ロッテは9日、新外国人選手としてジョン・アドキンス投手(31)と契約金10万ドル、年俸20万ドルの総額30万ドルで契約した。これによって2008年夏に契約し、抑えとして起用されたが、公式戦終盤の山場となる試合や準プレーオフ第3戦で打たれてしまい印象を悪くしたデービッド・コルテス(35)とは契約しないこととなった。コルテスの2008年の韓国での成績は、13試合に登板、2勝1敗8S、防御率2.84。これで2009年のロッテの外国人選手枠の2名は、2008年中に再契約した主砲ガルシア(元オリックス)とアドキンスの2名となった。
米国出身の右腕アドキンスは1999年大学卒業後米国メジャーリーグ・アスレチックスと契約し、2003年ホワイトソックスでメジャーリーグに初昇格した。2004年にはホワイトソックスで中継ぎとして活躍し、2006年にパドレスに移籍し自己最多のメジャーリーグで55試合に登板した。2007年にはメッツに移籍し、2008年は主にマイナーリーグでの登板が中心だったが57試合で30セーブを記録し、レッズでメジャーリーグに昇格し4試合に登板した。メジャーリーグ通算成績は6年間で119試合に登板、5勝5敗、防御率4.54。マイナーリーグ通算成績は9年間で265試合に登板、50勝49敗44S、防御率4.40。ロッテでは2008年切り札不在に悩まされた抑えとして起用されると思われ、メジャーリーグでの実績もあり期待も大きい。