ＳＫ ３−０ キア (光州)
（勝）キム・グァンヒョン ４勝 （セーブ）イ・スンホ １１Ｓ （敗）チョン・ヒョンテ ２敗
ＳＫは3回表、キアの先発チョン・テヒョンから1番パク・チェサン、2番チョン・グヌのタイムリーで2点を先制し、先発キム・グァンヒョンは何度かのピンチもしのぎ無失点を続けた。キアは2番手キム・ヒィゴルが好投し追加点を与えなかったが、キム・グァンヒョンは7回途中まで無失点に抑え、2番手チョン・ウラムも反撃を許さなかった。ＳＫは9回表キアの5番手チョ・テスから9番イム・フンのタイムリーで1点を追加した。
キアは9回裏、ＳＫの守護神イ・スンホから1死満塁のチャンスを作ったが、結局これも生かせずか首位ＳＫが完封リレーで連勝を12にまで伸ばし、その勢いはまったくとどまることを知らない。エースとして完全復活を遂げたキム・グァンヒョンは4連勝で、チームの上昇気流に乗っている。首位ＳＫの前に2試合連続完封負けを喫したキアは、3連勝となったロッテに抜かれ6位に後退し、2009年ＳＫを破って韓国シリーズ優勝を達成した勢いはまったく感じられない。
(4連勝と絶好調のキム・グァンヒョン。)
トゥサン ３−１ ハンファ (大田)
（勝）キム・ソヌ ３勝２敗 （セーブ）イ・ヨンチャン ９Ｓ （敗）リュ・ヒョンジン ４勝１敗
（本塁打） トゥサン ： ソン・シホン ２号
トゥサンの先発キム・ソヌ、ハンファの先発リュ・ヒョンジンは互いに得点を許してこなかったが、ハンファは5回裏1死3塁のチャンスで、9番イ・デスの内野ゴロをショートのソン・シホンが本塁に送球したが間に合わず1点を先制した。トゥサンは6回表2番オ・ジェウォンの併殺打の間に1-1の同点に追いつくと、8回表途中出場の3番ミン・ビョンホンのタイムリーで1点を勝ち越し逆転した。9回表にはハンファの2番手マ・イリョンから7番ソン・シホンの本塁打で1点を追加した。
8回以降はチョン・ジェフン、守護神イ・ヨンチャンの継投で追加点を許さず、2位トゥサンが逆転勝ちで12連勝と独走中の首位ＳＫを必死に追いかけている。7回を1失点に抑えたキム・ソヌが3勝目。一方開幕から4連勝中だったエースのリュ・ヒョンジンが8回を2失点と好投したものの、打線が抑えられてしまった7位ハンファはこれで4連敗となり、開幕から1ヶ月が過ぎた4月末ながら上位チームにどんどん置いていかれてしまっている。
サムソン ３−２ ＬＧ (ソウル・蚕室)
（勝）アン・ジマン ４勝１敗 （セーブ）オ・スンファン ４Ｓ （敗）ポン・ジュングン ２勝３敗
試合はＬＧの先発ポン・ジュングン、サムソンの先発チャン・ウォンサムと、韓国代表で活躍した両左腕の投手戦となった。ポン・ジュングンは毎回のように走者を出しながら、なかなか得点を与えない。チャン・ウォンサムは5回裏3者連続四球を与えて満塁のピンチを招くが、ここも何とか切り抜けた。サムソンは6回から2番手アン・ジマンを登板させ継投策を取り、7回表3番チェ・ヒョンウのタイムリーで2点を先制しポン・ジュングンをノックアウトすると、代わったＬＧの2番手イ・サンヨルから4番チェ・テインのタイムリーで1点を追加した。
ＬＧは7回裏サムソンの3番手チャ・ウチャン、4番手チョン・ヒョヌクから相手のエラーや代打イ・ジニョンのタイムリーで2点を返した。この1点のリードを最後はオ・スンファンが抑え、サムソンが接戦を制しＬＧを抜いて3位に浮上した。中継ぎ陣の一角として活躍するアン・ジマンが4勝目。ＬＧはエースのポン・ジュングンの力投に打線がこたえられず、終盤キム・ギピョ、イ・ドンヒョンなど必死の継投策を取ったが、4位に後退。
ネクセン ２−５ ロッテ (釜山・社稷)
（勝）ソン・スンジュン ２勝３敗 （セーブ）ペ・ジャンホ １Ｓ （敗）クム・ミンチョル ３勝３敗
（本塁打） ロッテ ： ガルシア ７号、ソン・アソプ １号
ネクセンは1回表、ロッテの先発ソン・スンジュンから5番ソン・ジマン、6番カン・ビョンシクのタイムリーで2点を先制し、ロッテは2回裏、ネクセンの先発クム・ミンチョルから5番ガルシア(元オリックス)の本塁打で1点を返し、3回裏2番ソン・アソプのランニング本塁打で2−2の同点に追いついた。そして4回裏、9番ヤン・ジョンミンのプロ2年目での初打点となる押し出しの四球で逆転し、6回裏ヤン・ジョンミンの2打席連続タイムリーで2点を追加すると、クム・ミンチョルをノックアウトした。
ソン・スンジュンは2回以降得点を許さず、最後は2番手ペ・ジャンホが抑え、ロッテが3連勝でキアを抜いて5位に浮上した。2010年シーズンはここまで不調だったが、この試合は8回を2失点に抑えたソン・スンジュンは2勝目。打線ではプロ初安打、初打点を記録した19歳の若手ヤン・ジョンミンが3打点と活躍。最下位ネクセンは頼みのクム・ミンチョルが6回途中5失点と不調で、打線もつながらず4連敗で投打ともに浮上の兆しが見えない。
(8回を2失点と好投したソン・スンジュン。)
