DAILY KOREAN PRO BASEBALL 2

1982年に発足し、2024年時点で10球団が加盟する韓国野球委員会(KBO)による韓国のプロ野球リーグ(通称KBOリーグ)に関するブログ。レギュラーシーズン、ポストシーズン(韓国シリーズなど)の試合速報や球団別の情報、現役プロ選手が含まれる野球韓国代表が出場する国際大会の情報などもお伝えします。 twitter : @kbodigest

  いよいよ8日開幕  SK、緒戦は中日戦

 アジアシリーズ2007開幕を翌日に控えた7日、韓国代表・SKは前日6日に引き続き会場となる日本・東京ドームで練習を行った。8日18時からの緒戦の日本代表・中日戦は、今季LGから移籍した韓国人選手イ・ビョンギュとの対決ということで、大いに注目を集めている。6日の記者会見で、キム・ソングン監督は中日戦の先発に19歳の若き左腕キム・グァンヒョンの名をあげたが、最終決定ではなく当日まで未定のようであり、早速心理戦が始まっているようだ。
 なお、7日の練習中に2000−01年、04年と3年間SKに在籍した台湾代表・統一の外国人打者ティルソン・ブリトーが古巣を訪れ、イ・ジニョンらかつての同僚と旧交を温めた。ブリトーは2006年から統一に在籍し、今季は本塁打王打点王の二冠王となり活躍した。10日の統一戦では、統一強力打線の中心であるブリトーを抑えられるかどうかが、勝敗の鍵を握りそうだ。また、今季SKのチーム最多勝投手(17勝)となった外国人投手レイボーンは、2006年大会に台湾代表La Newの一員として出場し、今大会でも先発としての起用が予想され、別の国家の代表チームに所属して2年連続出場する初めての選手となりそうだ。

[旧交を温めるブリトー(左)とイ・ジニョン(右)。]
 2005年から始まったアジアシリーズは、千葉ロッテ北海道日本ハムと日本代表がそれぞれ無敗で連覇している。投打ともに他球団より抜きん出ており公式戦で独走優勝し、韓国シリーズも開幕連敗スタート後4連勝でトゥサンを下して優勝し、その強さと勢いを存分に見せ付けたSKが、韓国勢としての初優勝の期待がかかる。日本代表中日の牙城を崩すのは容易ではなく、難敵の台湾代表・統一戦も控えているが、名将キム・ソングン監督の采配が見ものである。