ＳＫ ４−２ ハンファ （大田）
（勝）ロマノ ８勝２敗 （セーブ）チョン・デヒョン ２勝１敗２０Ｓ （敗）チェ・ヨンピル ３勝２敗２Ｓ
（本塁打） ＳＫ ： チョン・グヌ ８号
首位ＳＫと2位ハンファの首位攻防戦は、ハンファが3回裏ＳＫの先発ロマノ(元広島)から3番クルーズ、5番イ・ボムホのタイムリーで2点を先制した。ハンファの先発チェ・ヨンピルはＳＫ打線を抑えていたが、ＳＫは6回表3番パク・キョンワンのタイムリーで2−2の同点に追いつくと、4番イ・ホジュンの内野ゴロの間に1点を勝ち越し逆転した。さらに7回表途中出場の9番チョン・グヌの本塁打で1点を追加した。
ロマノは5回2失点で降板すると、6回以降はチョ・ウンチョン、守護神チョン・デヒョンの継投で相手の反撃を断ち、ＳＫが逆転勝ちし2位ハンファとのゲーム差を6.5に広げた。チョン・デヒョンは自身初の20セーブをあげ、守護神としての地位を確立した。1番イ・ジニョンが3安打と活躍。ハンファは不安定だったロマノをとらえきれず、ＳＫの継投にかわされてしまった。
[自身初の20セーブをあげたチョン・デヒョン。]
現代 ４−３ トゥサン （ソウル・蚕室）
（勝）ファン・ドゥソン ６勝３敗 （セーブ）ソン・シニョン １勝２敗１２Ｓ （敗）ノ・ギョンウン １勝１敗
（本塁打） トゥサン ： コ・ヨンミン ７号、カン・ドンウ １号
現代は1回表、トゥサンの先発キム・ミョンジェから3番イ・テックン、5番イ・スンヨンのタイムリーで2点を先制し、2回表1番チョン・ジュンホのタイムリーで1点を追加した。トゥサンは3回裏現代の先発ファン・ドゥソンから3番コ・ヨンミンの2ランで反撃し、4回裏7番カン・ドンウの本塁打で3−3の同点に追い付く。現代は5回表トゥサンの2番手ノ・ギョンウンからイ・スンヨンのタイムリーで1点を勝ち越した。
現代はそれ以降トゥサンの3番手キム・スンフェから追加点を奪えなかったが、ファン・ドゥソンは5回で降板すると、6回以降はチョ・ヨンフン、抑えに定着したソン・シニョンの継投で1点差を守りきった。6月初めまでは好調で首位打者だったが負傷により戦線離脱し、7月1日に1軍復帰した36歳のベテランのイ・スンヨンが、決勝タイムリーを含む2打点と活躍。3位トゥサンは先発キム・ミョンジェが3回持たず降板してしまったのが誤算で、ＳＫとのゲーム差が7に開いた。
[決勝タイムリーを打ったベテランのイ・スンヨン。]
ＬＧ １−１ ロッテ （馬山）
（本塁打） ＬＧ ： チェ・ギルソン １号
ＬＧは4回表ロッテの先発チャン・ウォンジュンから6番チェ・ギルソンの本塁打で1点を先制した。ロッテは6回裏ＬＧの先発パク・ミョンファンから3番パク・ヒョンスンのタイムリーで1−1の同点に追い付くが、チャン・ウォンジュン、パク・ミョンファンともに8回まで1失点に抑える投手戦が続いた。ロッテは9回裏ＬＧの2番手キム・ミンギからサヨナラ勝ちのチャンスを作るが、ここで守護神ウ・ギュミンが登場し見事に抑え、試合は延長に突入した。
ロッテはイム・ギョンワン、守護神カブレラなどの好投で勝ち越し点を与えず、12回裏ＬＧの4番手チョン・ジェボクからサヨナラ勝ちのチャンスを作るが、代わった5番手リュ・テッキョンが抑え、4時間20分にも及んだ試合は規定により引き分けに終わった。ＬＧは7安打、ロッテは6安打の投手戦だった。
サムソン ２−６ キア （光州）
（勝）キム・ヒィゴル ２勝１敗 （セーブ）ハン・ギジュ １勝２敗１７Ｓ （敗）チョン・ビョンホ ５勝５敗
（本塁打） キア ： ハン・ギュシク １号、キム・ジョングク ３号、チョ・ギョンファン ５号 サムソン ： ヤン・ジュンヒョク １７号
この試合から元メジャーリーガーとして鳴り物入りで入団し期待されたが、全く打てずわき腹痛で2軍落ちした長距離砲チェ・ヒィソプが1ヵ月半ぶりに1軍に復帰し、4番1塁で先発出場した。キアは2回裏サムソンの先発チョン・ビョンホから7番ハン・ギュシクの本塁打で1点を先制し、3回裏5番イ・ジェジュ、6番チョ・ギョンファンのタイムリーで2点を追加した。サムソンは4回表キアの先発キム・ヒィゴルから5番パク・チンマンのタイムリーで1点を返すと、6回表キアの2番手ロドリゲスから3番ヤン・ジュンヒョクの本塁打で3−2と1点差に迫った。
キアは6回裏サムソンの2番手アン・ジマンから1番キム・ジョングクの2ランでリードを広げると、7回裏サムソンの3番手ユン・ソンファンからチョ・ギョンファンの本塁打でダメを押した。その後ムン・ヒョンジョン、守護神ハン・ギジュの継投で相手に得点を許さず、最下位キアが勝利し本拠地光州(クァンジュ)での連敗を5で止めた。チェ・ヒィソプは3打数1安打だった。2番イ・ヨンギュ、チョ・ギョンファンが3安打と活躍。5位サムソンは投打ともに最下位キア相手に主導権を奪えず、上位進出をうかがうには厳しい戦いが続いている。
