ロッテ ３−４ トゥサン (ソウル・蚕室)
（勝）キム・ソヌ ２勝１敗 （セーブ）イ・ヨンチャン ７Ｓ （敗）ソン・スンジュン １勝２敗
（本塁打） ロッテ ： ガルシア ３号 トゥサン ： ソン・シホン １号、イ・ジョンウク １号
ロッテは4回表、トゥサンの先発キム・ソヌから5番ガルシア(元オリックス)の本塁打で1点を先制し、トゥサンはその裏、ロッテの先発ソン・スンジュンから7番ソン・シホンの3ランで逆転し、5回裏1番イ・ジョンウクの本塁打で1点を追加した。ロッテは7回表、トゥサンの2番手コ・チャンソンから3番ホン・ソンフンのタイムリーで1点を返し、7回以降ホ・ジュンヒョク(背番号56)、ホ・ジュンヒョク(背番号20)、イ・ジョンフンの継投で追加点を与えない。
ロッテは9回表、トゥサンの守護神イ・ヨンチャンからホン・ソンフンのタイムリーで1点差としたが、トゥサンが何とか逃げ切り首位の座を守った。6回1失点と好投したキム・ソヌが2勝目。21歳の若き守護神イ・ヨンチャンはセーブ王争いトップの7セーブ目。ロッテは12安打を放ちながら、打線がつながらず3点どまりで、単独7位に後退した。打線ではホン・ソンフンが3安打2打点と活躍。なお、週末の試合ということもあり、蚕室野球場は27000人の超満員の観客で埋まり入場券完売となった。
(4回裏、ソン・シホンが逆転3ランを打つ。)
サムソン ３−４ ＳＫ (仁川・文鶴)
（勝）オム・ジョンウク ２勝１敗 （セーブ）イ・スンホ ６Ｓ （敗）クルセタ ２勝２敗
（本塁打） サムソン ： チェ・ヒョンウ ２号 ＳＫ ： パク・チェホン １号、ナ・ジュファン １号
サムソンは3回表、ＳＫの先発コ・ヒョジュンから4番チェ・ヒョンウの2ランで先制し、この回途中でＳＫはコ・ヒョンジュンから2番手オム・ジョンウクに交代させた。たが、ＳＫはその裏、サムソンの先発クルセタから3番パク・チェホンの2ランで同点に追いつき、4回裏8番ナ・ジュファンの2ランで逆転した。クルセタは5回で降板し、サムソンは7回表オム・ジョンウクからチェ・ヒョンウのタイムリーで1点差とし、クォン・オジュン、クォン・ヒョク、オ・スンファンの継投で追加点を与えなかった。
2位ＳＫは8回から3番手イ・スンホが登板し、1点差を守りきって接戦を制し4連勝で、首位トゥサンを追走している。ロングリリーフで3回途中から7回まで1失点に抑えたオム・ジョンウクが2勝目。一方3位サムソンは必死の継投を見せたが、あと一歩及ばず4連敗で首位トゥサン、2位ＳＫの姿が遠のいた。
ＬＧ １３−４ キア (光州)
（勝）キム・グァンサム ２勝１敗 （セーブ）キム・ギピョ １敗１Ｓ （敗）ロペス １勝２敗
（本塁打） ＬＧ ： パク・キョンス １号、パク・ヨングン １号
ＬＧは2回表、キアの先発ロペスから7番チョ・インソン、8番オ・ジファン、1番イ・デヒョンのタイムリーで3点を先制し、キアは5回裏、ＬＧの先発キム・グァンサムから9番イ・ヒョンゴンのタイムリー、1番イ・ヨンギュの併殺打の間に2点を返した。ＬＧは6回表チョ・インソンのタイムリー、オ・ジファンの犠牲フライで2点を追加し、キアは7回裏、ＬＧの4番手オ・サンミンから代打ホン・セワンのタイムリー、2番キム・ウォンソプの内野ゴロの間に2点を返し、4−5と1点差に迫った。
ＬＧは8回表キアの3番手ソン・ヨンミン、4番手チョン・ヨンウンから9番パク・キョンスの満塁本塁打、3番パク・ヨンテクのタイムリー、途中出場の5番パク・ヨングンの3ランで一気に8点を奪い、5番手キム・ギピョが相手の反撃を断ち、4連勝となりキアを抜いて単独4位に浮上した。5回を2失点に抑えたキム・グァンサムが2勝目。7回途中から登板したキム・ギピョは、2006年以来4年ぶりのセーブ。14安打と爆発した打線では5番イ・ジニョンが3安打と活躍。単独5位に後退したキアは、先発ロペスが7回5失点と2009年最多勝投手らしい姿を見せられず、リリーフ陣も打たれてしまい大敗した。
ネクセン ０−６ ハンファ (清州)
（勝）ユ・ウォンサン １勝 （敗）キム・サンス ２敗
（本塁打） ハンファ ： キム・テワン ６号
ハンファの準本拠地・清州(チョンジュ)で開催されたこの試合は、球場が7500人と小規模なこともあり、入場券完売の満員御礼となった。ハンファは1回裏、ネクセンの先発キム・サンスから3番キム・テワン、5番チェ・ジンヘンのタイムリーで2点を先制した。ハンファの先発ユ・ウォンサンは好投を続けると、打線は5回裏キム・テワンの本塁打王争いトップの6号ソロで1点を追加した。ハンファは8回から2番手マ・イリョンを登板させ、打線は8回裏ネクセンの4番手イ・ボグンから途中出場の1番ヤン・ヒョンソクのタイムリーで2点を追加した。
最後はホ・ユガンが抑え、ハンファが2010年シーズン初の完封リレーで快勝し、キアと同率5位に浮上した。7回を無失点と好投したユ・ウォンサンが勝利投手。最下位ネクセンはわずか5安打に抑えられ、7連敗から脱出したと思ったら3連敗とチームの沈没が止まらない。ここ5試合中3試合完封負けを喫するなど、攻撃力不足が明らかである。
