ロッテ−SK(仁川・文鶴)、ウリ−LG(ソウル・蚕室)は雨天中止。
トゥサン 3−6 ハンファ (大田)
(勝)アン・ヨンミョン 6勝2S (セーブ)トーマス 3勝4敗24S (敗)レイアー 5敗
トゥサンは1回表、ハンファの先発ユ・ウォンサンから4番キム・ドンジュの内野ゴロの間に1点を先制すると、6番イ・ソンヨルへの押し出しの四球などの間に2点を追加した。ハンファは2回裏トゥサンの先発イ・ヘェチョンからチャンスを作ると、早速代わった2番手のレイアーから7番シン・ギョンヒョンの犠牲フライ、9番キム・ミンジェのタイムリーで1点差とすると、3回裏6番キム・テワンのタイムリーで4−3と逆転した。ハンファは2回から2番手アン・ヨンミョンを登板させ、6回途中まで無安打と好投する。
ハンファは6回裏トゥサンの3番手キム・サンヒョンからキム・ミンジェのタイムリーで1点、8回裏トゥサンの5番手チョン・ジェフンからキム・ミンジェの2打席連続タイムリーで1点を追加すると、ク・デソン(元オリックス)、ユン・ギュジン、守護神トーマス(元北海道日本ハム)の継投で相手の反撃を断ち、逆転勝ちで2位トゥサンとのゲーム差を2に縮めた。トーマスはセーブ王争いトップタイの24セーブ目。打線ではキム・ミンジェが4安打3打点と活躍。機動力野球で知られるトゥサンは6回以降4イニング連続で併殺が続くなど、らしくない攻撃で4連敗となり、試合が雨天中止となった首位SKとのゲーム差が7に広がった。
サムソン 13−2 キア (光州)
(勝)チョン・ビョンホ 4勝4敗 (敗)デービス 1勝1敗
(本塁打) サムソン : チェ・テイン 6号、チン・ガビョン 10号
サムソンは3回表キアの先発の新外国人デービスから3番パク・ハニのタイムリーで2点を先制し、4回表6番チェ・テインの本塁打で1点、5回表パク・ハニの2打席連続タイムリーで1点を追加した。サムソンの先発チョン・ビョンホは相手打線に連打を許さず、無失点に抑えていく。サムソンは7回表キアの2番手チン・ミンホからパク・ハニへの押し出しの四球で1点を追加し、さらに代わったキアの3番手ユ・ドンフンから途中出場の4番キム・ジェゴルへの押し出しの四球、5番チェ・ヒョンウのタイムリー、8番チン・ガビョンの3ランなどで12−0とリードを広げ、試合を決めた。
サムソンは9回表キアの4番手ディアス(元北海道日本ハム)から途中出場の8番ヒョン・ジェユンのタイムリーで1点を追加し、8回まで無失点に抑えたチョン・ビョンホは9回のマウンドにも上がり完封を目指した。だがキアは9回裏6番ナ・ジワンのタイムリーで2点を返し、チョン・ビョンホはここでマウンドを降りた。最後は2番手キム・ムンスが抑え、サムソンが大勝しロッテとゲーム差なしで並び、勝率で上回ったため6月10日以来44日ぶりに4位の座を奪還した。
惜しくも1997年以来11年ぶりの完封を逃したベテラン左腕のチョン・ビョンホは4勝目。16安打と爆発した打線ではパク・ハニが3安打4打点と活躍。これまでクリーンアップを打ってきたがプロ16年目で初めて2番を打ったヤン・ジュンヒョク、7番パク・チンマンも3安打と活躍。わずか5安打に抑えられ完敗した6位キアは5位の座を奪回できず、4位サムソンとのゲーム差が1.5に開いた。だが4位争いは3チームが1.5ゲーム差内にひしめく混戦となっている。
(惜しくも11年ぶりの完封を逃したチョン・ビョンホ。)