DAILY KOREAN PRO BASEBALL 2

1982年に発足し、2024年時点で10球団が加盟する韓国野球委員会(KBO)による韓国のプロ野球リーグ(通称KBOリーグ)に関するブログ。レギュラーシーズン、ポストシーズン(韓国シリーズなど)の試合速報や球団別の情報、現役プロ選手が含まれる野球韓国代表が出場する国際大会の情報などもお伝えします。 twitter : @kbodigest

 個人タイトル受賞者

 2008年度の公式戦が全日程終了したことにより、個人タイトルも確定した。主な受賞者は以下の通り。

 初の受賞者としては、最多勝最多奪三振の投手部門2冠を達成したキム・グァンヒョン(SK)は、まだ20歳のプロ2年目でチームのエース、韓国を代表するサウスポーに成長し、北京五輪でも活躍するなど最高のシーズンを送った。また、同じ20歳のプロ3年目キム・ヒョンス(トゥサン)は、初めて規定打席に達しただけでなく、高い打撃技術でヒットを量産し、初の首位打者最多安打、最高出塁率の三冠を達成した。
 そのほかにはキム・テギュン(ハンファ)が2001年の新人王以来7年ぶりとなる個人タイトルとして初の本塁打王に輝いた。、また、惜しくも1本差で本塁打との2冠は逃したが、打点王のガルシア(ロッテ)は勝負強い打撃でチームの3位躍進に貢献した。ユン・ソンミン(キア)はチームのエースに成長し、9月からしばらく戦線を離脱したため最多勝争いからは脱落したが、初のタイトルとなる最優秀防御率(韓国では平均自責点と表現)投手となった。チョン・ウラム(SK)は左の中継ぎとして活躍し、チームの独走優勝に貢献しただけでなく、初のホールド王に輝いた。
 連続受賞者としては、オ・スンファン(サムソン)が3年連続でセーブ王に輝き、韓国ナンバー1ストッパーとしての評価をゆるぎないものにした。またイ・ジョンボム(キア、元中日)以来11年ぶりに60盗塁を記録したイ・デヒョン(LG)は、2年連続2度目の盗塁王となった。


[2008年シーズン 主要個人タイトル受賞者]
首位打者  : キム・ヒョンス(トゥサン)    .357
本塁打王  : キム・テギュン(ハンファ)       31
打点王   : ガルシア(ロッテ)       111
盗塁王   : イ・デヒョン(LG)   63
最多安打  : キム・ヒョンス(トゥサン)      168
最高出塁率 : キム・ヒョンス(トゥサン) .454
最多勝利  : キム・グァンヒョン(SK)  16
最優秀防御率: ユン・ソンミン(キア) 2.33
セーブ王  : オ・スンファン(サムソン)   39
最多奪三振 : キム・グァンヒョン(SK)  150
最多ホールド: チョン・ウラム(SK) 25
最優秀勝率 : チェ・ビョンニョン(SK) .833(10勝2敗)

(文責 : ふるりん