DAILY KOREAN PRO BASEBALL 2

1982年に発足し、2024年時点で10球団が加盟する韓国野球委員会(KBO)による韓国のプロ野球リーグ(通称KBOリーグ)に関するブログ。レギュラーシーズン、ポストシーズン(韓国シリーズなど)の試合速報や球団別の情報、現役プロ選手が含まれる野球韓国代表が出場する国際大会の情報などもお伝えします。 twitter : @kbodigest

  新外国人投手エルナンデス、クルセタと契約

 サムソンは22日、2009年シーズンの外国人選手として、ルネルビーズ・エルナンデス投手(30)と30万ドル(約2700万円)、フランシスコ・クルセタ投手(27)と28万ドル(約2520万円)で契約した。2名ともドミニカ共和国出身の右腕で、2009年1月末からの沖縄キャンプに合流する予定。
 エルナンデスは2002年はじめてロイヤルズで米国メジャーリーグに昇格し、先発として活躍し2005年には自己最多の8勝をあげた。2006年オフFAとなりレッドソックスに移籍したがメジャーリーグに昇格できず、07年シーズン途中で解雇されヤンキース、パイレーツと渡り歩いた。今季はアストロズと契約し、メジャーリーグでは4試合に登板し、0勝3敗、防御率8.38と結果を残せなかった。メジャーリーグ通算5年間では82試合に登板、25勝36敗、防御率5.50の成績を残している。マイナーリーグ通算6年間での成績は91試合に登板、26勝26敗、防御率3.94。
 クルセタは2004年はじめてインディアンスで米国メジャーリーグに昇格したが、タイガースに所属した今季までメジャーリーグでは未勝利である。だがまだ2009年で28歳と若く、伸びしろがあると判断されているようだ。メジャーリーグ3年間の通算成績は19試合に登板、0勝4敗、防御率7.96。マイナーリーグ通算成績は7年間で129試合に登板、45勝35敗4S、防御率3.82。
 近年はリリーフ登板が多いクルセタも、これまで先発での登板がほとんどのエルナンデスも、先発投手陣の層が薄いサムソンでは先発として起用されると思われる。サムソンはここ数年外国人選手枠2名を投手で埋める傾向があり、2009年も例年通りとなった。(2008年は開幕当初外国人野手クルーズと契約していたが、成績不振でシーズン途中退団した。)