DAILY KOREAN PRO BASEBALL 2

1982年に発足し、2024年時点で10球団が加盟する韓国野球委員会(KBO)による韓国のプロ野球リーグ(通称KBOリーグ)に関するブログ。レギュラーシーズン、ポストシーズン(韓国シリーズなど)の試合速報や球団別の情報、現役プロ選手が含まれる野球韓国代表が出場する国際大会の情報などもお伝えします。 twitter : @kbodigest

  チョン・ジュンホなどと契約更改

 今季からプロ野球に参加する新球団ウリヒーローズは1日、チョン・ジュンホ投手(32)など現代に所属していた選手たち17名と契約更改を行った。
 2007年も先発要員として活躍したチョン・ジュンホは、2000万ウォン(約220万円)減の年俸1億1000万ウォン(約1220万円)となった。2006年は自己最多の14勝と活躍したが、2007年は26試合に登板、6勝10敗、防御率4.75の成績にとどまった。また中継ぎとして活躍したパク・チュンス投手(30)は、1000万ウォン(約110万円)増の年俸9000万ウォン(約1000万円)となった。2007年は54試合に登板、6勝4敗3S、防御率2.86の成績だった。また、2007年シーズン途中に兵役から復帰したマ・イリョン投手(26)は、1000万ウォン減の年俸5000万ウォンとなった。
 野手では、2007年セカンドのレギュラーに定着したキム・イルギョン(29)が800万ウォン(90万円)増の年俸4000万ウォン(約440万円)となった。2007年は117試合に出場、打率.247、3本塁打、26打点、9盗塁と自己最高の成績だった。また外野の控えとして活躍したユ・ハンジュン(26)は、200万ウォン(約22万円)増の年俸3700万ウォン(約410万円)となった。2007年は112試合に出場、打率.223、5本塁打、35打点、2盗塁の成績だった。
 ウリは外国人、新人、軍入隊選手を除く再契約対象者61名の選手中47名と契約更改を終えたが、ソン・ジマン(6億ウォン)、キム・スギョン(4億ウォン)、イ・スンヨン(3億5000万ウォン)、チョン・ミンテ(3億1080万ウォン)などの高額年俸選手たちの希望額と、人件費を抑え黒字経営を目指す球団側の提示とに大きな差があり、交渉に時間がかかっている。KBO理事会で年俸削減の制限枠が撤廃されたこともあって、選手会がこれに対して訴訟を起こす構えを見せるなど、騒動がおきている。これを受けて、KBO(韓国野球委員会)はウリの球団フロントに、7日まで年俸交渉を終わらせるよう定めた。また、イ・テックン、チョ・ヨンフン、チャン・ウォンサムなど北京五輪最終予選韓国代表候補に選ばれ、台湾でキャンプ中の選手とも契約更改を終えていない。
※1億ウォン=約1100万円