兄弟 2−5 SK (台湾・台中洲際)
(勝)門倉 1勝 (セーブ)イ・スンホ(背番号20) 1S (敗)マグレーン 1敗
4日の第1戦で台湾シリーズ優勝チーム・兄弟に敗れた韓国シリーズ優勝チーム・SKは5日、韓国・台湾クラブチャンピオンシップ第2戦を行い、試合はSKの先発門倉(元読売)、兄弟の先発マグレーンと両外国人投手の投げあいが続いた。
SK、兄弟ともになかなかチャンスが作れず、両先発の好投で5回まで無得点が続いた。SKは6回表先頭の1番パク・チェサンがヒットで出塁すると、2番チョ・ドンファがバントで送り、現役引退が間近に迫った3番キム・ジェヒョンのタイムリーで1点を先制した。4番パク・チョングォンのヒットで1,3塁とすると、5番イ・ホジュンの内野ゴロの間に1点を追加した。門倉は6回裏のピンチも、バント処理で2塁走者を3塁で刺し、また1塁走者をけん制で刺すなど、自身の好守で無失点に抑えた。
するとSKは7回表パク・チェサンの2塁打をきっかけにチョ・ドンファ、代打パク・チェホンの連続四球でチャンスを広げると、代わった兄弟の2番手カレンからパク・チョングォンが押し出しの四球を選び、代打イム・フンの2点タイムリーで5−0とリードを広げた。門倉は7回裏2死満塁のピンチを迎えたが、ここも何とか無失点に抑えた。
SKは8回表から2番手イ・スンホ(背番号37)を投入したが、連続四球でピンチを招いたため3番手イ・スンホ(背番号20)に交代した。だが6番王勝偉への押し出しの四球でまず1点を返され、、7番黄仕豪の打球をサードがエラーしてしまい、兄弟がこの回2点を奪った。
だが9回表はイ・スンホ(背番号20)が三者凡退に抑え、SKが第1戦でサヨナラ逆転負けを喫した雪辱を晴らし、2010年韓国・台湾クラブチャンピオンシップは1勝1敗の引き分けに終わった。賞金はSK、兄弟で500万台湾ドル(約1340万円)ずつ山分けとなった。
SKでは右の先発の軸として活躍した門倉が7回を無失点と好投し、勝利に貢献しこの試合のMVP(最優秀選手)に選ばれた。第1戦に続いて出場したチェ・ジョン、チョン・グヌのアジア大会韓国代表選手たちは、この試合も無安打と元気がなかった。
SKは11月13日、日本・東京ドームで日本シリーズ優勝チームと日韓クラブチャンピオンシップで対戦する。なお、2011年は日本と韓国、韓国と台湾の国別対抗戦ではなく、2008年以来3年ぶりにアジアシリーズ(日本、韓国、台湾、中国のプロ野球リーグ優勝チームが出場)を台湾で開催することが合意され、今後詳細が話し合われる。