キア ５−２ ＳＫ （仁川・文鶴）
（勝）ロペス ２勝２敗 （セーブ）ユ・ドンフン ２勝２敗１Ｓ （敗）ニコースキー ２敗
（本塁打） ＳＫ ： ナ・ジュファン ５号
ＳＫは2回裏キアの先発ロペスから8番ナ・ジュファンの2ランで先制し、先発門倉（元読売）も5回まで無失点と好投を続けた。しかしロペスから追加点を奪えず、キアは6回表門倉から7番イ・ヒョンゴンのタイムリーで2−2の同点に追いつく。勢いに乗るキアは7回表ＳＫの2番手ニコースキー（元福岡ソフトバンク）からチャンスを作ると、代わった3番手ユン・ギルヒョンから5番キム・サンヒョンの2点タイムリーで逆転し、8回表ＳＫの4番手チョン・ウラムから2番キム・ジョングクのタイムリーで1点を追加した。
ロペスは8回まで2失点に抑え、最後は普段中継ぎで好投するユ・ドンフンが相手の反撃を断ち3位キアが逆転勝ちした。勝率5割に復帰したキアは大型連勝こそないが、好調を維持し4位ＬＧ以下との差を少し広げている。首位ＳＫは課題の中継ぎ陣がこの試合も打たれ、2位トゥサンも敗れたため首位の座を守ることができた。打線では1番チョン・グヌが3安打と活躍。
（9回裏抑えで登板したユ・ドンフン。）
ヒーローズ ７−２ トゥサン （ソウル・蚕室）
（勝）イ・ヒョンスン ６勝３敗 （敗）キム・ソヌ ５勝４敗
（本塁打） ヒーローズ ： カン・グィテ １号、ブランボー １４号
トゥサンは1回裏ヒーローズの先発イ・ヒョンスンから5番チェ・ジュンソクのタイムリーで1点を先制し、2回裏1番の高卒新人チョン・スビンの内野ゴロの間に1点を追加した。ヒーローズは4回表トゥサンの先発キム・ソヌから7番カン・グィテの2ランで同点に追いつき、5回表チョン・スソンがホームスチールを成功させ逆転すると、4番ブランボー（元オリックス）の本塁打王争いトップタイに並ぶ14号ソロで1点を追加した。勢いに乗るヒーローズは6回表トゥサンの2番手コ・チャンソン、3番手パク・チョンベから9番カン・ジョンホ、2番ファン・ジェギュンのタイムリーで2点、7回表カン・グィテの犠牲フライで1点を追加した。
7回以降高卒新人カン・ユング、ソン・シニョン、シン・チョリンの継投で相手の反撃を断ったヒーローズが逆転勝ちし、最下位脱出に希望をつないだ。崩壊状態の先発投手陣にあって孤軍奮闘するイ・ヒョンスンは6回を2失点に抑え、最多勝争いトップタイの6勝目。打線ではファン・ジェギュンが3安打1打点4盗塁、6番ソン・ジマンが3安打と活躍。2位トゥサンは先発キム・ソヌが5回途中4失点で降板し、ＳＫがキアに敗れたにもかかわらず首位浮上のチャンスを逃した。なお9回表5番手で登板したクム・ミンチョルが、2007年のリオス（当時トゥサン、元東京ヤクルト）以来2人目となる3者連続3球三振を記録した。
ＬＧ ５−６ ロッテ （釜山・社稷）
（勝）イ・ヨンフン ２勝３敗 （セーブ）アドキンス ２勝１敗１０Ｓ （敗）バウアー １敗
（本塁打） ロッテ ： ガルシア ９号、ホン・ソンフン １号
ロッテは1回裏ＬＧの先発の新外国人バウアーから4番イ・デホのタイムリーで1点を先制し、ＬＧは2回表ロッテの先発イ・ヨンフンから7番パク・チョンホのＬＧ復帰後初打点となるタイムリーで同点とすると、3回表3番チョン・ソンフンのタイムリーで2−1と逆転した。だがロッテは4回裏7番ガルシア（元オリックス）の本塁打で同点にすると、5回裏2番キム・ジュチャンの2点タイムリーで4−2と逆転した。さらに6回裏ＬＧの2番手イ・ドンヒョンから9番パク・キヒョクのタイムリーで1点を追加した。
ＬＧは7回表ロッテの2番手イ・ジョンフン、3番手カン・ヨンシクから相手のエラーと1番イ・デヒョンの犠牲フライで2点を返し4−5と1点差に迫った。ロッテは8回裏ＬＧの4番手チョン・チャンホンから5番ホン・ソンフンのロッテ移籍後初本塁打で1点を追加し、ＬＧは9回表ロッテの新守護神アドキンスから8番チョ・インソンのタイムリーで1点差に迫ったが、同点に追いつけず6位ロッテが逃げ切り3連勝とした。打線ではキム・ジュチャンが3安打2打点と活躍。一方4位ＬＧは3連敗で、韓国2試合目の先発となったバウアーが5回4失点と期待外れに終わった。打線では5番イ・ジニョンが3安打と活躍。
サムソン ３−８ ハンファ （清州）
（勝）アン・ヨンミョン ３勝３敗 （敗）ペ・ヨンス １勝７敗
（本塁打） ハンファ ： カン・ドンウ ４，５号、キム・テワン １２，１３号、ディアズ ８号 サムソン ： パク・ソンミン ４号
ハンファは1回裏サムソンの先発ペ・ヨンスから1番カン・ドンウ、3番キム・テワンの本塁打で2点を先制し、サムソンは2回表ハンファの先発アン・ヨンミョンから6番パク・ソンミンの本塁打で1点を返した。だがハンファは3回裏6番ディアズのタイムリーで1点を追加し、5回裏サムソンの2番手キム・サンスからディアズの2ランでリードを広げた。さらに6回裏サムソンの3番手チョ・ヒョングンからカン・ドンウ、キム・テワンがそれぞれこの試合2本目の本塁打を打ち、8−1とハンファの一方的展開となった。
サムソンは8回表ハンファの3番手ク・デソン（元オリックス）から3番カン・ボンギュ、4番ヤン・ジュンヒョクのタイムリーで2点を返したが、その後マ・ジョンギル、チェ・サンドクの継投で7位ハンファが相手の反撃を断ち、5本塁打の一発攻勢で快勝した。アン・ヨンミョンは6回途中1失点で3勝目。打線では3試合連続本塁打を記録したキム・テワンが2本塁打3打点、カン・ドンウが2本塁打2打点、打撃不振で2軍に降格したが1軍へ復帰したばかりのディアズが3打点と活躍。一方5位サムソンは先発ペ・ヨンスが3回3失点で降板し5連敗とかつてのエースの姿はそこになく、上位との差を詰めることができなかった。
（中央のキム・テワンが本塁打を打ち生還しチームメイトから祝福を受けている。）
