣は好投し追加点を与えず、試合は延長に突入した。
サムソンは10回表イ・サンヨルから9番キム・サンスのタイムリーで1点を勝ち越すと、最後は守護神オ・スンファンが抑え4−3と逆転勝ちした。さらにＳＫがハンファに敗れたため、サムソンが2009年4月以来約2年ぶりに首位の座へと上った。4位ＬＧは先発ジュキッチこそ8回2失点と好投したが、課題のリリーフ陣がこの試合もリードを守りきれず、サムソンとの勢いの差がはっきりした。打線では3番イ・ビョンギュ(元中日、背番号9)が3安打と活躍。
キア ７−２ ロッテ （釜山・社稷）
（勝）ロペス ８勝３敗１Ｓ （敗）ソン・スンジュン ５勝６敗
（本塁打） キア ： チャ・イルモク ５号 ロッテ ： カン・ミンホ １０号
ロッテは3回裏、キアの先発ロペスから3番ソン・アソプのタイムリーで1点を先制した。キアは4回表、ロッテの先発ソン・スンジュンから3番イ・ボムホ(元福岡ソフトバンク)、4番キム・サンヒョンのタイムリー、相手の暴投で4−1と逆転した。ロッテは4回裏5番カン・ミンホの本塁打で1点を返したが、キアは5回表8番チャ・イルモクの本塁打で1点を追加した。
キアは6回から2番手ソン・ヨンミンをマウンドに送ると、9回表、ロッテの3番手キム・スワンから途中出場の2番イ・ヒョンゴンのタイムリーで2点を追加した。最後は3番手キム・ジヌが抑え、3位キアが快勝した。5回を2失点だったロペスが打線の援護もあり8勝目。打線では1番イ・ヨンギュが4安打と活躍。ロッテは最近不振のソン・スンジュンが6回途中5失点で降板し、打線もつながらず完敗を喫し、3連敗で6位に後退した。
トゥサン ６−５ ネクセン （ソウル・木洞）
（勝）フェルナンド ２勝２敗 （セーブ）キム・ガンニュル １Ｓ （敗）ナイト ２勝９敗
（本塁打） トゥサン ： チョン・スビン １号 ネクセン ： アルドリッジ １０号
トゥサンは2回表、ネクセンの先発ナイト(元北海道日本ハム)から8番イ・ウォンソクのタイムリーで1点を先制し、3回表イ・ウォンソクへの押し出しの四球で1点を追加した。ネクセンは3回裏、トゥサンの先発フェルナンドから3番ユ・ハンジュンのタイムリー、4番アルドリッジの犠牲フライ、5番チョ・ジュングンのタイムリーで3−2と逆転した。だがトゥサンは5回表イ・ウォンソクの犠牲フライ、9番チョン・スビンの3ランで6−3と逆転した。ネクセンは6回裏、トゥサンの2番手イ・ヒョンスンからアルドリッジの本塁打で1点を返した。
トゥサンはこの後コ・チャンソン、ノ・ギョンウン、イ・ヘェチョン(元東京ヤクルト)といった細かい継投でリードを守ろうとしたが、ネクセンは9回裏、トゥサンの6番手チョン・ジェフンから代打カン・ビョンシクのタイムリーで1点差とした。しかし7番手キム・ガンニュルが抑え、トゥサンが接戦を制し、キアに敗れたロッテに代わって5月18日以来の5位に浮上した。5回を3失点に抑えたフェルナンドが2勝目。キム・ガンニュルはプロ5年目にして初セーブ。打線では6番ヤン・ウィジが4安打、イ・ウォンソクが3打点と活躍。最下位ネクセンは先発ナイトが5回途中6失点と打たれてしまった。
