サムソン ７−２ ＳＫ （仁川・文鶴）
（勝）イ・ウソン ２勝 （敗）キム・グァンヒョン １０勝２敗
（本塁打） サムソン ： カン・ボンギュ ９号、チェ・ヒョンウ １１号 ＳＫ ： チョン・グヌ ３号、チェ・ジョン １２号
サムソンは2回表ＳＫの先発キム・グァンヒョンから外野のエラーにより1点を先制し、4回表3番カン・ボンギュの本塁打で1点を追加した。ＳＫは6回裏サムソンの先発の大卒新人イ・ウソンから2番チョン・グヌの本塁打で1点差としたが、サムソンは7回表ＳＫの3番手イ・スンホから9番パク・ハニのタイムリー、2番チェ・ヒョンウの2ランで4点を追加し、6−1とリードを広げた。ＳＫは7回裏サムソンの3番手ペ・ヨンスから6番チェ・ジョンの本塁打で1点を返したが、サムソンは8回表ＳＫの4番手チョン・ウラムから7番チェ・テインのタイムリーで1点を追加した。
サムソンは8回以降チョ・ヒョングン、チェ・ウォンジェの継投で相手の反撃を断ち、5連勝で勝率5割に復帰し、ロッテと激しく争う4位の座を守った。6回途中まで1失点に抑えたイ・ウソンは、6月に申告選手（1軍戦に出場できない練習生扱いの選手）から正式な選手契約を結んだばかりだったが、ＳＫの若きエースのキム・グァンヒョンに投げ勝ち、2勝目をあげた。一方首位ＳＫは7連勝の後に2009年シーズン初の5連敗を喫してしまった。キム・グァンヒョンは5回2失点とさほど悪い内容ではなかったが、守備が足を引っ張りリリーフ陣も追加点を与え、打線も援護できないなど運もなかった。
トゥサン ２−３ キア （光州）
（勝）ユ・ドンフン ４勝２敗６Ｓ （敗）イム・テフン １０勝２敗１Ｓ
（本塁打） キア ： キム・サンヒョン １２号
キアは1回裏トゥサンの先発ホン・サンサムから4番キム・サンヒョンのタイムリーで1点を先制し、トゥサンは4回表キアの先発ロペスから9番イ・デスの併殺打の間に1−1の同点に追いつく。試合は緊迫した投手戦となり、キアは6回裏キム・サンヒョンの本塁打で1点を勝ち越し、ホン・サンサムをノックアウトした。ロペスは7回を1失点に抑え、キアは8回から2番手ヤン・ヒョンジョンを登板させ継投策に出るが、ピンチを招いてしまい、トゥサンは8回表キアの3番手ユ・ドンフンから4番キム・ドンジュの内野ゴロの間に2−2の同点に追いついた。
トゥサンは7回、8回とコ・チャンソン、イム・テフンの継投で追加点を与えなかった。3位キアは9回裏イム・テフンから1死満塁のチャンスを作り、1死後9番イ・ヒョンゴンが押し出しの死球を受け、3−2でサヨナラ勝ちし、2位トゥサンとの差を縮めた。8回に勝ち越し点を許したが、9回は三者凡退に抑えたユ・ドンフンが4勝目。打線ではキム・サンヒョンが3安打1本塁打2打点と活躍。2位トゥサンは打線の援護がなくコ・チャンソン、イム・テフンの必勝リレーが崩れ、5連敗中の首位ＳＫとの差を縮められなかった。
ロッテ ３−０ ヒーローズ （ソウル・木洞）
（勝）ソン・スンジュン ９勝３敗 （敗）イ・ヒョンスン ９勝６敗
（本塁打） ロッテ ： ホン・ソンフン ７号
試合はロッテの先発ソン・スンジュン、ヒーローズの先発イ・ヒョンスンによる投手戦となった。ヒーローズは2回裏2死1，2塁のチャンスを作るが、8番キム・ドンスが凡退した。ロッテも5回表2死満塁のチャンスを作ったが、1番チョン・ジュヌは凡退してしまった。ソン・スンジュンは5回裏2死2，3塁のピンチをしのぐと、ロッテは6回表イ・ヒョンスンから5番ホン・ソンフンの3ランで均衡を破った。ヒーローズもその後チョン・ジュンホ（背番号61）、ペ・ヒムチャンなどの継投で追加点を許さなかった。
ソン・スンジュンはこの後大きなピンチはなくヒーローズを完封し、9日に4位の座をサムソンに奪われた5位ロッテは5連勝中のサムソンを追走する貴重な1勝をあげた。これで3試合連続完封勝利をあげたソン・スンジュンは、1995年のキム・サンジン（当時はＯＢ所属、現ＳＫ投手コーチ）以来14年ぶりの快挙を達成した。さらに自身9連勝ともなりチーム最多の9勝目で、6月以降好調のチームを牽引している。一方6位ヒーローズはイ・ヒョンスンがホン・ソンフンの一発に泣き、打線もわずか3安打に抑えられ、し烈な4位争いから一歩後退した。
ハンファ ４−５ ＬＧ （ソウル・蚕室）
（勝）リュ・テッキョン ２勝 （セーブ）チョン・チャンホン ５勝３敗１Ｓ （敗）ヤン・フン ３勝３敗２Ｓ
（本塁打） ハンファ ： イ・ボムホ １６号、キム・テギュン １２号 ＬＧ ： ペタジーニ ２１号、チョ・インソン １１号、パク・ピョンホ ６号
ハンファは1回表ＬＧの先発ポン・ジュングンから3番イ・ボムホ、4番キム・テギュンの2者連続本塁打で2点を先制したが、ＬＧは4回裏ハンファの先発ユ・ウォンサンから4番ペタジーニ（元読売）の本塁打で1点を返し、5回裏8番チョ・インソンの本塁打で2−2の同点に追いついた。ハンファは7回表6番キム・テワンのタイムリーで1点を勝ち越したが、ＬＧはその裏ハンファの3番手マ・ジョンギルから1番パク・ヨンテクの犠牲フライで3−3の同点に追いつき、8回裏6番パク・ピョンホの2ランで逆転した。
ハンファは9回表ＬＧの4番手チョン・チャンホンから5番イ・ドヒョンのタイムリーで1点を返したが、同点には追いつけず7位ＬＧが逃げ切った。8回表1死から登板し打者2人をアウトに取った3番手リュ・テッキョンが2勝目。先日史上初の通算100ホールドを記録し、プロ通算16年間でこの試合の勝利を含めて10勝しかしていないリュ・テッキョンが、1シーズンで2勝したのは、3勝した2001年以来8年ぶり。最下位ハンファはキム・テギュンとイ・ボムホのアベックアーチも勝利に結びつかなかった。打線では4試合連続本塁打と絶好調の主砲キム・テギュンが3安打1打点と活躍。
（8回裏パク・ピョンホが決勝2ランを打つ。）
