DAILY KOREAN PRO BASEBALL 2

1982年に発足し、2024年時点で10球団が加盟する韓国野球委員会(KBO)による韓国のプロ野球リーグ(通称KBOリーグ)に関するブログ。レギュラーシーズン、ポストシーズン(韓国シリーズなど)の試合速報や球団別の情報、現役プロ選手が含まれる野球韓国代表が出場する国際大会の情報などもお伝えします。 twitter : @kbodigest

  5位サムソン、オールドユニフォーム着用で4連勝  チェ・ヒィソプ(キア)、約3ヶ月ぶりの本塁打

 SK−ウリ(ソウル・木洞)、ロッテ−LG(ソウル・蚕室)は雨天中止。

トゥサン 4−5 キア  (光州)
(勝)イ・デジン 5勝8敗  (セーブ)ハン・ギジュ 1勝2敗21S  (敗)キム・ミョンジェ 7勝3敗
本塁打) キア : チェ・ヒィソプ 5号
 キアは1回裏、トゥサンの先発キム・ミョンジェから最近1軍に復帰した元メジャーリーガーの4番チェ・ヒィソプの2ランで先制した。チェ・ヒィソプにとっては4月22日のウリ戦以来約3ヶ月ぶりとなる本塁打だった。だがトゥサンは3回表キアの先発イ・デジンから2番オ・ジェウォンのタイムリーや暴投で2−2の同点に追いつく。キアはすかさずその裏3番イ・ジェジュのタイムリーで1点を勝ち越し、5回裏イ・ジェジュの2打席連続タイムリーで2点を追加し、キム・ミョンジェをノックアウトした。
 トゥサンは8回表キアの2番手ユ・ドンフンから7番チョン・ウォンソクの犠牲フライなどで5−4と1点差に迫るが、この回途中から登板した守護神ハン・ギジュが同点打を許さず、6位キアが1点差を守りきり5位サムソンとゲーム差なしで併走し、試合が雨天中止となった4位ロッテとのゲーム差を2に縮めた。イ・デジンは不振により一時期2軍に降格していたが、この試合では7回途中まで2失点と好投し5勝目。打線では決勝タイムリーを打ったイ・ジェジュが3安打3打点と活躍。2位トゥサンは先発キム・ミョンジェが5回持たず降板したのが誤算で、9連勝後連敗と試合が雨天中止となった首位SKとのゲーム差が5となり足踏みした。
  

ハンファ 3−4 サムソン  (大邱
(勝)キム・ムンス 1勝  (セーブ)オ・スンファン 1勝1敗23S  (敗)ク・デソン 1敗
本塁打) サムソン : チェ・テイン 5号
 試合前は1985年サムソンが初優勝した際の選手たちが集まりサイン会を行うなどのイベントが行われ、今の選手たちも当時をしのばせるオールドユニフォームを着用し出場した。ハンファは2回表サムソンの先発アン・ジマンから9番キム・ミンジェ、1番ユン・ジェグクのタイムリーで2点を先制し、サムソンはその裏ハンファの先発キム・ペンマンから7番チェ・テインの本塁打で1点を返した。ハンファは早くも3回から2番手チェ・ヨンピルを登板させ、サムソンも4回限りでアン・ジマンを交代させ、2番手チョン・ビョンホが7回まで無失点に抑えた。ハンファは3番手ク・デソン(元オリックス)が8回裏登板したもののピンチを招くと、サムソンは代わった守護神トーマス(元北海道日本ハム)の暴投や、1番パク・ハニのタイムリーで4−2と逆転した。
 ハンファは9回表サムソンの守護神オ・スンファンから5番イ・ボムホのタイムリーで1点差としたが、反撃もここまででサムソンが4連勝し復活の兆しを見せはじめた。8回表サムソンの3番手として1回を無失点に抑えたキム・ムンスが今季初勝利。オ・スンファンはこの試合セーブに失敗したトーマスに並んで、セーブ王争いトップタイ。決勝タイムリーを打ったパク・ハニが3安打2打点と活躍。3位ハンファは首位SKとのゲーム差が8.5と広がった。

(1985年当時のデザインを模したオールドユニフォームで整列するサムソンの選手たち。)