現代 10−5 SK (仁川・文鶴)
(勝)チャン・ウォンサム 4勝7敗 (敗)レイボーン 12勝4敗
試合は現代の先発チャン・ウォンサム、首位SKの先発レイボーン(元広島)の投げ合いとなり、5回まで無得点が続いた。現代は6回表5番イ・テックンのタイムリー、7番ソン・ジマンへの押し出しの四球、8番キム・ドンスの犠牲フライでレイボーンから3点を奪いノックアウトすると、この回代わった2番手カ・ドゥギョムから代打ユ・ハンジュン、2番キム・イルギョンのタイムリーで3点を追加した。SKもその裏現代の2番手チョ・ヨンフンから7番チョン・ギョンベのタイムリーで2点を返す。
現代は7回表SKの3番手イ・ヨンウクから8番キム・ドンスのタイムリーや相手のエラーで3点、8回表4番ブランボー(元オリックス)のタイムリーで1点を追加した。SKは9回裏現代の守護神ソン・シニョンから2番チョ・ドンファ、3番パク・チェホンのタイムリーで3点を返すが、反撃もここまでだった。
6回途中を2失点に抑えたチャン・ウォンサムは、5月27日以来の勝ち星となる今季4勝目をあげ、自身の連敗も4で止めた。2006年新人ながら12勝をあげたが今季は苦しんでいたチャン・ウォンサムにとっては、今後につながる1勝となった。打線ではキム・ドンスが3安打と活躍。一方SKはチーム最多勝レイボーンが中盤崩れてしまったのが誤算だった。
[今季4勝目をあげたチャン・ウォンサム。]
サムソン 3−2 トゥサン (ソウル・蚕室)
(勝)チョン・ビョンホ 6勝5敗 (セーブ)オ・スンファン 4勝2敗22S (敗)リオス 13勝4敗
(本塁打) サムソン : シム・ジョンス 19号
トゥサンは2回裏サムソンの先発チョン・ビョンホから6番アン・ギョンヒョンのタイムリーなどで2点を先制した。サムソンは4回表トゥサンの先発リオスから4番シム・ジョンスの3ランで逆転する。リオスはこの後サムソンに追加点を与えず8回まで投げるが、左腕チョン・ビョンホも6回を2失点と好投し、クォン・オウォン、クォン・ヒョクの継投で同点打を許さない。
最後は守護神オ・スンファンが抑え、サムソンが1点を守りきり接戦を制した。オ・スンファンはセーブ王争いトップタイの22セーブ。最近好調のシム・ジョンスはこの試合でも逆転決勝3ランを打ち、存在を見せつけた。一方現在最多勝のリオスは、打線の援護がなく自身の連勝も11で止まった。
LG 4−5 ハンファ (大田)
(勝)クォン・ジュンホン 1勝1敗1S (セーブ)ク・デソン 1勝4敗15S (敗)リュ・テッキョン 3敗
(本塁打) ハンファ : キム・ミンジェ 3号
LGは1回表ハンファの先発チェ・ヨンピルから6番チョ・インソンのタイムリーで2点を先制し、3回表5番パク・ヨンテクのタイムリーで1点を追加した。ハンファはその裏LGの先発イ・スンホから3番イ・ボムホのタイムリーで1点を返し、5回裏2番キム・ミンジェの2ランで3−3の同点に追い付く。LGは6回表ハンファの2番手ソン・ジヌから2番イ・ジョンヨルのタイムリーで1点を勝ち越した。
ハンファは8回裏LGの3番手リュ・テッキョンから作ったチャンスで、代わった4番手キム・ミンギから8番シン・ギョンヒョンのタイムリーで5−4と逆転した。ハンファは最後守護神ク・デソン(元オリックス)が抑え、逆転勝ちで接戦を制した。7回と8回を無失点に抑えたクォン・ジュンホンが今季初勝利。3位ハンファはこれでサムソンに敗れた2位トゥサンとのゲーム差を1に縮めた。
ロッテ 15−8 キア (光州)
(勝)ナ・スンヒョン 1勝1敗 (敗)シン・ヨンウン 7勝9敗
(本塁打) ロッテ : パク・ヒョンスン 1号 キア : キム・ジョングク 4号
ロッテは1回表キアの先発ソン・ヨンミンから5番ペレス(元オリックス)への押し出しの四球で先制すると、ソン・ヨンミンは1アウトしかとれず交代させられ、代わった2番手ムン・ヒョンジョンも6番キム・ムンホに押し出しの四球を与え、7番パク・ヒョンスンのタイムリーで4点をこの回先制した。だがキアはその裏ロッテの先発チャン・ウォンジュンから1番キム・ジョングクの本塁打、4番チェ・ヒィソプ、6番チョ・ギョンファン、7番イ・ジョンボム(元中日)のタイムリーで4−4の同点に追い付き、チャン・ウォンサムも1回持たず降板した。ロッテは3回表キアの3番手シン・ヨンウンから9番パク・キヒョクのタイムリー、この回代わった4番手キム・ヒィゴルから3番イ・イングのタイムリーで7−4と逆転した。
キアは4回裏1点、5回裏ロッテの3番手イム・ギョンワンからチョ・ギョンファンのタイムリーで2点を返した。ロッテは6回表キム・ヒィゴルからパク・ヒョンスンが2ランを打つと、この回代わった5番手ヤン・ヒョンジョンから9番パク・キヒョク、2番チョン・ボミョンのタイムリー、4番イ・デホの犠牲フライ、ペレスのタイムリーでこの回6点を追加した。ロッテは7回表チョン・スグンのタイムリーで1点を追加し、キアも8回裏ロッテの5番手パク・チチョルから1点を返すが、ロッテが15安打で延長なしでの今季最長試合となる4時間31分の激闘を打線の爆発で制した。
ロッテではチョン・スグン、6番キム・ジュチャンがそれぞれ3安打、パク・ヒョンスンが4打点と活躍している。最下位キアは4連勝を阻止された。チョ・ギョンファンが3打点と活躍。
[4打点と活躍したパク・ヒョンスン。]