2008年度の公式戦が全日程終了したことにより、個人タイトルも確定した。主な受賞者は以下の通り。
初の受賞者としては、最多勝、最多奪三振の投手部門2冠を達成したキム・グァンヒョン(SK)は、まだ20歳のプロ2年目でチームのエース、韓国を代表するサウスポーに成長し、北京五輪でも活躍するなど最高のシーズンを送った。また、同じ20歳のプロ3年目キム・ヒョンス(トゥサン)は、初めて規定打席に達しただけでなく、高い打撃技術でヒットを量産し、初の首位打者、最多安打、最高出塁率の三冠を達成した。
そのほかにはキム・テギュン(ハンファ)が2001年の新人王以来7年ぶりとなる個人タイトルとして初の本塁打王に輝いた。、また、惜しくも1本差で本塁打との2冠は逃したが、打点王のガルシア(ロッテ)は勝負強い打撃でチームの3位躍進に貢献した。ユン・ソンミン(キア)はチームのエースに成長し、9月からしばらく戦線を離脱したため最多勝争いからは脱落したが、初のタイトルとなる最優秀防御率(韓国では平均自責点と表現)投手となった。チョン・ウラム(SK)は左の中継ぎとして活躍し、チームの独走優勝に貢献しただけでなく、初のホールド王に輝いた。
連続受賞者としては、オ・スンファン(サムソン)が3年連続でセーブ王に輝き、韓国ナンバー1ストッパーとしての評価をゆるぎないものにした。またイ・ジョンボム(キア、元中日)以来11年ぶりに60盗塁を記録したイ・デヒョン(LG)は、2年連続2度目の盗塁王となった。
[2008年シーズン 主要個人タイトル受賞者]
首位打者 : キム・ヒョンス(トゥサン) .357
本塁打王 : キム・テギュン(ハンファ) 31
打点王 : ガルシア(ロッテ) 111
盗塁王 : イ・デヒョン(LG) 63
最多安打 : キム・ヒョンス(トゥサン) 168
最高出塁率 : キム・ヒョンス(トゥサン) .454
最多勝利 : キム・グァンヒョン(SK) 16
最優秀防御率: ユン・ソンミン(キア) 2.33
セーブ王 : オ・スンファン(サムソン) 39
最多奪三振 : キム・グァンヒョン(SK) 150
最多ホールド: チョン・ウラム(SK) 25
最優秀勝率 : チェ・ビョンニョン(SK) .833(10勝2敗)
(文責 : ふるりん)