キア ８−４ ＳＫ （仁川・文鶴）
（勝）ソン・ヨンミン ４勝１敗 （敗）イ・スンホ ５勝５敗６Ｓ
（本塁打） キア ： チェ・ヒィソプ ２４号、キム・サンヒョン ２５，２６号、ナ・ジワン ２０号 ＳＫ ： キム・ジェヒョン ６号、チョン・サンホ ８号
キアは1回表ＳＫの先発門倉(元読売)から4番チェ・ヒィソプの2ランで先制し、続く5番キム・サンヒョンの本塁打王争い単独トップに立つ26号ソロで1点を追加した。キアの先発ガトームソン(元福岡ソフトバンク)は好投していたが、ＳＫは5回裏2番ナ・ジュファンのタイムリーで1点を返した。キアは6回表キム・サンヒョンのこの試合2本目の本塁打で1点を追加したが、ＳＫはその裏ガトームソンから5番キム・ジェヒョンの2ランで1点差とすると、代わったキアの2番手ソン・ヨンミンから7番チョン・サンホの本塁打で4−4の同点に追いついた。
キアは8回表ＳＫの2番手イ・スンホから代打ナ・ジワンの第20号満塁本塁打で勝ち越すと、その後はヤン・ヒョンジョン、クァク・チョンチョルの継投で相手の反撃を断ち、4本塁打の一発攻勢で接戦を制し、サムソンに敗れた2位トゥサンとのゲーム差を4に広げ、首位の座を固めた。6回裏同点本塁打を打たれたが7回裏は三者凡退に抑えたソン・ヨンミンが4勝目。打線では本塁打、打点の2部門トップを走るキム・サンヒョンが2本塁打と活躍。3位ＳＫは首位キアの勢いの前に屈し4連勝とはならなかった。打線ではキム・ジェヒョンが3安打1本塁打2打点と活躍。
(8回表代打ナ・ジワンが満塁本塁打を打つ。)
サムソン ４−１ トゥサン （ソウル・蚕室）
（勝）ナイト ４勝 （セーブ）チョン・ヒョヌク ６勝４敗６Ｓ （敗）ホン・サンサム ９勝３敗
サムソンは1回表トゥサンの先発ホン・サンサムから3番カン・ボンギュの内野ゴロの間に1点を先制し、2回表7番パク・チンマンのタイムリー、9番キム・サンス(背番号2)の犠牲フライで2点を追加した。サムソンの先発の新外国人ナイト(元福岡ダイエー)は好投を続けていたが、トゥサンは6回裏4番キム・ドンジュのタイムリーで1点を返した。だがサムソンは7回表トゥサンの3番手チョン・ジェフンから代打ウ・ドンギュンの犠牲フライで1点を追加した。
サムソンは8回以降クォン・ヒョク、チョン・ヒョヌクの黄金リレーで相手の反撃を断ち、4−1で勝利し同率4位で並んでいたロッテが敗れたため、単独4位に浮上した。7回を1失点に抑えたナイトは、韓国初勝利以降4連勝でチームのし烈な4位争いに大きく貢献している。2位トゥサンはホン・サンサムが6回途中3失点とそこまで悪い内容ではなかったが、打線の援護がなくわずか5安打に抑えられ、首位キアとのゲーム差が4に開いた。
ＬＧ ８−７ ロッテ （釜山・社稷）
（勝）キョン・ホンホ １勝 （セーブ）イ・ジェヨン ５勝２敗１０Ｓ （敗）イ・ジョンフン １勝３敗６Ｓ
（本塁打） ＬＧ ： パク・ヨンテク １７号
ＬＧは1回表ロッテの先発ソン・ミンハンから3番パク・ヨンテクの犠牲フライで1点を先制した。ロッテは3回裏ＬＧの先発キム・グァンスから2番チョン・スグンの犠牲フライ、3番ホン・ソンフンのタイムリーで2−1と逆転し、4回裏9番キム・ミンソンのタイムリーで1点を追加した。ＬＧは6回表4番ペタジーニ(元読売)、6番パク・ピョンホのタイムリーなどで4−3と逆転した。ロッテもその裏1番キム・ジュチャンの2点タイムリーで5−4と逆転し、キム・グァンスをノックアウトした。ＬＧは7回表ロッテの2番手イ・ジョンフンからパク・ヨンテクの本塁打で5−5の同点に追いつくと、8回表1番イ・デヒョンのタイムリーで2点を勝ち越した。
ＬＧは9回表相手のエラーで1点を追加し、ロッテは9回裏ＬＧの新守護神イ・ジェヨンから3番ホン・ソンフン、5番ガルシア(元オリックス)のタイムリーで1点差に迫ったが、反撃もここまでだった。7回と8回を無失点に抑えた中継ぎの3番手キョン・ホンホが勝利投手。打線では2番パク・ヨングンが3安打、史上54人目の通算100本塁打を達成したパク・ヨンテクが3安打1本塁打2打点と活躍。一方先発ソン・ミンハンが6回に突如崩れ、リードを守れず逆転負けを喫したロッテは4連敗となり、トゥサンに勝ったサムソンに抜かれ4位に後退し、勝率5割を切った。打線では首位打者争いをするホン・ソンフンが3安打1打点。
ハンファ ９−４ ヒーローズ （ソウル・木洞）
（勝）アン・ヨンミョン ８勝７敗 （敗）イ・ヒョンスン １２勝７敗
（本塁打） ハンファ ： イ・ボムホ ２２号
ハンファは1回表ヒーローズの先発イ・ヒョンスンから3番キム・テワンのタイムリーなどで2点を先制し、先発アン・ヨンミョンも好投を続けた。ハンファは5回表イ・ヒョンスン、2番手シン・チョリンから5番イ・ボムホの2ラン、9番チュ・スンウ、1番カン・ドンウ、2番キム・ミンジェのタイムリーで5点を追加し、試合を決めた。さらに5回表ヒーローズの3番手イ・ジョンホから6番イ・ドヒョン、チュ・スンウのタイムリーで2点を追加した。
ヒーローズは7回裏ハンファの3番手の大卒新人ホ・ユガン、4番手ファン・ジェギュから1番ファン・ジェギュン、4番クラークのタイムリーなどで4点を返した。だが8回以降ヤン・フン、トーマス(元北海道日本ハム)の継投で相手の反撃を断ち、最下位ハンファが勝利した。6回途中まで無失点に抑えたアン・ヨンミョンが8勝目。エースのイ・ヒョンスンで勝てず、4位以上進出をあきらめていない6位ヒーローズにとっては痛い一敗となった。
