19日農協による買収が中止され、球団売却問題に揺れる現代ユニコーンズの新しい買収先として、米国・ロサンゼルスに本社を置く韓国系不動産投資専門会社「プロステートホールディングスカンパニー」が浮上した。同社は韓国系アメリカ人が経営しており、22日電話でKBO(韓国野球委員会)に買収の意思を伝えた。同社は買収に成功した場合、ソウルか全羅北道・全州(チョンジュ)を本拠地として希望している。
規約上外資がプロ野球チームを経営することには問題がない。だが現代も含めた韓国プロ野球8球団はすべて国内の10大財閥が運営しており、外資の参入には抵抗が予想される。また、同社が年間200億ウォン(約26億円)を超える赤字は必至と言われるプロ野球の経営に耐えうるかも不明である。今後KBOは同社に買収計画や球団経営方針などの書類提出を求め、理事会を開き他の7球団の意見も聞き買収の是非を判断する。