DAILY KOREAN PRO BASEBALL 2

1982年に発足し、2024年時点で10球団が加盟する韓国野球委員会(KBO)による韓国のプロ野球リーグ(通称KBOリーグ)に関するブログ。レギュラーシーズン、ポストシーズン(韓国シリーズなど)の試合速報や球団別の情報、現役プロ選手が含まれる野球韓国代表が出場する国際大会の情報などもお伝えします。 twitter : @kbodigest

   2位トゥサン3連勝  ロッテ最下位転落 

LG 1−5 SK  (仁川・文鶴) 
(勝)イ・スンホ(背番号37) 2勝  (セーブ)チョン・デヒョン 5S  (敗)ジュキッチ 2勝1敗
本塁打) LG : チョ・インソン 4号  SK : チェ・ジョン 2号
 SKは2回裏、LGの先発の新外国人ジュキッチのボーク、7番パク・チョングォンのタイムリーで2点を先制し、3回裏1番チョン・グヌのタイムリーで1点を追加した。LGは4回表、SKの先発イ・スンホ(背番号37)から5番チョ・インソン本塁打で1点を返したが、SKはその裏5番チェ・ジョンの本塁打でジュキッチをノックアウトした。さらにSKは5回裏、LGの2番手シン・ジョンナクから代打イ・ホジュンの内野ゴロの間に1点を追加した。
 SKは7回以降チョン・ビョンドゥ、イ・スンホ(背番号20)、チョン・デヒョンの継投で相手の反撃を断ち、首位の座を守った。7回途中1失点と好投したイ・スンホ(背番号37)は、LGに在籍していた2007年以来4年ぶりの先発勝利。一方サムソンと同率3位に並ばれたLGは、打線がわずか2安打に抑えられ、先発ジュキッチは2回裏2度のボークに悩まされる問題を露呈し、あまりいいところがなかった。
   

ネクセン 1−8 トゥサン  (ソウル・蚕室) 
(勝)キム・ソヌ 2勝1敗  (敗)クム・ミンチョル 1勝2敗
 トゥサンは1回裏、ネクセンの先発クム・ミンチョルから5番チェ・ジュンソクの内野ゴロの間に1点を先制し、先発キム・ソヌは無安打ピッチングを続けた。トゥサンは5回裏、ネクセンの2番手イ・ジョンフンから4番キム・ドンジュ、チェ・ジュンソク、6番イ・ウォンソクのタイムリーで5点、7回裏ネクセンの3番手キム・サンスからチェ・ジュンソクのタイムリーで2点を追加した。キム・ソヌは6回までノーヒットを続けていたが、7回表先頭打者ユ・ハンジュンにヒットを打たれ、ノーヒットノーランの夢はついえた。
 ネクセンは8回表、トゥサンの2番手キム・スンフェから代打カン・ビョンシクのタイムリーで1点を返したが、最後は3番手パク・チョンベが抑えトゥサンがネクセン相手に3連勝し、首位SKを追撃する2位の座を守った。7回を無失点と好投したキム・ソヌは2勝目。打線ではキム・ドンジュが5回に史上6人目となる通算1000打点を達成し、チェ・ジュンソクが4打点と活躍。ネクセンはわずか6安打に抑えられ、3連敗で7位に後退。
  

キア 3−4 サムソン  (大邱) 
(勝)チャ・ウチャン 2勝  (セーブ)オ・スンファン 5S  (敗)キム・ヒィゴル 1敗
本塁打) キア : イ・ボムホ 3号
 サムソンは1回裏、キアの先発キム・ヒィゴルから相手のエラーで1点を先制した。キアは3回表、サムソンの先発チャ・ウチャンから6番キム・ジュヒョンのタイムリーで1−1の同点に追いついた。サムソンはその裏6番チョ・ヨンフンのタイムリーで一気に3点を勝ち越した。キアは5回表3番イ・ボムホ(元福岡ソフトバンク)の本塁打で1点を返し、6回表サムソンの2番手クォン・オジュンから相手のエラーで3−4と1点差に迫り、パク・チョンベ、ユ・ドンフンのリリーフ陣も相手に追加点を許さなかった。
 7回以降クォン・ヒョク、チョン・ヒョヌク、オ・スンファンの継投でサムソンが1点差を守りきって逃げ切り、LGと同率3位に浮上した。チャ・ウチャンは5回2失点ながらリリーフ陣に守られ2勝目。チャ・ウチャンを攻略しきれなかったキアは、勝率5割となり5位に後退。
  
ロッテ 1−4 ハンファ  (大田)
(勝)パク・チョンジン 1勝  (セーブ)オネリー 1勝1敗3S  (敗)キム・サユル 1敗 
 ロッテは1回表、ハンファの先発ヤン・フンから4番イ・デホの内野ゴロの間に1点を先制した。だがこの後ヤン・フンは追加点を与えず5回1失点で降板し、6回から2番手チョン・ジェウォンに交代した。ロッテの先発チャン・ウォンジュンも6回無失点と好投した。ハンファは7回裏、ロッテの2番手キム・サユルから9番オ・ソンジン、1番カン・ドンウのタイムリーで2−1と逆転し、代わったロッテの3番手イム・ギョンワンから代打キム・ギョンオン、4番チェ・ジンヘンのタイムリーで2点を追加した。
 ハンファは8回以降パク・チョンジン、新外国人オネリーの継投で相手に反撃を許さず、逆転勝ちで2011年シーズン初の連勝となり、ネクセンとロッテを抜いて最下位から6位にまで浮上した。ロッテは投手陣が好投するものの、この試合もわずか6安打と不振の打線がつながらず、ついに最下位にまで転落した。