サムソン−ＬＧ(ソウル・蚕室)は雨天中止。
ＳＫ ８−５ ロッテ （釜山・社稷）
（勝）オム・ジョンウク ４勝３敗 （セーブ）ソン・ウンボム ８勝５敗４Ｓ （敗）キム・スワン ５勝１敗
（本塁打） ＳＫ ： パク・チョングォン １８号、キム・ジェヒョン ９号 ロッテ ： チョン・ジュヌ １５号
ＳＫは1回表、ロッテの先発キム・スワンから3番パク・チョングォンの2ランで先制し、ロッテは2回裏、ＳＫの先発コ・ヒョジュンから7番チョン・ジュヌの2ランで同点に追いついた。ＳＫは3回表4番イ・ホジュンの犠牲フライ、5番チェ・ジョンのタイムリーで3点を勝ち越し、4回表7番キム・ジェヒョンの史上15人目となる通算20号本塁打で1点を追加した。ロッテは4回裏、ＳＫの2番手オム・ジョンウクから5番カン・ミンホがレフトフェンスを越えたかと思われる大きな打球を放ち、これがいったん本塁打と認定されたが、これがスタンドの観客の手に当たってグラウンドに落ちたため、ＳＫ側から抗議が出てビデオ判定の結果2塁打となった。この回ロッテは6番ガルシア(元オリックス)の犠牲フライで1点を返した。ＳＫは5回表ロッテの2番手ホ・ジュンヒョク(背番号20)から6番キム・ガンミンのタイムリーで1点を追加し、ロッテは6回裏ＳＫの3番手チョン・ウラムから相手のパスボールやチョン・ジュヌの犠牲フライで2点を返した。
首位ＳＫは8回表、ロッテの4番手イ・ジョンミンから9番ナ・ジュファンのタイムリーで1点を追加し、その後チョン・デヒョン、ソン・ウンボムの継投で相手の反撃を断ち逃げ切り、試合が雨天中止となった2位サムソンとの差を広げた。3回から6回途中まで1失点に抑えたオム・ジョンウクが4勝目。打線ではチェ・ジョンが3安打2打点と活躍。4位ロッテは勝率5割復帰に失敗し、プロ初勝利後5連勝中だった21歳の若手キム・スワンも4回途中5失点で降板と期待を裏切った。打線ではチョン・ジュヌが1本塁打3打点と活躍。
(3安打2打点と活躍したチェ・ジョン。)
トゥサン ９−３ ハンファ （大田）
（勝）チョン・ジェフン ７勝４敗１Ｓ （敗）ユン・ギュジン １勝２敗
（本塁打） トゥサン ： ヤン・ウィジ １７，１８号 ハンファ ： キム・テワン １５号
トゥサンは1回表、ハンファの先発の高卒新人アン・スンミンから3番キム・ヒョンスのタイムリーで1点を先制した。トゥサンの先発の高卒新人イ・ジェハクに抑えられていたハンファは5回裏、4番キム・テワンの3ランで逆転した。トゥサンは6回表4番キム・ドンジュ、5番チェ・ジュンソクのタイムリーで3−3の同点に追いつき、7回表ハンファの2番手ユン・ギュジンから8番ヤン・ウィジの本塁打で1点を勝ち越し逆転すると、この回代わったハンファの3番手マ・イリョンからキム・ドンジュの2打席連続タイムリーで2点を追加した。
3位トゥサンは8回表ハンファの4番手ヤン・フンからヤン・ウィジの2打席連続本塁打で2点、9回表ハンファの6番手チャン・ミンジェからキム・ドンジュの内野ゴロの間に1点を追加すると、7回以降コ・チャンソン、イ・ヒョンスン、イ・ヨンチャンの継投で相手の反撃を断ち、3連敗から脱出し試合が雨天中止となった2位サムソンとの差を縮めた。6回に2番手として登板したチョン・ジェフンが幸運にも打線の援護で7勝目。打線ではヤン・ウィジが2本塁打3打点、キム・ドンジュが2安打4打点と活躍。最下位ハンファはリリーフ陣がいとも間単に逆転を許し、キアに勝った7位ネクセンとの差も広がり最下位脱出は容易ではなさそうである。なお、2010年シーズン最終戦となったこのカードは、トゥサンが13勝6敗と勝ち越した。
ネクセン ３−２ キア （光州）
（勝）パク・チュンス ２勝２敗 （セーブ）ソン・スンナク ２勝１敗２２Ｓ （敗）イ・サンファ １敗
（本塁打） キア ： キム・サンヒョン １８号
キアは1回裏、ネクセンの先発キム・ソンテから4番チェ・ヒィソプの犠牲フライで1点を先制し、ネクセンは3回表、キアの先発コロンから3番ユ・ハンジュンの内野ゴロの間、4番ソン・ジマンのタイムリーで2−1と逆転した。キアは3回裏5番キム・サンヒョンの本塁打で2−2の同点に追いつき、その後コロン、キム・ソンテとともに好投し勝ち越し点を許さなかった。ネクセンは8回表キアの2番手イ・サンファからチャンスを作ると、代わった3番手ユ・ドンフンからユ・ハンジュンのタイムリーで1点を勝ち越した。
7位ネクセンはパク・チュンス、ソン・シニョン、ソン・スンナクの継投で1点差を守りきり、逆転勝ちしトゥサンに敗れた最下位ハンファとの差を広げた。7回途中から登板した2番手パク・チュンスが2勝目。5位キアは接戦を落とし、4位ロッテとの差をつめられず2年連続のポストシーズン進出が苦しくなってきた。2010年シーズン開幕前に軍から除隊され、最近2007年以来3年ぶりの1軍登板を果たしたイ・サンファが敗戦投手となった。なお8回裏キアの攻撃で、先頭のイ・ヨンギュがパク・チュンスから4球目から13球目まで10球連続ファールで粘り、さらに15球目から19球目までも5球連続ファールと粘り続けたが、20球目を打ち上げ外野フライに打ち取られ、1打席での球数の新記録を更新した。
