DAILY KOREAN PRO BASEBALL 2

1982年に発足し、2024年時点で10球団が加盟する韓国野球委員会(KBO)による韓国のプロ野球リーグ(通称KBOリーグ)に関するブログ。レギュラーシーズン、ポストシーズン(韓国シリーズなど)の試合速報や球団別の情報、現役プロ選手が含まれる野球韓国代表が出場する国際大会の情報などもお伝えします。 twitter : @kbodigest

  サットンが退団  新外国人ロドリゲスが入団

 キアは20日、外国人打者ラリー・サットン(37)に代わる外国人選手としてフェリックス・アントニオ・ロドリゲス投手(34)の入団を発表した。契約金は5万ドル(約610万円)、年俸は20万ドル(約2420万円)の合計25万ドル(約3030万円)。
 ロドリゲスは1995年ドジャースで初めて米国・大リーグに昇格し、1999年から2003年までジャイアンツで中継ぎとして活躍した。特に2001年には80試合に登板、9勝をあげる活躍だった。その後フィリーズヤンキースなどに移籍し、2006年はナショナルズに在籍、今季はマーリンズのキャンプに参加したが開
幕メジャーに残れず、退団した。大リーグ通算11年間の成績は563試合に出場、38勝26敗11S、防御率3.71。
 大リーグでは中継ぎとして活躍してきたが、キアでは先発として起用される方針。エースとして期待されたキム・ジヌが故障により今季まだ1度も登板できず、2006年14勝をあげたが日本プロ野球東京ヤクルトに移籍したグレイシンガー(日本での登録名はグライシンガー)の穴も埋まっていない。ロドリゲスは悩めるキア投手陣の救世主になれるか。
 サットンは2005年現代に入団し、アメリカから韓国へ活躍の舞台を移した。指名打者で左の大砲として活躍し、2005年には35本塁打、102打点で打撃二冠王になった。だが2006年はひざの故障で93試合にしか出場できず、あまり活躍できなかった。今季から活躍の舞台をキアに移したが、主にレフトを守り34試合に出場し打率.274、3本塁打、10打点と主砲としては役不足で、元大リーガーの長距離砲チェ・ヒィソプの入団により守るポジションがなくなり、立場が微妙になっていた。サットンは本人との合意により任意引退選手となった。韓国での3年間の通算成績は246試合に出場、打率.279、240安打、57本塁打、173打点、0盗塁。