ネクセン−SK(仁川・文鶴)は雨天中止。
LG 2−2 トゥサン (ソウル・蚕室)
(本塁打) LG : イ・ビョンギュ(背番号24) 11号
LGは3回表、トゥサンの先発キム・ソヌから4番チョ・インソンのタイムリーで1点を先制した。これでチョ・インソンはシーズン96打点を記録し、2000年のパク・キョンワン(SK、当時は現代)の95打点を抜き、捕手としてのシーズン打点最多記録を更新した。4回表にも6番イ・ビョンギュ(背番号24)の本塁打で1点を追加した。トゥサンはその裏、LGの先発キム・グァンサムから3番キム・ヒョンスのタイムリーで1点を返すと、5回裏キム・グァンサムのボークで2−2の同点に追いついた。この判定に対してLGのパク・チョンフン監督が激しく抗議し、試合は11分間中断した。
さらに6回表の攻撃に入る前から強く雨が降り始め、試合は37分間中断となったが、結局降雨コールドゲームが宣告され試合は引き分けに終わった。延長12回まで終了した時点ではなく、降雨コールドによる引き分けは2006年7月6日のLG−ハンファ戦以来4年ぶりに記録されることになった。3連敗中の3位トゥサンにとっては、2位サムソンが試合がなかった分1勝分でも差を詰めておきたかったが、負けに等しい結果となってしまった。なお、2010年シーズン最終戦となったこのカードは、トゥサンが11勝6敗2分けと勝ち越し、順位争いを優位に進めた。
キア 7−5 ロッテ (釜山・社稷)
(勝)キム・ヒィゴル 3勝4敗 (セーブ)ユン・ソンミン 6勝3敗3S (敗)カン・ヨンシク 1勝2敗2S
(本塁打) キア : ナ・ジワン 14,15号
キアは1回表、ロッテの先発ソン・スンジュンから3番ナ・ジワンの3試合連続本塁打となる2ランで先制した。ロッテも1回裏、キアの先発コロンから3番チョ・ソンファンのタイムリー、相手のエラーや5番ガルシア(元オリックス)の内野ゴロの間、7番チョン・ジュヌ、9番ムン・ギュヒョンのタイムリーで5−2と逆転した。キアは4回表6番アン・チホンのタイムリーで2点を返し4−5と1点差に迫り、ロッテも6回途中からキム・イリョプを登板させ継投策に出た。キアは8回表ロッテの3番手カン・ヨンシクから、ナ・ジワンのこの試合2本目となる2ランで逆転し、9回表ロッテの5番手イ・ジョンミンからナ・ジワンのタイムリーで1点を追加した。
ロッテの9回裏の攻撃で、キアの4番手ユン・ソンミンがチョ・ソンファンの頭部に死球を与えたため、場内は騒然となり、ファンたちが物をグラウンドに投げ入れたため試合は10分ほど中断した。その後逆転サヨナラ勝ちのチャンスを迎えたが、ここは5位キアがしのぎ逆転勝ちし、4位ロッテとの差を縮めた。6回途中から7回までを投げた3番手キム・ヒィゴルが3勝目。打線ではナ・ジワンが4安打2本塁打5打点、1番イ・ヨンギュが4安打、3番チェ・ヒィソプが3安打と活躍。ロッテは7連勝をキアに阻止された形となり、今後の戦略上痛い一敗を喫した。