トゥサン ８−５ キア （光州）
（勝）リオス ２１勝５敗 （セーブ）キム・ミョンジェ ３勝７敗１Ｓ （敗）シン・ヨンウン ８勝１０敗
（本塁打） トゥサン ： コ・ヨンミン １２号、チェ・ジュンソク １５号、チェ・サンビョン ７号 キア ： イ・ヒョンゴン ２号
トゥサンは1回表キアの先発の新人オ・ジュンヒョンから3番コ・ヨンミン、4番チェ・ジュンソクの連続本塁打で3点を先制するが、キアはその裏トゥサンの先発リオスから現在首位打者(.339)の3番イ・ヒョンゴンの本塁打で1点を返し、3回裏6番キム・ウォンソプのタイムリーなどで3−3の同点に追いついた。3回途中から登板したキアの2番手の高卒新人ヤン・ヒョンジョンが好投し相手に勝ち越し点を与えず、打線は5回裏8番キム・サンフンのタイムリーで1点を勝ち越すと、6回裏4番チャン・ソンホの犠牲フライで1点を追加し、外国人投手初の20勝を達成した斗山のエース、リオスから6回までに5点を奪った。
だがトゥサンは7回表キアの3番手シン・ヨンウンから5番ホン・ソンフンのタイムリーで1点を返すと、代わったキアの4番手ムン・ヒョンジョンから満塁の場面で8番チェ・サンビョンが走者一掃となるランニングホームランを打ち、8−5と逆転した。7回以降は高卒新人イム・テフン、キム・ミョンジェなどが相手の反撃を断つと、2位トゥサンが逆転勝ちで6連勝し、試合のなかった首位ＳＫとのゲーム差を4に縮めた。
登板過多気味のリオスは6回5失点と今季最悪に近い内容だったが、打線の援護で最多勝争い独走の21勝目。最下位キアはトゥサンの11安打を上回る14安打を打ったが、打線がつながらず大量点には結びつかず、今季起用に悩まされ続けた中継ぎ陣が打たれてしまった。5番チェ・ヒィソプが3安打と活躍。なお4番チャン・ソンホは5回裏に史上3人目となる通算500二塁打を達成。
サムソン ４−７ ハンファ （大田）
（勝）リュ・ヒョンジン １６勝７敗 （セーブ）ク・デソン １勝６敗２５Ｓ （敗）マゾーニ ６勝１１敗
（本塁打） サムソン ： シム・ジョンス ２８号
サムソンは1回表ハンファの先発リュ・ヒョンジンから4番シム・ジョンス、5番パク・チンマンのタイムリーで2点を先制したが、ハンファはその裏サムソンの先発マゾーニから2番キム・ミンジェのタイムリー、4番キム・テギュンの犠牲フライで同点にした。サムソンは2回表9番シン・ミョンチョルのタイムリーで1点を勝ち越すと、3回表シム・ジョンスの本塁打で1点を追加した。ハンファは4回裏マゾーニから満塁のチャンスを作ると、代わった2番手チョン・ヒョヌクから9番コ・ドンジンへの押し出しの四球などで4−4の同点に追いつくと、代わった3番手アン・ジマンの暴投や相手のエラー、3番クルーズのタイムリーなどで3点を勝ち越した。
不安定な内容だったリュ・ヒョンジンは5回4失点で降板すると、その後はチェ・ヨンピル、ソン・ジヌのベテラン投手陣、守護神ク・デソン(元オリックス)が抑え、3位ハンファが逆転勝ちし4位サムソンとのゲーム差を1.5に広げた。リュ・ヒョンジンは打線の援護に恵まれ、レイボーン(ＳＫ、元広島)と並ぶ最多勝争い2位タイの16勝目。打線ではキム・ミンジェが3安打1打点と活躍。この試合では肝心なところでエラーや暴投で自滅したサムソンは4連敗で、公式戦3連覇の可能性がなくなっただけでなく、ポストシーズンにプレーオフから出場できる2位の座が遠のいている。3番ヤン・ジュンヒョクが3安打と活躍し、シム・ジョンスはイ・デホ(ロッテ)と並ぶ本塁打王争い2位タイの28号本塁打を打った。
[3安打と活躍したキム・ミンジェ。]
