ロッテは19日、2011年シーズンの新外国人選手としてブライアン・コーリー投手(37)と年俸20万ドル、出来高払い10万ドルの最大総額30万ドルで契約した。
米国出身の右腕コーリーは、1998年アリゾナダイヤモンドバックスで米国・メジャーリーグに初昇格した。その後マイナーリーグでの生活が続き、2002年ロサンゼルスドジャースで4年ぶりにメジャー昇格したものの定着できなかった。2004年には日本プロ野球・読売と契約したが、1勝だけに終わり1年限りで退団した。
2006年テキサスレンジャーズで4年ぶりにメジャー昇格し、この年の途中ボストンレッドソックスへ移籍したが、30歳を超えてようやっと中継ぎでメジャーリーグに定着した。2007年は9試合だけのメジャー登板にとどまり、2008年は開幕後サンディエゴパドレスへ移籍し、35歳にして自身最多となるメジャー46試合登板を果たした。
2009年はメジャーリーグでの登板はなく、2010年シーズンは日本プロ野球・千葉ロッテと契約し、14試合に登板、4勝4敗、防御率4.87の成績だったが、2011年の契約はなかった。メジャーリーグ5年間の通算成績は91試合に登板、4勝4敗8ホールド、防御率5.13。マイナーリーグ16年間の通算成績は600試合に登板、64勝64敗95セーブ、防御率4.13。日本プロ野球2年間の通算成績は35試合に登板、5勝5敗、防御率5.08。
コーリーはメジャーリーグで中継ぎだったが、2010年シーズン日本プロ野球で主に先発として起用されたため、ロッテでも同様に先発を任せる方針。これでロッテの2011年シーズンの外国人選手2名は、先日再契約したライアン・サドースキー、コーリーと投手2名となることが決まった。
(12月19日現在の為替レート : 1万ドルが83万9400円。)
(文責 : ふるりん)