12月1日からの北京五輪予選(台湾・台中)に出場する北京五輪韓国代表チームは、11日出国しキャンプ地の日本・沖縄県に到着した。韓国代表は12日からボールパーク赤間(恩納村)で練習を開始するが、その前に代表候補選手と常備軍の選手2名ずつの入れ替えを行った。代表チームからはこれまでオリンピック、アジア大会など数多くの国際大会に出場してきた強打俊足の外野手パク・チェホン(SK)、腰痛により代表合宿に参加できないでいたベテラン左腕ク・デソン(ハンファ、元オリックス)が外れ、代表の練習相手となっていた常備軍からチャン・ウォンサム(現代)、ミン・ビョンホン(トゥサン)が代表候補入りした。
チャン・ウォンサムはプロ2年目の左腕投手で、2006年は12勝、今季は9勝をあげ主力投手として活躍し、11月からの韓国代表合宿での練習試合で、常備軍として3試合に出場し、代表チームを抑えその実力が高く評価された。ミン・ビョンホンは今季トゥサンの外野のレギュラーに定着した20歳の若手選手で、キム・ギョンムン代表監督(トゥサン)の指導の下その俊足を生かし30盗塁を記録し、守備にも定評がある。今後も代表合宿の練習試合を通じて、代表候補と常備軍の入れ替えが行われると思われる。
なお、出場が期待され代表候補に入っていたイ・スンヨプ(読売)は左親指の手術、キム・ビョンヒョン(マーリンズ)は米国永住権の獲得など個人的な事情のため、五輪予選には出場しない見込み。