KBO(韓国野球委員会)は11日、2011年初の理事会を開催し、かねてから話題を読んでいる新球団設立について、ロッテを除く既存の7球団の賛同を得たため、基本的には合意した。
「第9球団」と一般的に呼ばれるプロ野球新チームについては、2010年12月、NCソフトが南部の地方都市・昌原を本拠地とする新球団設立の意思を明らかにしたが、ほかにも2つの企業が名乗り出ているとして、KBOはNCソフトに優先交渉権を与えず、2月中に審査基準を設けてどの企業が新球団を経営するにふさわしいかを決めることにした。
また、プロ野球選手のFA(フリーエージェント)の資格取得は、既存の協約だと高卒、大卒ともにプロ入り後最短で9年となっているが、4年制大学を卒業した場合8年に短縮することになった。また、FA選手が国内の前所属球団以外と契約した場合、獲得した球団はその選手の前年の3倍の年俸か補償選手1名、あるいは4.5倍もの年俸を補償として提供しなくてはならなかったが、これも前年の年俸の2倍に補償選手1名か、前年の年俸の3倍となり、金銭的負担が軽減された。また、補償選手の保護対象選手も既存の18名から20名へと拡大された。