ＳＫ ２−１５ トゥサン （ソウル・蚕室）
（勝）キム・サンヒョン １勝１敗 （敗）門倉 １勝１敗
（本塁打） トゥサン ： チェ・ジュンソク ７号
トゥサンは3回裏ＳＫの先発の新外国人門倉(元読売)から3番コ・ヨンミン、4番キム・ドンジュ、5番キム・ヒョンスのタイムリー、6番チェ・ジュンソクの3ランで6点をリードし門倉をノックアウトすると、代わったＳＫの2番手の大卒新人パク・ヒョンジュンから9番ミン・ビョンホンの犠牲フライ、2番オ・ジェウォンのタイムリーで2点を追加し、この回打者13人の猛攻で8点を奪った。トゥサンは4回裏相手のエラーで1点、5回裏からキム・ヒョンス、チェ・ジュンソク、7番ソン・シホンのタイムリーで3点、6回裏ＳＫの3番手カ・ドゥギョムからキム・ドンジュへの押し出しの四球や代打ユ・ジェウンのタイムリーなどで3点を追加し、14−0と一方的な試合展開となった。
トゥサンの先発キム・サンヒョンは打線の大量援護もあり、6回を無失点と好投した。ＳＫは8回表トゥサンの2番手の高卒新人ソン・ヨンフンから、途中出場の7番チョン・サンホのタイムリーなどで2点を返したが、最後はクム・ミンチョルが抑え、トゥサンが大勝し5連勝となった。14安打13四死球と大爆発したトゥサン打線では、キム・ヒョンスが3安打2打点と活躍。また本塁打王争いトップタイの7号3ランを打ったチェ・ジュンソクは、好調を維持し打線の主役となっている。首位ＳＫは期待の門倉が3回途中でノックアウトされ大敗し、2位トゥサンとのゲーム差が1に縮まった。
ヒーローズ １−４ サムソン （大邱）
（勝）ペ・ヨンス １勝２敗 （セーブ）オ・スンファン ７Ｓ （敗）キム・スギョン １勝４敗
（本塁打） ヒーローズ ： ファン・ジェギュン ４号 サムソン ： チェ・ヒョンウ １号
サムソンは2回裏ヒーローズの先発キム・スギョンから、2008年の新人王ながら故障で出遅れていた5番チェ・ヒョンウの2009年第1号となる2ランで先制した。ヒーローズは5回表サムソンの先発ペ・ヨンスから1番ファン・ジェギュンの本塁打で1点し、ペ・ヨンスはこの回で降板する。サムソンは6回裏3番チン・ガビョンのタイムリー江で2点を追加し、キム・スギョンをノックアウトした。6回以降はクォン・ヒョク、チョン・ヒョヌク、守護神オ・スンファンの黄金リレーで相手の反撃を断ち、サムソンは史上初の球団通算1800勝を達成した。
これまで早い回でノックアウトされることが多かったペ・ヨンスはヒットを打たれても何とかしのぎ、5回1失点と先発としての役割を果たし2009年初勝利。守護神オ・スンファンはセーブ王争い単独トップの7セーブ目。一方ヒーローズの先発キム・スギョンはこれで4連敗となり、なかなか期待に応えられない。打線では2009年絶好調のファン・ジェギュンが3安打1本塁打1打点と活躍し、一人気を吐いた。
ＬＧ ５−１１ ハンファ （清州）
（勝）リュ・ヒョンジン ４勝 （敗）チョン・ジェボク １勝２敗
（本塁打） ＬＧ ： パク・キョンス １号、チェ・ドンス ３号 ハンファ ： カン・ドンウ ２号、イ・ボムホ ６号、イ・ドヒョン １号、ヨン・ギョンフム ２，３号、キム・テワン ４号
ＬＧは1回表ハンファの先発リュ・ヒョンジンから2番パク・ヨンテクのタイムリーで1点を先制したが、ハンファは1回裏ＬＧの先発チョン・ジェボクから1番カン・ドンウの本塁打で同点とし、5番イ・ボムホ、6番イ・ドヒョンの2者連続本塁打で5−1と逆転した。ＬＧは2回表6番チェ・ドンス、7番パク・キョンスの2者連続本塁打で2点、3回表相手のエラーで1点を返し、4−5と1点差に迫った。ハンファは4回裏2番ヨン・ギョンフムの2ランでチョン・ジェボクをノックアウトすると、代わったＬＧの2番手イ・ジェヨンから4番キム・テワンの2ランで9−4とリードを広げた。ハンファは6回裏にもイ・ドヒョンのタイムリーで1点を追加した。
ＬＧは7回表9番クォン・ヨングァンのタイムリーで1点を返したが、ハンファはその裏ＬＧの3番手オ・サンミンからヨン・ギョンフムのこの試合2本目の本塁打で1点を追加した。ハンファはその後マ・ジョンギル、ようやっと2009年初登板となったク・デソン(元オリックス)、ヤン・フンの継投で相手の反撃を断ち、大勢の観衆で埋まり8本塁打が飛び交い空中戦となった2009年初の準本拠地清州での試合を制し、ファンたちを喜ばせた。エースのリュ・ヒョンジンは5失点と結果はよくなかったが、9奪三振と力のあるところを示し打線の援護もあり開幕4連勝。26日のトゥサン戦で脳しんとうを起こした主砲キム・テギュンは欠場したが、自慢のダイナマイト打線は16安打6本塁打と大爆発し、特にベテランのイ・ドヒョンが4安打2打点と活躍。ＬＧは先発チョン・ジェボクが4回途中でノックアウトされ、早々と試合が決まってしまった。
(清州での2009年初試合で快勝したハンファ。)
ロッテ ０−２ キア （光州）
（勝）ユ・ドンフン １勝２敗 （セーブ）ユン・ソンミン ２敗１Ｓ （敗）イ・ジョンフン １敗
試合はロッテの先発ソン・スンジュン、キアの先発の新外国人ロペスの投手戦となった。ロッテは4回表5番ガルシア(元オリックス)、6番カン・ミンホの連打で2死2，3塁と先制のチャンスを作るが、7番ホン・ソンフンが凡退してしまった。キアも6回裏4番チェ・ヒィソプの2塁打などでようやっと2死2，3塁とチャンスを作ったが、5番キム・サンヒョンはあえなく三振した。ソン・スンジュンは7回途中、ロペスは7回でそれぞれ無失点で降板した。キアは8回裏ロッテの2番手イ・ジョンフンが先頭に四球を出すと、代わったロッテの3番手カン・ヨンシクも2者連続四球で満塁のピンチを招き、6回のチャンスで三振したキム・サンヒョンのタイムリーでようやっと2点を先制した。
最後は守護神ハン・ギジュの不振で、先発から抑えに転向することになったユン・ソンミンが9回裏満塁のピンチをしのぐなど相手の反撃を断ち、キアがロペス、キム・ヨンス、ユ・ドンフン、ユン・ソンミンの完封リレーで3連勝となり、ＬＧと同率5位に浮上した。キアはわずか3安打に終わったが、ＬＧからの移籍後スタメン起用され好調のキム・サンヒョンがこの試合を決めた。2007年、2008年と先発で活躍し、2008年は最優秀防御率のタイトルも取ったユン・ソンミンにとっては、抑えとして活躍していた2006年9月以来約2年7ヶ月ぶりのセーブとなった。一方ロッテは8安打を打ちながら4番イ・デホが無安打と打線がつながらず、依然最下位から抜け出せなさそうな兆しが見られない。
(抑えに転向したユン・ソンミン。)
