サムソン−ハンファ(大田)は、3回裏途中で降雨ノーゲーム。
SK 0−4 LG (ソウル・蚕室)
(勝)ポン・ジュングン 9勝6敗 (セーブ)イ・ドンヒョン 5勝2S (敗)キム・グァンヒョン 12勝3敗
この試合の始球式は、LGと業務提携を結んでいる日本プロ野球・中日の元投手の鈴木孝政氏がつとめ、中日のマスコット・ドアラも2009年に引き続き2年連続で蚕室野球場を訪問した。SKの先発キム・グァンヒョン、LGの先発ポン・ジュングンと、両チームともにエースが何度もピンチを作りながらも持ちこたえ、5回まで両チーム無得点が続いた。LGは6回裏8番パク・キョンスのタイムリーで1点を先制すると、この回代わったSKの2番手チョン・ウラムから1番パク・ヨンテクのタイムリーで2点を追加した。LGは8回から2番手イ・ドンヒョンを登板させると、その裏SKの4番手カ・ドゥギョムからパク・ヨンテクの2打席連続タイムリーで1点を追加した。
最後はイ・ドンヒョンが抑え、5位LGが5連敗から脱出し、キアに敗れたロッテとの差を縮め4位争いに希望をつないだ。7回まで無失点に抑えたポン・ジュングンがチーム最多の9勝目で、連敗ストッパーとなり、SK戦の勝利は2008年3月以来2年4ヶ月ぶり。首位SKは先発キム・グァンヒョンが6回途中で降板し自身の連勝が8で止まり、打線がつながらず8安打で完封負けし3連敗。
(記念撮影をするドアラとLGのマスコット。)
トゥサン 4−3 ネクセン (ソウル・木洞)
(勝)イ・ヒョンスン 3勝5敗 (セーブ)イ・ヨンチャン 21S (敗)パク・チュンス 1勝2敗
トゥサンは1回表、ネクセンの先発バーンサイド(元読売)から4番キム・ドンジュ、5番チェ・ジュンソクのタイムリーで2点を先制し、ネクセンは2回裏、トゥサンの先発ヒメネスから7番ソン・ジマンのタイムリー、ヒメネスのエラーで2−2の同点に追いついた。ネクセンは4回裏1番チャン・ギヨンのタイムリーで1点を勝ち越し、3−2と逆転しバーンサイドも6回を2失点に抑えた。トゥサンは7回表ネクセンの4番手パク・チュンスから2番コ・ヨンミンの内野ゴロの間に3−3の同点に追いつくと、8回表途中出場の6番チェ・スンファンが最初バントを試み2度失敗したものの、見事にタイムリーを打ち4−3と逆転した。
8回からはチョン・ジェフン、イ・ヨンチャンの継投で1点を守りきり、3位トゥサンが5連勝でこの日試合が雨天ノーゲームとなった2位サムソンに僅差と迫った。3番手として7回裏の1回を無失点に抑えたイ・ヒョンスンが3勝目。イ・ヨンチャンはセーブ王争い単独トップの21セーブ目。7位ネクセンは課題のリリーフ陣の弱さがこの試合も明らかに出てしまい、打線も振るわず接戦を落とした。
キア 7−5 ロッテ (釜山・社稷)
(勝)ソン・ヨンミン 2勝5敗1S (セーブ)アン・ヨンミョン 5勝3敗1S (敗)キム・サユル 3敗2S
(本塁打) キア : キム・サンヒョン 9号、アン・チホン 5号 ロッテ : チョン・ジュヌ 9号、イ・デホ 29号
ロッテは2回裏、キアの先発ロペスから8番チョン・ジュヌの3ランで先制し、キアは4回表、ロッテの先発サドースキーから6番キム・サンヒョンのタイムリーで1点、5回表3番キム・ウォンソプの内野ゴロの間に1点を返した。キアは6回途中でロペスから2番手ソン・ヨンミンに投手を交代させた。ロッテも6回からイ・ジョンフン、カン・ヨンシクなどを登板させ継投策に出た。するとキアは8回表ロッテの4番手キム・サユルからキム・サンヒョンの2ランで4−3と逆転すると、代わったロッテの5番手イム・ギョンワン、6番手キム・イリョプからキム・ウォンソプ、4番チェ・ヒィソプへの押し出しの四球で2点を追加した。ロッテもその裏キアの3番手ユ・ドンフンからイ・デホの2ランで1点差に迫った。
6位キアは9回表7番アン・チホンの本塁打で1点を追加すると、最後は4番手アン・ヨンミョンが抑え逆転勝ちした。6回途中から7回まで無失点に抑えたソン・ヨンミンが2勝目。打線では最近故障から戦列に復帰し、逆転2ランを打ったキム・サンヒョンが1本塁打3打点と活躍。6月ハンファから移籍してきたアン・ヨンミョンは、キア移籍後初セーブ。4位ロッテはまたもや継投の失敗で逆転負けし、なかなか勢いに乗れず優位に立つことができない。打線では主砲イ・デホが3安打1本塁打2打点と活躍。