トゥサン １０−４ ロッテ （釜山・社稷）
（勝）ラス ３勝１敗 （敗）チャン・ウォンジュン ２勝１敗
（本塁打） ロッテ ： ガルシア ５号
トゥサンは1回表ロッテの先発チャン・ウォンジュンから4番キム・ドンジュのタイムリー、5番ホン・ソンフンの犠牲フライで2点を先制した。勢いに乗るトゥサンは2回表相手のエラーや2番キム・ヒョンス、キム・ドンジュのタイムリーで3点を追加しチャン・ウォンジュンをノックアウトすると、代わったロッテの2番手チェ・ヒャンナムからホン・ソンフンの犠牲フライで7−0と大量リードを奪った。トゥサンの先発ラス(元東北楽天)は7回を無失点と、好調ロッテ打線を完全に封じた。
トゥサンは7回表ロッテの3番手ペ・ジャンホから3番コ・ヨンミンの内野ゴロの間やホン・ソンフンのこの試合3本目の犠牲フライで2点、8回表ロッテの4番手ナ・スンヒョンから1点を追加した。ロッテは9回裏トゥサンの2番手イ・ウォンジェから4番イ・デホのタイムリーで1点を返すと、代わったトゥサンの3番手イ・ヘェチョンから5番ガルシア(元オリックス)の3ランで点差を詰めた。最後はイ・ジェウが抑え、トゥサンが序盤のリードを守り3連勝と好調の首位ロッテの勢いを止めた。打線ではキム・ヒョンス、キム・ドンジュが3安打2打点と活躍。ラスはチーム最多の今季3勝目。
ロッテはチャン・ウォンジュンが2回途中で降板し、勢いがそがれてしまった。なお、2番チョン・スグンは1回裏史上2人目の通算450盗塁を達成。現在31歳のチョン・スグンは、39歳のチョン・ジュンホ(ウリ)の通算最多盗塁記録(532個)にどこまで近づけるか注目される。
(7回無失点と好投したラス。)
サムソン １−４ ＳＫ （仁川・文鶴）
（勝）キム・グァンヒョン ３勝１敗 （セーブ）チョン・デヒョン ２勝２Ｓ （敗）イ・サンモク １敗
（本塁打） サムソン ： シム・グァンホ １号
同率2位で並んでいた両チームの対戦は、ＳＫは19歳のキム・グァンヒョン、サムソンは36歳のイ・サンモクと、若手とベテランの両先発の投手戦となった。サムソンは3回表満塁のチャンスを逃し、イ・サンモクも打線の援護がないまま好投していたが、Ｓｋは6回裏2番パク・チェサン、3番キム・ジェヒョンのタイムリーで2点を先制した。サムソンは7回表キム・グァンヒョンから、途中出場の8番シム・グァンホのサムソン移籍後初本塁打で1点差とした。
ＳＫは7回裏8番ナ・ジュファンのタイムリーで2点を追加しイ・サンモクをノックアウトすると、8回以降はチョン・ウラム、守護神チョン・デヒョンの継投で相手の反撃を断ち、敗れたロッテと並んで同率首位に浮上した。7回1失点と好投したキム・グァンヒョンは3連勝。サムソンは4番シム・ジョンス、5番の新外国人クルーズが無安打と打線に元気がなかった。
(3連勝と好調のキム・グァンヒョン。)
ウリ ４−５ ハンファ （清州）
（勝）ヤン・フン １勝１敗 （セーブ）トーマス １敗２Ｓ （敗）ファン・ドゥソン １勝１敗
（本塁打） ハンファ ： クラーク ４号、イ・ボムホ ４号
ハンファは2回裏新球団ウリの先発ファン・ドゥソンから、プロ2年目にして初打点となる7番イ・ヨサンのタイムリーで2点を先制し、3回裏3番の新外国人クラークの本塁打で1点を追加した。ハンファの先発ヤン・フンは7回途中まで無失点と好投し、打線も7回裏5番イ・ボムホの本塁打でファン・ドゥソンをノックアウトすると、代わったウリの2番手チョン・ジュンホから1番イ・ヨンウの犠牲フライで5−0とリードを広げた。
ウリは8回表ハンファの3番手アン・ヨンミョンから2番チョン・ジュンホ、4番ブランボー(元オリックス)のタイムリーなどで3点を返し、9回表ハンファの新外国人トーマス(元北海道日本ハム)から代打カン・ジョンホのタイムリーで1点差とするが、同点に追いつけずハンファが逃げ切り、4月1日から3日まで敵地で3連敗してしまったウリ戦で初勝利した。イ・ボムホが3安打1本塁打と活躍し、今季初勝利のヤン・フンの好投も光った。
キア ９−１０ ＬＧ （ソウル・蚕室）
（勝）チョン・チャンホン ２勝１敗 （敗）ハン・ギジュ １敗２Ｓ
（本塁打） キア ： キム・ジュヒョン １号、チェ・ヒィソプ ２号
ＬＧは1回裏キアの先発の新外国人リマから3番パク・ヨンテクの内野ゴロの間に1点を先制し、4回裏6番チョ・インソンのタイムリー、9番クォン・ヨングァンへの押し出しの四球、1番イ・デヒョン、2番イ・ソンヨルのタイムリー、4番チェ・ドンスの犠牲フライで8−0とリードを大きく広げた。6連敗中のキアは5回表ＬＧの先発ポン・ジュングンから6番キム・ジュヒョンの本塁打で1点、6回表2番の新外国人バルデスとキム・ジュヒョンのタイムリーなどで3点を返し、点差をつめていく。
キアは9回表ＬＧの3番手イ・スンホから3番チャン・ソンホのタイムリーで1点を返すと、ＬＧはここで守護神ウ・ギュミンをマウンドに送った。もうこれ以上負けられないキアは代打に降格したチェ・ヒィソプの2ランで1点差に迫ると、ウ・ギュミンに代わった高卒新人チョン・チャンホンが2死2,3塁の場面で7番キム・ウォンソプの打球を悪送球してしまい、9−8と逆転を許してしまう。
8点差を逆転したキアは9回裏守護神ハン・ギジュをマウンドに送ったが、連打を浴び5番イ・ジョンヨルのタイムリーで同点に追いつかれると、代打キム・ヨンウに押し出しの死球を与えてしまい、ＬＧがまさかの逆転サヨナラ勝ちで今季初の3連勝となった。チョン・チャンホンは幸運にも今季2勝目。ＬＧでは1番イ・デヒョンが4安打1打点、イ・ジョンヨルが3安打1打点と活躍。一方キアは奇跡の逆転勝ちで連敗が止まるかに思われたが、泥沼の7連敗で最下位に低迷。1番イ・ヨンギュが3安打、キム・ジュヒョンが4安打と活躍。
