ＬＧ ６−１ ＳＫ （仁川・文鶴）
（勝）イ・ボムジュン １勝１敗 （敗）ジョンソン １敗
（本塁打） ＳＫ ： パク・チェサン １号
ＳＫの先発は、WBC（ワールドベースボールクラシック）にカナダ代表として出場していた新外国人ジョンソン（元大阪近鉄）で、1回表ＬＧの4番ペタジーニ(元読売)のタイムリーで1点を先制された。さらに4回表自身の暴投と6番チョン・ソンフンのタイムリーで2点を追加された。ジョンソンは示範競技初登板を5回3失点と満足のいかない内容で終えた。ＬＧは6回表ＳＫの2番手チョン・ウラムから9番クォン・ヨングァンの犠牲フライで1点、7回表5番パク・ピョンホのタイムリーで1点を追加した。
ＬＧの先発でまだ19歳の若手イ・ボムジュンは6回を無失点に抑え、イ・ドンヒョン、イ・ジェヨンも好リリーフを見せた。ＳＫは9回裏ＬＧの4番手ウ・ギュミンから1番パク・チェサンの本塁打で1点を返したが、反撃もここまででわずか4安打に抑えられ敗れた。ＬＧではイ・ボムジュンだけでなく、打線では軍から除隊された22歳の若手パク・ピョンホも2安打1打点と活躍した。
トゥサン １０−７ ハンファ （大田）
（勝）チン・ヤゴプ １勝 （セーブ）ソン・ヨンフン １Ｓ （敗）キム・ペンマン １敗
（本塁打） トゥサン ： ミン・ビョンホン １号、チェ・スンファン １号、イ・ソンヨル ３号 ハンファ ： パク・ノミン １号、ソン・グァンミン ３号
トゥサンは1回表ハンファの先発ユ・ウォンサンから1番ミン・ビョンホンの先頭打者本塁打で1点を先制し、ハンファも3回裏トゥサンの先発キム・ソヌから7番パク・ノミンの本塁打で同点に追いつく。トゥサンは4回表7番イ・デスのタイムリーで1点を勝ち越すと、8番チェ・スンファンの3ランで5−1とした。ハンファはその裏6番ヨン・ギョンフムのタイムリーで1点を返したが、トゥサンは5回表ハンファの2番手ユ・ウォンサンから3番イ・ソンヨルの2試合連続本塁打で1点を追加した。ハンファは6回裏キム・ソヌから4番キム・テワンのタイムリー、5番ソン・グァンミンの2試合連続本塁打となる3ランで6−6の同点に追いつき、7回裏トゥサンの2番手チン・ヤゴプから2番ユン・ジェグクの犠牲フライで7−6と逆転した。
トゥサンは8回表ハンファの4番手キム・ペンマンから9番キム・ジェホの2点タイムリー、ミン・ビョンホンの犠牲フライで9−7と逆転すると、9回表WBC(ワールドベースボールクラシック)オーストラリア代表として出場したトーマス(元北海道日本ハム)から6番イム・ジェチョルのタイムリーで1点を追加した。最後は高卒新人ソン・ヨンフンが抑え、トゥサンが乱打戦を制し逆転勝ちした。トゥサンではキム・ソヌが6回に崩れ6失点と精彩を欠いたが、ソン・ヨンフンが示範競技4試合無失点で抑え候補に浮上している。ハンファは先発候補の若手ユ・ウォンサンが4回4失点と期待に応えられず、中継ぎ陣もリードを保てなかった。またショートのレギュラーを狙う期待の若手ソン・グァンミンが2試合連続本塁打を打つなど、結果を残している。
ヒーローズ １−７ ロッテ （釜山・社稷）
（勝）チョ・ジョンフン １勝 （敗）キム・スギョン ２敗
ロッテは1回裏ヒーローズの先発キム・スギョンから5番ソン・アソプのタイムリーで2点を先制すると、3回裏ヒーローズの2番手キム・ソンヒョンから4番ホン・ソンフン、8番キム・ミンソンのタイムリーなどで4点を追加した。ヒーローズは4回表ロッテの先発チョ・ジョンフンから4番ブランボー(元オリックス)の犠牲フライで1点を返したが、ロッテはその裏ソン・アソプの2本目のタイムリーで1点を追加した。チョ・ジョンフンは6回を1失点に抑えると、7回以降はキム・イスル、カン・ヨンシク、新外国人アドキンスの継投で相手の反撃を断ち、ロッテが示範競技開幕5連勝で首位を走っている。
ロッテでは若手のソン・アソプが3安打3打点と活躍し、3番チョ・ソンファン、トゥサンからFA移籍したホン・ソンフンの中軸2人が好調を維持している。先発候補のチョ・ジョンフンも6回を1失点と好投した。ヒーローズでは先発要員のキム・スギョンが示範競技では不調で、この試合も3回途中でノックアウトされ不安を残した。
キア ５−３ サムソン （大邱）
（勝）チョ・テス １勝 （セーブ）ソン・ヨンミン １勝１Ｓ （敗）アン・ジマン １敗
（本塁打） サムソン ： チェ・ヒョンウ ３号、パク・ソンミン １号
サムソンは2回裏キアの先発コ・ウソクから4番チェ・ヒョンウの2試合連続本塁打、8番チン・ガビョンのタイムリーで2点を先制した。キアは5回表サムソンの先発チャ・ウチャンから4番チェ・ヒィソプのタイムリーで1点を返し、6回表サムソンの2番手キム・サンスから代打チェ・ギョンファンへの押し出しの死球で2−2の同点に追いついた。そして8回表サムソンの4番手アン・ジマンから9番パク・チニョンのタイムリーで1点を勝ち越し、3番イ・ヒョンゴンのタイムリーで2点を追加した。
サムソンは8回裏キアの3番手チョ・テスから3番パク・ソンミンの本塁打で1点を返したが、最後はソン・ヨンミンが抑えキアが逆転勝ちした。キアでは38歳のベテランのイ・ジョンボム(元中日)が2安打と活躍し、示範競技好調で健在ぶりを見せている。決勝タイムリーを打った期待の若手パク・チニョンも2安打と開幕1軍をアピールした。サムソンではチャ・ウチャンが5回を1失点と好投し、手薄な左の先発に名乗りをあげた。
（文責 ： ふるりん）
