SK 5−6 ロッテ (釜山・社稷)
(勝)イ・ジョンフン 3勝9敗1S (セーブ)キム・イリョプ 2勝1敗2S (敗)チョン・ビョンドゥ 4勝2敗
(本塁打) ロッテ : チョ・ソンファン 8号
ロッテは1回裏、SKの先発イ・スンホ(背番号20)から3番チョ・ソンファンの本塁打で1点を先制した。SKは3回表、ロッテの先発サドースキーから相手のエラーで1−1の同点に追いつくと、4回表6番キム・ガンミンのタイムリーで1点を勝ち越し逆転した。さらに5回表3番パク・チョングォンのタイムリーで1点を追加した。先発イ・スンホも6回を1失点と好投し、8回表ロッテの4番手イ・ジョンフンからキム・ガンミンのタイムリー、相手のエラーで2点を追加し、SKがこのまま逃げ切るかと思われた。
しかしロッテは8回裏、SKの3番手チョン・ビョンドゥ、4番手ソン・ウンボムから9番ムン・ギュヒョン、1番キム・ジュチャン、2番ソン・アソプ、代打イ・スンファのタイムリーで6−5と一気に逆転した。9回はホ・ジュンヒョク(背番号20)、キム・イリョプが1点差を守りきり、4位ロッテが逆転勝ちで3年連続ポストシーズン進出を決めた勢いをまだ保っている。イ・ジョンフンが味方の援護により幸運にも3勝目。首位SKは終盤に逆転される信じられない敗れ方で、公式戦優勝へのマジックナンバーが6と2試合連続で足踏み状態である。2010年シーズン最終戦となったこのカードは、SKが12勝7敗と勝ち越した。
トゥサン 5−6 キア (光州)
(勝)ソ・ジェウン 9勝7敗 (セーブ)ユ・ドンフン 3勝2敗14S (敗)キム・ソンベ 1勝2敗
キアは2回裏、トゥサンの先発キム・ソンベから7番イ・ヨンス、8番キム・サンフン、9番の大卒新人ホン・ジェホのタイムリーで3点を先制しキム・ソンベをノックアウトすると、代わったトゥサンの2番手ウォン・ヨンモクの暴投で1点を追加した。キアの先発ソ・ジェウンは好投を続け、打線も4回裏2番キム・ソンビンの犠牲フライで1点、5回裏トゥサンの3番手の高卒新人イ・ジェハクから6番キム・ウォンソプのタイムリーで1点を追加した。トゥサンは7回表6番ヤン・ウィジのタイムリーで1点を返すと、8回表キアの2番手ユン・ソンミンから途中出場の9番の大卒新人キム・ドンギルのプロ初打点となるタイムリー、2番オ・ジェウォンの内野ゴロの間、途中出場の4番イ・ドゥファンの犠牲フライ、5番イ・ソンヨルのタイムリーで4点を返して5−6と1点差に迫った。
しかし最後は3番手ユ・ドンフンが抑え、5位キアが1点差を守りきり、試合前に引退セレモニーを行った名内野手キム・ジョングクに勝利をプレゼントした。7階まで1失点に抑えたソ・ジェウンが9勝目。打線では1番シン・ジョンギルが4安打と活躍。3位トゥサンは先発キム・ソンベが2回途中でノックアウトされ、故障から復帰したばかりのユン・ソンミンに痛打を浴びせた終盤の打線の反撃も及ばなかった。2010年最終戦となったこのカードは、トゥサンが13勝6敗と勝ち越した。
ネクセン 3−4 ハンファ (大田)
(勝)チャン・ミンジェ 1勝 (敗)キム・ソンヒョン 7勝8敗
(本塁打) ネクセン : チャン・ヨンソク 4号 ハンファ : チェ・ジンヘン 30号
ハンファは1回裏、ネクセンの先発コ・ウォンジュンから5番キム・ガン、6番チョン・ヒョンテのタイムリーで2点を先制し、ネクセンも2回表、ハンファの先発デポーラから5番チャン・ヨンソクの本塁打で1点を返した。ハンファは2回裏2番イ・デスのタイムリーで1点を追加し、コ・ウォンジュンをノックアウトした。デポーラは好投を続け反撃を許さなかったが、ネクセンもオ・ジェヨン、マ・ジョンギル、パク・ソンフン、イ・デファン、ソン・シニョンの継投で追加点を許さなかった。ネクセンは8回表、ハンファの4番手パク・チョンジンから相手のエラーで3−3の同点に追いついた。
試合はこのあとハンファのユン・ギュジンの好投などで延長に突入した。最下位ハンファは11回裏、ネクセンの8番手キム・ソンヒョンから4番の主砲チェ・ジンヘンの自身初となる30号本塁打でサヨナラ勝ちした。11回表6番手として登板し無失点に抑えたチャン・ミンジェがプロ2年目にして初勝利となり、最下位脱出に一縷の希望をつないだ。7位ネクセンでは3番ユ・ハンジュンが3安打と活躍。2010年最終戦となったこのカードは、ハンファが11勝8敗と勝ち越し意地を見せた。
(30号サヨナラ本塁打を打ったチェ・ジンヘン。)