プロ野球の開幕を2日後に控えた4日、8球団の監督、スター選手2名ずつが一堂に会して行われる2007年プロ野球メディアデー(マスコミ対象の前夜祭のようなもの)がソウルで開催された。各球団の監督や選手たちがシーズンへの抱負を語るだけでなく、開幕投手も発表された。
サムソン : ブラウン(元阪神)−トゥサン : リオス
ハンファ : リュ・ヒョンジン−SK : レイボーン(元広島)
現代 : キャラウェイ−ロッテ : ソン・ミンハン
キア : ユン・ソンミン−LG : パク・ミョンファン
このうちリオスはキア時代を含め5年連続開幕投手の大役を務めることになった。2006年高卒新人ながらタイトルを総なめにしプロ野球に旋風を巻き起こしたリュ・ヒョンジンも開幕投手となった。また、SKの新外国人レイボーンはいきなりの大役を任せられるところに、期待の大きさが現れている。レイボーンは2006年台湾プロ野球・La Newで17勝をあげる活躍を見せ、示範競技でも好投した。
なおキアは当初韓国人エースのキム・ジヌが開幕投手に予定されていたが、状態が悪く抑えから先発に転向した20歳の若手ユン・ソンミンが指名された。トゥサンからLGへ総額40億ウォンでFA移籍したパク・ミョンファンも開幕投手となった。
これに先立ち各球団26名ずつの開幕1軍メンバーが発表された。2006年史上初の200勝投手となった大ベテランの41歳の左腕ソン・ジヌが、ひじ痛のためまったく投げられる状態でなくリハビリのため、7年ぶりに開幕1軍から外れた。その他の故障者や負傷者では、シム・ジェハク、チャン・ムンソク(以上キア)、イ・ジニョン、イ・ホジュン(以上SK)、ホセ(ロッテ)などが開幕1軍から外れた。なお、手術からリハビリ中のペ・ヨンス(サムソン)、チョ・ヨンジュン(現代)などは今季の出場が微妙である。
新人はヤン・ヒョンジョン(キア、投手)、イム・テフン(トゥサン、投手)など7名が開幕1軍入りした。特にキアは3名が登録された。なお最も注目を浴びていた大物高卒新人キム・グァンヒョン(SK)は、10日の地元開幕戦(仁川・文鶴野球場:対サムソン)が予想され、開幕1軍からは外れた。
(文責:ふるりん)