DAILY KOREAN PRO BASEBALL 2

1982年に発足し、2024年時点で10球団が加盟する韓国野球委員会(KBO)による韓国のプロ野球リーグ(通称KBOリーグ)に関するブログ。レギュラーシーズン、ポストシーズン(韓国シリーズなど)の試合速報や球団別の情報、現役プロ選手が含まれる野球韓国代表が出場する国際大会の情報などもお伝えします。 twitter : @kbodigest

  FA移籍のイ・ジニョン、チョン・ソンフン入団記者会見  蚕室でファンフェスティバル実施

 LGは30日、本拠地のソウル・蚕室野球場で、先日FAでSKから移籍したイ・ジニョン外野手(28)、ヒーローズから移籍したチョン・ソンフン内野手(28)の入団記者会見を行った。背番号はイ・ジニョンがSK時代と同じ35番、チョン・ソンフンはヒーローズ時代の16ではなく本人の希望で59となった。2人ともに早くチームに溶け込み、今季は2年ぶりの最下位など、2003年以降6年連続で公式戦4位以上によるポストシーズン進出がなく低迷しているチームの救世主になりたいと、強い意気込みを示した。
 
 その後蚕室野球場では、LGの選手、監督、コーチ陣がファンとの交流を深める「ラブフェスティバル」が行われ、約6000名のファンが集まった。ポン・ジュングンやパク・キョンスなどがステージで歌を熱唱するなど、普段とは違う選手たちの表情にファンたちは大いに楽しんだ。最大のイベントは、LGがこれまで韓国シリーズで2度優勝したときのメンバーが対戦するドリームマッチだった。
 かつて韓国を代表する名ショートとして活躍したキム・ジェバク監督率いる1990年優勝チームと、キム・ジェバク監督の太平洋ドルフィンズ(現代の前身)移籍後ショートのレギュラーとして活躍したユ・ジヒョンコーチ率いる1994年チームの対戦は、古くからのファンにとっては懐かしい顔ぶれが並び、90年チーム先発のキム・ヨンスコーチの現役時代をほうふつとさせるピッチングにファンたちは酔いしれた。またキム・ジェバク監督も軽快にゴロをさばくなど、選手としての技量がさび付いていないことを示していた。試合は90年チームが3対2で勝利した。
 

(1990年代のユニフォームに身を包み、試合にのぞむキム・ジェバク監督とユ・ジヒョンコーチ。)