トゥサン−ウリ(済州)は雨天中止。
ロッテ 9−3 SK (仁川・文鶴)
(勝)チャン・ウォンジュン 5勝3敗 (敗)レイボーン 1勝1敗
(本塁打) ロッテ : ガルシア 12号 SK : パク・チェホン 7号
SKは1回裏、ロッテの先発チャン・ウォンジュンから先頭打者1番パク・チェホンの本塁打で1点を先制した。ロッテは4回表SKの先発レイボーン(元広島)から6番ガルシア(元オリックス)の3ランで逆転し、相手のエラーでもう1点を追加した。勢いに乗るロッテは5回表SKの2番手チョ・ヨンミンから5番カン・ミンホ、8番パク・ヒョンスンのタイムリーで4点、6回表4番イ・デホの犠牲フライで1点を追加した。
SKは7回裏6番チョン・ギョンベのタイムリーで1点、8回裏相手のエラーでもう1点を返したが、9回裏は2番手チェ・ヒャンナムに3者連続三振に抑えられ、ロッテが逆転勝ちで3連勝し3位の座を守った。また2007年6月から続いていた文鶴野球場での連敗を9で止めた。2試合連続本塁打となる決勝逆転3ランを打ったガルシアは、一時の不振からは復調気味で2安打を記録。チャン・ウォンジュンは8回を3失点に抑え5勝目。
一方首位SKは連勝が3で止まり、試合が雨天中止となった2位トゥサンとのゲーム差は5に縮まった。2007年はチーム最多勝(17勝)だったレイボーンは、この試合は4回で4失点と期待を裏切り、今季はまだ1勝にとどまっている。打線ではベテランのチョン・ギョンベが3安打1打点と活躍。
(決勝逆転3ランを打ったガルシア。)
サムソン 12−5 ハンファ (大田)
(勝)イ・サンモク 3勝3敗 (敗)リュ・ヒョンジン 5勝3敗
(本塁打) ハンファ : ソン・グァンミン 2号
ハンファは1回裏サムソンの先発イ・サンモクから4番キム・テギュンのタイムリーで1点を先制した。サムソンは4回表ハンファの先発リュ・ヒョンジンから6番パク・チンマンのタイムリー、8番チェ・テインの犠牲フライで2−1と逆転すると、5回表3番パク・ハニのタイムリーなどで2点を追加した。サムソンはその後も手を緩めず、6回表ハンファの2番手ユ・ウォンサンから9番キム・チャンヒィ、パク・ハニ、4番パク・ソンミンのタイムリーやエラーで5点、7回表にも1点を追加した。
ハンファは7回裏7番ソン・グァンミンの2試合連続の本塁打で1点を返したが、サムソンも8回表ハンファの3番手キム・ギョンソンから途中出場の5番シム・グァンホのタイムリーで1点を追加した。ハンファはその裏2番チュ・スンウのタイムリーでイ・サンモクを降板させると、代わったサムソンの2番手クォン・オジュンから代打イ・ドヒョンの犠牲フライでこの回3点を返した。5位サムソンは9回表チェ・テインのタイムリーで1点を追加すると、最後はアン・ジマンが抑え15安打12得点と打線の爆発で快勝し、勝率4割に復帰し4位ハンファに0.5ゲーム差と迫った。
37歳のイ・サンモクは8回途中まで5失点だったが、打線の援護もあり3勝目で新天地サムソンでの復活をアピールした。打線では最近負傷から1軍に復帰したパク・ハニが3安打3打点、パク・チンマンが3安打1打点と活躍。最近1軍に昇格した若手チェ・テインも2打点と活躍。ハンファはエースのリュ・ヒョンジンが5回4失点で降板と最近勝てず、リリーフ陣も打たれてしまい3連敗で、SKに勝った3位ロッテとのゲーム差が1に開いた。
キア 2−4 LG (ソウル・蚕室)
(勝)キム・ミンギ 1勝1敗 (セーブ)ウ・ギュミン 1勝3敗9S (敗)イ・デジン 1勝5敗
(本塁打) キア : イ・ジェジュ 2号
キアは4回までLGの先発ポン・ジュングンに抑えられていたが、5回表1死でポン・ジュングンが足の付け根に痛みを訴え降板すると、代わったLGの2番手キム・ミンギから4番イ・ジェジュのタイムリーで1点を先制した。LGはその裏キアの先発イ・デジンから1番イ・デヒョン、2番パク・キョンス、3番アン・チヨンのタイムリーで4−1と逆転した。LGはその後キアの2番手ユ・ドンフンなどから追加点を奪えず、キアは8回表LGの4番手チョン・ジェボクからイ・ジェジュの本塁打で1点を返した。
だがLGは9回表守護神ウ・ギュミンが三者凡退に抑え逃げ切り、キアを抜いて5月9日以来14日ぶりに最下位から脱出した。5回表に先制点を許したが、その後追加点を許さなかったキム・ミンギが今季初勝利。一方再び最下位に転落したキアは、5回持たずノックアウトされることの多いイ・デジンに先発を任せざるを得ないなど、選手層の薄さが浮き彫りになっている。