ロッテ ４−６ ＳＫ （仁川・文鶴）
（勝）レイボーン １１勝２敗 （セーブ）チョン・デヒョン ２勝１敗１９Ｓ （敗）ソン・ミンハン ８勝６敗
（本塁打） ロッテ ： キム・ジュチャン ４号、カン・ミンホ ７号 ＳＫ ： チョン・ギョンベ ３号、パク・チェホン １２号
首位ＳＫは2回裏、ロッテの先発ソン・ミンハンから7番チョン・ギョンベの2ランで先制し、ロッテは4回表ＳＫの先発レイボーン(元広島)から6番キム・ジュチャンの本塁打で1点を返した。レイボーンは8回途中で降板し、ＳＫは8回裏ロッテの2番手カブレラから代打パク・チェホンの満塁本塁打で4点を追加した。パク・チェホンは史上8人目の通算250号本塁打を達成。
ロッテは9回表ＳＫの3番手チョ・ウンチョンから5番カン・ミンホの3ランで反撃するが、最後は守護神チョン・デヒョンが抑え、ＳＫが最近4連勝、本拠地・文鶴(ムナク)では9連勝、対ロッテ戦8連勝を決めた。レイボーンは最多勝争いトップのリオスを1勝差で追いかける今季11勝目。ロッテ打線はエースのソン・ミンハンの7回2失点の力投を見殺しにし、3連敗となり首位ＳＫの勢いを止められなかった。
ハンファ ５−３ ＬＧ （ソウル・蚕室）
（勝）リュ・ヒョンジン ９勝４敗 （セーブ）ク・デソン １勝３敗１１Ｓ （敗）シム・スチャン １勝２敗１Ｓ
（本塁打） ＬＧ ： チョ・インソン ８号
この試合も、7日に続き北京五輪日本代表・星野仙一監督が視察する中行われた。特に韓国代表入りが確実で、今季も三振の山を築きハンファのエースとなっている先発リュ・ヒョンジンに耳目が注がれた。ハンファは3回表、ＬＧの先発シム・スチャンから4番キム・テギュンのタイムリーで1点を先制するが、ＬＧはその裏リュ・ヒョンジンから8番チョ・インソンの本塁打、4番バルデス(元福岡ダイエー)のタイムリーで2−1と逆転した。
ハンファは4回表7番ハン・サンフンの打球を相手がエラーし同点とすると、代わった2番手チョン・ジェボクから1番コ・ドンジンの内野ゴロの間に3−2と逆転した。リュ・ヒョンジンは不安定な内容で、6回途中2失点で降板した。ハンファは7回表、ＬＧの5番手リュ・テッキョンから8番シン・ギョンヒョンのタイムリーで1点を追加したが、ＬＧもその裏ハンファの2番手アン・ヨンミョンから3番チェ・ドンスのタイムリーで1点を返した。
ハンファは8回表ＬＧの守護神ウ・ギュミンからキム・テギュンの犠牲フライで1点を追加すると、クォン・ジュンホン、守護神ク・デソン(元オリックス)の継投で相手の反撃を断ち、逆転勝ちした。2位ハンファは4位ＬＧとのゲーム差を2に広げた。両チームともに11安打ずつで残塁も多く、延長戦に入らなかったのに試合時間は4時間15分にも及んだ。なお、ＬＧのキム・ジェバク監督は史上5人目の監督通算1500試合出場を達成。
[力投し今季9勝目をあげたリュ・ヒョンジン。]
[蚕室野球場で視察する北京五輪日本代表・星野仙一監督(上)や田淵幸一コーチ(右)。]
トゥサン ５−１ サムソン （大邱）
（勝）リオス １２勝３敗 （敗）ブラウン ６勝６敗
（本塁打） トゥサン ： キム・ドンジュ １２，１３号
トゥサンは3回表サムソンの先発ブラウン(元阪神)から、1番イ・ジョンウクのタイムリーと4番キム・ドンジュの3ランで4点を先制した。トゥサンの先発リオスはエースらしい投球でサムソンを無得点に抑えていく。トゥサンは7回表、サムソンの2番手イム・ドンギュからキム・ドンジュのこの試合2本目となる本塁打で1点を追加した。
サムソンは9回裏トゥサンの2番手の高卒新人イム・テフンから5番パク・チンマンの犠牲フライで1点を返したが、最後の満塁のチャンスも守護神チョン・ジェフンに抑えられ反撃もここまでだった。3位トゥサンは敗れた4位ＬＧとのゲーム差を1.5に広げた。リオスは自身の連勝を10に伸ばし、最多勝争いトップの12勝目。主砲キム・ドンジュは3安打2本塁打4打点と活躍。
キア ４−２ 現代 （水原）
（勝）ハン・ギジュ １勝２敗１６Ｓ （敗）ノ・ビョンオ １勝１敗
最下位攻防戦となったこの試合は、最下位キアが1回表現代の先発キム・スギョンから5番ソン・サンのタイムリーで2点を先制した。現代は3回裏キアの先発シン・ヨンウンから5番イ・スンヨンのタイムリーで1点を返したが、不安定な内容のシン・ヨンウンをとらえきれず、キアは6回以降ロドリゲス、チョン・ウォンの継投で1点差を守っていく。現代は9回裏キアの守護神ハン・ギジュから、4番ブランボー(元オリックス)のタイムリーで2−2の同点に追い付き、試合は延長に突入する。
キアは11回表現代の4番手ノ・ビョンオから、9番ハン・ギュシクのタイムリーで2点を勝ち越した。最後は8回から投げ続けているハン・ギジュが抑え、キアが延長戦を制し7位現代とのゲーム差を6.5とわずかに縮めた。守護神ハン・ギジュが今季初勝利。現代はキアの10安打を上回る12安打を記録しながら、打線がつながらなかった。イ・スンヨンが3安打1打点と活躍。前日7日5年ぶりの勝ち星をあげたノ・ビョンオは、期待にこたえられず決勝点を許してしまいこの試合は敗戦投手となってしまった。
[延長11回表、決勝タイムリーを打ったハン・ギュシク。]
