トゥサン−サムソン(大邱)は、3−2とトゥサンがリードしていたが、8回表トゥサンの攻撃中、停電により球場の照明灯が1箇所復旧できず、試合が続行できなくなったとしてサスペンデッドゲームとなり、17日15時に8回表1死1塁から再開される。サスベンデッドゲームは1999年のサンバンウル−LG(全州)以来12年ぶり6試合目。なお、試合中の停電事故によるサスペンデッドゲームは史上初。
(突然停電となり試合が続行できなくなった大邱市民運動場野球場。)
SK 7−5 ネクセン (ソウル・木洞)
(勝)チョン・ウラム 2勝1S (セーブ)チョン・デヒョン 3S (敗)マ・ジョンギル 1敗
SKは1回表、ネクセンの先発キム・ヨンミンから5番チェ・ジョンの犠牲フライ、6番イム・フンのタイムリーで2点を先制した。ネクセンも1回裏、SKの先発キム・グァンヒョンから5番の新外国人アルドリッジのタイムリーで1点を返した。SKは2回表、無死満塁の場面でネクセンの2番手ムン・ソンヒョンから3番パク・チョングォンの内野ゴロの間に1点を追加したが、この回まさかのトリプルプレーで追加点はならなかった。ネクセンは5回裏1番キム・ミヌのタイムリー、4番カン・ジョンホへの押し出しの四球で3−3の同点に追いつき、キム・グァンヒョンは2番手イ・スンホ(背番号20)に交代し、2011年シーズン初勝利はならなかった。
SKは6回表、ネクセンの4番手パク・チュンス、5番手ソン・シニョンから相手のエラーや1番パク・チェサンの内野ゴロの間に2点を勝ち越した。ネクセンは8回裏、相手のエラーと6番ソン・ジマンのタイムリーで5−5の同点に追いつき、ソン・シニョン、SKの3番手チョン・ウラムの好投により試合は延長に突入した。SKは10回表、ネクセンの6番手マ・ジョンギルからチャンスを作り、代わった7番手イ・ジョンフンからサードのキム・ミヌの悪送球により2点を勝ち越した。最後はチョン・デヒョンが抑え、SKが延長を制し5連勝と、10勝一番乗りで早くも首位独走態勢に入りつつある。6位ネクセンは余計な四球が多く、肝心な場面でエラーが出てしまい3連敗。
ロッテ 3−4 LG (ソウル・蚕室)
(勝)キム・グァンサム 1勝 (セーブ)キム・グァンス 1勝2S (敗)イ・ヨンフン 1敗
LGは1回裏、ロッテの先発イ・ヨンフンから3番イ・ビョンギュ(元中日、背番号9)の併殺打の間、6番チョン・ソンフン、7番イ・テックンのタイムリーで4点を先制し、イ・ヨンフンは1回持たずノックアウトされた。ロッテは2回表、LGの先発キム・グァンサムから8番ムン・ギュヒョンの内野ゴロの間に1点を返し、ペ・ジャンホ、カン・ヨンシク、イム・ギョンワンなどのリリーフ陣は追加点を与えなかった。LGは6回途中から継投策に出て、シン・ジョンナク、オ・サンミンが登板した。
ロッテは8回表、LGの4番手イ・ドンヒョンから6番カン・ミンホのタイムリーで1点を返し、9回表LGの5番手キム・グァンスから4番イ・デホのタイムリーで1点差に迫った。しかし最後はLGが1点差で逃げ切り、2位で首位SKを追走している。6回途中1失点と好投したキム・グァンサムは、プロ13年目にしてロッテ戦初勝利。一方7位ロッテはこれで4連敗となり、ハンファとの最下位争いから浮上の兆しが見えない。
ハンファ 4−3 キア (光州)
(勝)オネリー 1勝1敗1S (敗)ソ・ジェウン 2敗1S
キアは2回裏、ハンファの先発デポーラから9番イ・ジョンボム(元中日)のタイムリーで1点を先制した。ハンファは4回表、キアの先発の新外国人トラビスから相手のエラーで2−1と逆転した。キアは5回裏3番イ・ボムホ(元福岡ソフトバンク)のタイムリーで2−2の同点に追いつき、トラビスは6回2失点で降板し2番手ソン・ヨンミンに交代した。ハンファは8回表、キアの4番手ユ・ドンフンから5番チョン・ウォンソクのタイムリーで1点を勝ち越したが、キアもその裏、ハンファの3番手の新外国人オネリーから代打ナ・ジワンのタイムリーで3−3の同点に追いついた。
ハンファは9回表、キアの5番手ソ・ジェウンから1番カン・ドンウのタイムリーで1点を勝ち越すと、最後はオネリーが抑え接戦を制し、依然最下位だが泥沼の7連敗から脱出した。オネリーは韓国初勝利。デポーラは8回途中まで2失点と好投した。キアは再び勝率5割となり、打線はイ・ボムホが3安打1打点と活躍。