DAILY KOREAN PRO BASEBALL 2

1982年に発足し、2024年時点で10球団が加盟する韓国野球委員会(KBO)による韓国のプロ野球リーグ(通称KBOリーグ)に関するブログ。レギュラーシーズン、ポストシーズン(韓国シリーズなど)の試合速報や球団別の情報、現役プロ選手が含まれる野球韓国代表が出場する国際大会の情報などもお伝えします。 twitter : @kbodigest

  台湾プロ野球・興農と練習試合

 北京五輪世界最終予選(3月7−14日)に出場する韓国代表チームは4日、台湾・台中で予選開始前最後の練習試合を台湾プロ野球興農ブルズと行った。韓国代表の先発は、元メジャーリーガーのキム・ソヌ(トゥサン)で、2月25日の檀国大との練習試合に続いてこの試合でも好投し、3回1死まで無失点に抑えた。だが1番イ・ジョンウク(トゥサン)、2番コ・ヨンミン(トゥサン)、3番イ・スンヨプ(読売)、4番キム・ドンジュ(トゥサン)、5番イ・デホ(ロッテ)と本番さながらの打順で臨んだ打線は、興農の先発の日本人投手・井場(元北海道日本ハム)に3回を無得点に抑えられてしまう。
 その後チャン・ウォンサム(ウリ)、ウ・ギュミン(LG)、ファン・ドゥソン(ウリ)、韓国代表のリリーフ陣は得点を許さないが、打線が抑えられてしまいなかなか得点をあげられない。7回表にはキム・ドンジュの2塁打で先制点のチャンスを作るが、6番イ・ジニョン(SK)、7番イ・テックン(ウリ)が凡退して無得点に終わった。8回裏5番手ハン・ギジュ(キア)が2死1,2塁のピンチを招いてしまったが、ここはチョン・デヒョン(SK)が抑えた。 
 韓国代表は9回表、コ・ヨンミンの代打イ・ヨンギュ(キア)やイ・スンヨプのヒットでチャンスを作ると、キム・ドンジュのタイムリーでようやっと2点を先制した。さらにこの回イ・ジニョンのタイムリーで1点を追加した。最後はチョン・デヒョンが三者凡退で終わらせ、韓国代表が3−0で辛勝し、台湾での練習試合を5連勝で終えた。肩の痛みで試合出場が危ぶまれていたパク・チンマン(サムソン)はショートのスタメンでフル出場し、無難に守備機会をこなし順調な回復ぶりを見せた。
 韓国代表は5日休息を取り、7日の世界最終予選緒戦となる南アフリカ戦に臨む。