ＳＫ １６−２ ハンファ （大田）
（勝）ユン・ギルヒョン １勝１Ｓ （敗）ク・デソン ２勝３敗
（本塁打） ＳＫ ： チョ・ドンファ １号、キム・ガンミン ２号、キム・ジェヒョン ７号
ハンファは1回裏ＳＫの先発チェ・ビョンニョンから4番キム・テギュン、5番イ・ボムホのタイムリーで2点を先制した。ＳＫは5回表ハンファの先発チョン・ミンチョル(元読売)から1番チョン・グヌ、3番キム・ジェヒョンのタイムリーで2−2の同点に追いつき、6回表ハンファの2番手ク・デソン(元オリックス)から無死満塁のチャンスを作ると、代わった3番手マ・ジョンギルから9番キム・ガンミンへの押し出しの四球で逆転した。さらにこの回ハンファの4番手チェ・ヨンピルから2番チョ・ドンファの公式戦では3年ぶりの本塁打となる満塁本塁打で7−2とリードを広げた。
ＳＫは7回表ハンファの5番手ユン・ギョンヨン、6番キム・ギョンソンからキム・ガンミンの3ラン、4番パク・チェホンへの押し出しの四球、6番チェ・ジョンのタイムリーなどで6点、9回表にはハンファの7番手アン・ヨンミョンから3番キム・ジェヒョンの本塁打、途中出場の9番クォン・ヨンジンのタイムリーで3点を追加した。ＳＫは5回以降ユン・ギルヒョン、チョ・ウンチョン、イ・ヨンウクの継投で相手の反撃を断ち、打線の大爆発で快勝した。
ＳＫの1試合25安打はチーム史上最多であり、特に4安打2打点と活躍したキム・ジェヒョンは、史上11人目の通算1500安打を達成。そのほかチェ・ジョンが4安打1打点、自身初の満塁本塁打を記録したチョ・ドンファが3安打4打点と活躍。だがその一方で正捕手パク・キョンワンが7回裏に死球を受け、検査の結果骨折と診断され、長期離脱を強いられＳＫにとっては非常事態となった。一方投手陣の崩壊で最近不調の4位ハンファは、10連勝と勢いに乗る3位ロッテとのゲーム差が1に開き、上位進出には投手陣の再建が急務である。
トゥサン ４−７ ＬＧ （ソウル・蚕室）
（勝）オクスプリング １０勝８敗 （セーブ）オ・サンミン １Ｓ （敗）ランデル ７勝７敗
（本塁打） トゥサン ： ホン・ソンフン チェ・ジュンソク ４号 ＬＧ ： チョ・インソン ６号、パク・キョンス ８号、キム・サンヒョン ６号、ペタジーニ ７号
ＬＧは2回裏トゥサンの先発ランデルから8番チョ・インソンの2ランで先制し、3回裏5番キム・サンヒョン、7番パク・キョンスの本塁打で3点を追加した。さらにこの回トゥサンの2番手イ・ヘェチョンから代打チェ・ドンスのタイムリーでリードを広げ、4回裏トゥサンの3番手の高卒新人パク・ミンソクから4番ペタジーニ(元読売)の本塁打で7−0と一方的展開となった。トゥサンは5回表ＬＧの先発オクスプリング(元阪神)から6番チェ・ジュンソクの本塁打で1点を返すと、7回表途中出場の8番チェ・サンビョンのタイムリーなどで3点を返した。
最下位ＬＧはリュ・テッキョン、ウ・ギュミン、オ・サンミンの継投で相手の反撃を断ち、、4本塁打と一発攻勢で最近の3連敗から脱出し、対トゥサン戦の連敗を8で止めた。また14安打で先発全員安打を記録。6回途中まで3失点に抑えた外国人投手オクスプリングは、チーム最多の10勝目で韓国2年目にして初の2ケタ勝利。また2007年オフサムソンを自由契約となり、今季途中ＬＧに入団した左腕オ・サンミンは、サムソン在籍時の2003年以来5年ぶりのセーブが移籍後初セーブとなり、投手陣の救世主になった。一方お得意様だった蚕室のライバルＬＧに敗れた2位トゥサンは、先発ランデルが3回持たず降板し、10連勝と勢いに乗る3位ロッテとのゲーム差が1に縮まった。
サムソン ５−７ ロッテ （釜山・社稷）
（勝）コルテス １勝１Ｓ （敗）チョン・ヒョヌク ７勝４敗
サムソンは2回表ロッテの先発ソン・ミンハンから8番ヒョン・ジェユンのタイムリー、1番パク・ハニの犠牲フライで2点を先制し、3回表6番パク・ソンミンのタイムリーなどで2点、4回表パク・ソンミンの2打席連続タイムリーで1点を追加し、ソン・ミンハンをノックアウトした。ロッテは4回裏サムソンの先発イ・サンモクから4番イ・デホのタイムリーで1点、5回裏9番パク・キヒョク、1番キム・ジュチャンのタイムリーで2点を返し、5−3と2点差に詰め寄った。
9連勝と勢いに乗るロッテは8回裏サムソンの2番手チョン・ヒョヌクからイ・デホ、5番ガルシア(元オリックス)のタイムリーで6−5と逆転すると、代わったサムソンの守護神オ・スンファンから6番カン・ミンホのタイムリーで1点を追加した。8回途中から登板した新外国人コルテスは9回表3者凡退に抑え、3位ロッテが逆転勝ちで球団史上初の10連勝を決め、ＬＧに敗れた2位トゥサンとのゲーム差を1に縮めた。またゲーム差なしで並んでいた4位ハンファがＳＫに敗れたため、ゲーム差が1に広がった。コルテスは29日の韓国初セーブに続き初勝利。一方4位進出を狙った5位サムソンはロッテに3連敗し、ゲーム差が3.5に開き4位争いから後退した。打線では3番ヤン・ジュンヒョクが3安打と活躍。
(8回裏逆転タイムリーを打ったガルシア。)
ヒーローズ ５−０ キア （光州）
（勝）マ・イリョン １０勝８敗 （セーブ）パク・チュンス ３敗２Ｓ （敗）デービス ２勝３敗
6連敗中のヒーローズは4回表、キアの先発デービスから4番イ・テックン、5番ブランボー(元オリックス)のタイムリーで2点を先制し、5回表3番チョン・ソンフン、イ・テックンのタイムリーで2点を追加した。ヒーローズの先発マ・イリョンは非常に安定した投球を続け、8回をわずか被安打2とすばらしい内容で無失点に抑えた。ヒーローズは9回表キアの3番手チャン・ムンソクからイ・テックンのこの試合3本目となるタイムリーで1点を追加した。
9回裏のマウンドには新守護神高津(元東京ヤクルト)が久しぶりに登板したが、2死後2番チャン・ソンホの2塁打、4番チェ・ヒィソプの投手強襲安打などで満塁のピンチを招き、打球をひざに受けたこともあり3番手パク・チュンスに交代した。パク・チュンスは次の打者を抑え、ヒーローズが完封リレーで連敗を6で止めた。今季は先発として活躍する左腕マ・イリョンはチーム最多の10勝目で、現代(2007年限りで解散)在籍時の2001年以来7年ぶりの2ケタ勝利を記録。北京五輪ではあまり目立たなかったイ・テックンが3安打3打点、またチョン・ソンフンも3安打1打点と活躍。6位キアはわずか4安打に抑えられ連勝が3で止まり、4位ハンファ、5位サムソンがそろって敗れただけに、上位進出のためには7位ヒーローズ相手に痛い黒星となった。
