DAILY KOREAN PRO BASEBALL 2

1982年に発足し、2024年時点で10球団が加盟する韓国野球委員会(KBO)による韓国のプロ野球リーグ(通称KBOリーグ)に関するブログ。レギュラーシーズン、ポストシーズン(韓国シリーズなど)の試合速報や球団別の情報、現役プロ選手が含まれる野球韓国代表が出場する国際大会の情報などもお伝えします。 twitter : @kbodigest

  日韓クラブチャンピオンシップのため練習試合を実施

 秋季キャンプ中のキアとLGは7日、キアのキャンプ地の韓国南部・南海(ナムヘ)で練習試合を行った。韓国シリーズで12年ぶりに優勝したキアは14日、日本シリーズ優勝チーム・読売と日韓クラブチャンピオンシップ(13時、長崎市・ビッグNスタジアム)で対戦するため、実戦感覚を忘れないようにするための調整の意味が強かった。また、パク・チョンフン新監督就任でここ数年の低迷から巻き返しを図るLGは、南海から少し離れた同じ韓国南部・晋州(チンジュ)で秋季キャンプ中である。
 試合はキアが4回裏、LGの2番手キム・スヒョンから韓国シリーズ第7戦でサヨナラ本塁打を放った3番ナ・ジワンのソロ本塁打で1点を先制し、6回裏4番チェ・ヒィソプのタイムリーで1点を追加した。LGは7回表キアの3番手ソン・ヨンミンから3番キム・テワンの本塁打で1点を返したが、キアはその裏LGの4番手キム・テシクから途中出場の2番キム・ソンビン、3番キム・サンヒョン、5番アン・チホンのタイムリーで3点を追加した。LGは9回表キアの守護神ユ・ドンフンから2番オ・ジファンのタイムリー、4番イ・ビョンギュの犠牲フライで2点を返したが、キアが逃げ切り5−3で勝利し、球団史上初となる国際大会出場に向けて弾みをつけた。
 なお、キアの先発で日韓クラブチャンピオンシップでも登板が予想される21歳の若き左腕ヤン・ヒョンジョンは、5回を無失点と好投した。しかし、守護神ユ・ドンフンがエラーもあり2点を返され、不安を残した。野手ではこの試合でも先制本塁打を放ったナ・ジワンだけでなく、同じく韓国シリーズ第7戦で勝利に貢献したまだ19歳の高卒新人アン・チホンも、3安打1打点と活躍した。LGは2軍の若手選手ばかり出場した。
 キアは12日、日韓クラブチャンピオンシップの会場となる日本・長崎市へと移動する予定。

(文責 : ふるりん