投資会社センテニアルインベストメント社がスポンサーを募集して運営する新球団のキャンプが14日、済州(チェジュ)島南部の西帰浦(ソグィポ)でイ・グァンファン新監督の指揮のもと始まった。資金難と度重なる球団売却交渉失敗で解散の危機にあった現代ユニコーンズの選手たちは、選手の全員雇用が保証されなかったことなどに怒り当初新球団への合流を拒否していたが、KBO(韓国野球委員会)の説得により、キャンプに参加することとなった。新球団はイ・グァンファン監督、イ・スンチョル首席コーチ、カン・ビョンチョル2軍監督などのコーチングスタッフが確定しているが、現在ユニフォームを作成中であり、選手たちは現代のユニフォームやトレーニングウェアを着てキャンプに参加している。キャンプは3月初旬まで行われる予定。
[握手を交わすイ・グァンファン監督(左)と現代の主将イ・スンヨン(右)。]
また、新球団のパク・ノジュン団長は14日ソウルでのKBO本部での団長会議にオブザーバーとして出席し、他球団の団長に資金力や経営方式について説明した。また、今週中にはメインスポンサーと正式契約を交わし、来週初め(18日ごろ)には発表する予定であると明らかにした。先日4日に覚書を交わした外資系企業とは、相手先の名前がマスコミの報道に出てしまったこともあり最終合意には至らず、複数の企業と交渉の最終段階にあることだけが分かった。その企業が国内の会社なのか、外資系なのかも一切明かされていないが、3年以上の長期契約を結ぶ予定であるという。19日には新球団の承認を審議することになるKBO理事会が開かれる予定で、センテニアル社としてはそれまでにメインスポンサーを決定したい意向であるようだ。